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2014.04.30
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資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)[本/雑誌] / 水野和夫/著

16 世紀末から 17 世紀初頭の ジェノヴァ をはじめとする イタリア資本 は、「 山のてっぺんまでブドウ畑 」となるほど、資本が投下され、投下先に限界が来る。

 「 地中海経済圏 」という空間のなかで成功してしまい、 既存の空間内 で利潤をこれ以上得ることがむずかしくなる。 利子率も低下 する。

 そこでまず ジェノヴァ はスベインの国王に投資するようになり、「 地中海経済圏 」から「 欧州大陸圏 」に投資先が拡大し、同時に イタリア国内経済の凋落 が始まる。

 資本はイタリアから オランダ に移り、 オランダ の生産拡大の局面を支える。

 当時、 スペイン帝国 は中世の「 中心 」で無敵艦隊を持っていたが、これは陸軍兵士を輸送するのが主な目的で、実質的には「 陸の帝国 」だね。

A 1588 、スペインの 無敵艦隊 イギリス艦 隊に敗れ、 スペイン帝国の凋落 が始まり、 イギリスの時代 になるね。

新しい投資先 の「 」を制したイギリスは「 海の国 」としてその市場を拡大し、 1600 に「 東インド会社 」を作る。

 オランダ は「 東インド会社 」をはじめとして、 イギリス に投資し、それが 産業革命 を筆頭に、 イギリスの黄金時代 となる。

 このように、 16 世紀~ 17 世紀の資本家 たちは、 スペイン、イタリア に投資しても 超低金利 のため、富を蓄積できなくなったので、 投資先をオランダ、イギリスに変えて繁栄する

 「 金融資本家の時代 」といわれ、「 長い 16 世紀 」では 中世のイデオロギーや価値観、システムが一新され、 政治・経済システムも中世荘園制・封建社会から近代資本主義・主権国家へと一変した

 その後、世界の工場として、 ドイツやアメリカが台頭 してくると イギリス は金融に活路を見出すが、それが イギリスの衰退 をもたらし、今度はその 資本がアメリカに貸し出されて、アメリカの覇権 になる。

A :「 歴史は繰り返す 」でサイクルになっているね。

:その 広い歴史的な視点 水野氏 が通常の近代経済学者と違う点だね。
ある国がある「空間」の覇権を確立する段階では、それ以前の覇権国の金利を下回り、世界でもっとも低い金利になる ことを歴史は示しているね。

 明日は、 資本主義の終焉 を示す、 最近の先進国の利子率低下 にふれよう。






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Last updated  2014.04.30 16:56:55
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