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私:
まず、今年問題になった 高血圧治療薬ディオパン
の話しからこのコラムは始まっているね。
この薬は 高血圧患者
がのむと 脳卒中にかかりにくいという効果
で売りだした。
しかし、薬のデータが 製薬会社に有利に操作 されていたということがわかり問題となる。
俺の知人でこの薬を処方され、怒っていた。
A氏
:俺もこの記事は読んだが、この 実証的な「効果」
というのは、 高血圧の患者
3031人を 2つのグループ
に分け、 一方だけにディオパンをのませ
て、その後の比較をした結果によるんだね。
すると、 ディオパンをのんでいる人
は 1000人あたり年間5.6人
、のんでいない人は 10.4人
、 脳卒中
になったというんだね。
たしかに 脳卒中のリスクは半減
したことになる。
これが、 でっち上げた「効果」
だ。
私 :しかし、筆者が言うように、このデータを 斜めから読めば 、 ディオパン をのんでも 脳卒中 になる人もいるし、のんでものまなくても、 ほとんどの人は脳卒中にならない ことになる。
確率 の問題だね。 「絶対に有効」な治療法など存在しない という。
この後、物理学の話に入る。
A氏:それは飛ばして読んだよ。
身近な確率の例で筆者は 天気予報の降水確率が10%
なら 傘を持たない
という。
しかし、 確率だから雨も降ることもある
。
その場合は、損をするが、 損が気にならない程度だから腹が立たない
という。
私
:ところが 原発事故
なら話が違う。
既存の原子炉が損傷する深刻な事故
の 発生確率
は、 国際原子力機関
が掲げる目標は「 原発1基あたり1万年に1回
」だという。
A氏 :「 1万年に1回 」どころか、「 永遠にゼロ 」がいいが、それは「 絶対に有効」な治療法を求めるに等しくムリ だね。
私
:「 1万年に1回
」ならいいのか、 それでも嫌なのか
。
選択は「 人
」だね。
科学は確率しか言わない
。
もう、日本では原発事故で多くの被害者が出ていて 、被害者の一生をメチャメチャにしている。
「 1万年に1回
」でも俺は嫌だね。