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A氏 :先週 20日 の朝日新聞の 池上彰 の「新聞ななめ読み」 欄で、君がブログ「 PISA 日本の学力回復傾向・4日新聞報道 」でとりあげた 新聞報道 の「 ななめ読みを 」していたね。
私
: 池上氏
は、 2012年
の PISA
の結果で 朝日新聞
の「 学力向上傾向
」と 読売新聞
の「 復調傾向
」と報じている点にコメントしているね。
PISAは 2000年
の 第1回
以来、 3年毎
に行っているので、 2012年
を含めて過去 5回
やっている。
その 順位比較
で、 日本の15歳の生徒の学力レベル
を論じているのだが、 池上氏
は、比較するには気をつけないといけないのは、 この4回は同一条件でない
としているね。
まず、 PISA参加国・地域数
が違う。
00年
は 32カ国
、 03年
は 41カ国・地域
、 06年
は 57カ国・地域
、 09年
と 12年
は 65カ国・地域
と増えている。
A氏 :しかし、参加国数が増えても、 あまり学力の高くない国 が参加しても、 上位グループの順位 には変わりがないのではないのかね。
私
:そうだね。
参加国
が増えたことで 上位グループ
に登場するようになったのは、 香港、台湾、シンガポール、上海などと少ない
ので、あまり 上位グループの順位
には大きく影響はないと思うね。
しかし 池上氏 は、 参加国・地域が増えても 12年 は日本の順位が上がったのだから 、 読売新聞 の「 復調傾向 」はおかしく、 朝日新聞 の「 向上傾向 」のほうが 妥当だ としているね。
A氏 :次に、 PISAでの日本の成績 と「 ゆとり教育 」の関係だね。
03年、06年 の PISA で 日本の成績が大幅に順位をさげた のは「 ゆとり教育 」のせいだと 読売新聞 は報じている。
私 :これについて、 池上氏 は 厳しい批判 をしているね。
「 ゆとり教育 」が始まったのは 小学校、中学校 で 02年度 からだ。
「 ゆとり教育
」を わずか
1年
が 03年
の PISA
で成績が悪いことになるのは、おかしい。
06年
の成績の悪いことは「 ゆとり教育
」のせいだといえるかもしれないが、 03年
には言えないね。
A氏 :逆に「 脱ゆとり教育 」が 中学校で全面実施 されたのは 12年 だから、 12年 のPISA を受けた生徒は「 脱ゆとり教育 」を 受けていない 。
それなのに、 03年、06年 の PISA より 12年 は 格段の好成績だ 。
だから、 読売新聞 の 12年 のPISAの好成績 は 「『 ゆとり教育 』 からの転換 で 学力が着実に向上した 」という報道は、 矛盾することになる ね。
私
: 池上氏
は「 自分たちの成果だ
」と 誇示したい文科省の発表
に 誘導された
と厳しく指摘しているね。
これは 朝日新聞
も同様に 誘導され記事
を書いているね。
発表されたことをうのみにせず
、 論理的に分析するという学力をPISAは求めている。
この記事を書いた記者 は
、その学力を持っているのか
、と 池上氏
は皮肉をきかしてコメントしているね。