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あるいは、「 決められたことだから仕方ない 」と言っているのに、「 わが国のためだから当然である 」というように 攻撃的な表現 を要求されるという。
A氏
: 北朝鮮の独裁色
と 攻撃的な性質
の「 共同幻想
」のイメージ作りかね。
敵視イメージ
となりやい。
一時、マスコミが 北朝鮮
とだけ言わず、必ず「 朝鮮民主主義人民共和国
」と言い添えていた時期があったね。
あれはどういう 圧力
があったのかね。
それがいつの間にか消えたね。
何故だろう。
私 : 北朝鮮 が 人工衛星 と称して打ち上げた ロケット を日本のマスコミは ミサイル と報じているが、外国のマスコミはロケットとしているという。
A氏 : ミサイル とすると 恐怖感 を与えるね。
私
:言葉は注意しないと「 共同幻想
」を作りやすい。
例えば、 日米安保条約
は 条約・Treaty
だ。
集団自衛権
が前提となる 同盟Alliance
ではない。
ところが、ときどき、最近「 日米同盟
」とか、「 同盟関係
」とか表現されることが多くなっているという。
A氏 :だから、 集団自衛権の解釈 が問題になってくるのかね。
私
:戦争の話になるが、 2010年
のある シンポジュウム
でその年、 97歳
になる 元皇軍兵士
が 日中戦争で行った残虐行為
について自ら行ったことを証言している。
これを著者はとりあげている。
初年兵
には柱に括りつけられ身動きできない 中国人捕虜
を 着剣した銃でつかせる
。
躊躇すると古年兵に半殺しにされる。
ピンタなどの 私的制裁
も日常的だ。
こうして、 初年兵たち は、普通なら持ち合わせているはずの 感情や良識や人間性 を 暴力によって根こそぎ奪われ 、ただ上官の命令に反射的に服従し、 命令さえあれば平気で人間を虐殺する機械 に変わっていく。
A氏 : ホロコースト のナチスの アドルフ・アイヒマン も「 命令だったから 」と言っているね。
私
: 米軍
も同じだね。
第2次大戦後
、前線における 米軍兵士の発砲率
が 20%以
下と低かったので、兵士教育を見直す。
射撃訓練の的
を従来の 円形
だったのを 人の形
にして、 人の命を奪うことに対する抵抗感
を少なくするようにした。
入隊したばかりの兵士たちは 情感を徹底的に剥奪され、倫理観や人格を壊される
。
A氏 :旧日本軍の初年兵教育が参考にされたとのことだ。
私
:これにより 米軍の最前線の攻撃効率は 2倍
に向上
し、 ベトナム戦争
で効果を出す。
しかし、 心を壊された帰還兵
の多くは、 除隊後も日常生活に復帰できず、犯罪者となるケースが相次いだ。
A氏 : ハリウッド映画の 「 ラ ンボー 」や「 ディア・ハンター 」 の主人公がそうだね。
「 ディア・ハンター 」では主人公が帰還後、 鹿狩 に行き、目の前に 立派な鹿 がいるのに引き金を引けなくなるのだね。
私
:そこで 米軍
は ハイテク兵器の開発路線に変更する
。
湾岸戦争とイラク戦争の初期
がそうだね。
ところが イラク戦争後期の
バグダッド侵攻
で 市街戦
となり、再び心を壊された米兵が 虐待や虐殺に走る。
この シンポジュウムの元皇軍兵士の
証言の後の質疑応答時間で
「 もし、また同じような状況になったら貴方はどうしますか
」
という聴衆の質問に対し、証言した 元皇軍兵士
は
「 また同じようにするでしょう。
皆さんもそうです。
それが戦争です
」
と苦しそうに答えたという。