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私:昨日の新年号
に続き、 1月10日発売
の 「文藝春秋」2月号
からの 田原総一朗氏の「ドキュメント・原発戦争」の連載2回目
をとりあげる。
福島第1原発事故
を受けて、 事故の調査
で 2つの委員会
が発足した。
1つは 、 政府事故調 で、 2011年6月 政府に設置 され、 畑村洋太郎 委員長 以下 10人の委員の構成 。
もう1つは 、 2011年10月 国会に発足した 国会事故調 で 黒川清 委員長 以下 10人の委員の構成。
田原総一朗
氏は、まず、「 失敗学
」の 畑村委員長
に「 福島原発事故という未曾有の『失敗』の一番の原因は何か
」と聞く。
畑村氏
は「 一言で言えば自分たちの考える範囲を決めてしまって、その中でしか考えなかったことだ
」
「 自分たちにとって、つごうの悪い事実、あっては困る事実を見ようとしなかった
」
と言う。
A氏 :報告書では 吉田昌郎 元所長 は「 設計基準を超える自然災害が発生することや、それを前提とした対処を考えたことはなかった 」とあるそうだね。
私 : 原発を推進する立場の資源エネルギー庁 と、 規制する立場の原子力・安全保安院が同じ経産省の中に同居していた問題 は、そもそも、 保安院 は 炭鉱事故の安全管理 をするためにあったので、 鉱山会社と協力しようという考え方の組織 だという。
A氏
:そういう 歴史的な経緯
があったんだね。
いずれにせよ、 独立した原子力規制委員会
を設置したね。
私 : 規制委員会を作ったから、それでいいということはない と 畑村 氏は言う。
絶対安全
はないのだから、「 危険だけど使う
」というところから対策すべきだという。
だから、 原発再稼働
には 地元住民が逃げる計画
を作ることが先になる。
除染 の問題では、 政府 は 年間被曝線量 1ミリシーベルト 以下 を目標にしているが、 専門家の多くは 5ミリシーベルト までは問題ない という。
A氏
: 低線量の好ましい効果
を言う専門家がいるが 政府もマスコミも無視
だね。
どうなっているのかね。
私
:ところで、事故には 誰にでも気がつかない未知の部分
がどうしてもある。
その 未知の部分
が残っていることを認めた上で、 それでいいから再稼働
して使いましょうというのが 正しい論理
だという。
A氏
: 安全委員会の審査
をパスしたから安全ではない。
「 絶対安全
」の考えから基本的に脱却すべきだね。
私 : 小泉純一郎元首相 の「 脱原発宣言 」については、原発を停止するにせよ、再稼働するにせよ、 原発に関する知見を常に最新のものに更新して原発の技術を生きている状態にすべきだ という。
エネルギー問題を 一時的な「空気」の流れ で解決すべきでないという。
しかし、 畑村氏
は 原発のエネルギー
は個人的に長く続けられないのでは思うという。
人間が作り自然界にない プルトニウム
を含む 使用済み核燃料の最終処分方法
は全く決まっていない。
それなのに、 そのうちなんとかなるだろうと先送りしている状況
には疑問を感ずるという。
原発を再稼働
するなら、この 使用済み核燃料の問題と正面から向き合わないといけない
と 畑村
氏は言う。
明日は、 もう1つの事故調査委員会 の 国会事故調 の委員長の 黒川清 氏への田原氏のインタビューにふれよう。