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伊勢神宮と天皇の謎 (文春新書) (新書) / 武澤秀一/著
私 :先月末にこのブログで 「 国家神道と日本人 」 島薗進著・岩波新書 を 5日連続 でとりあげたが、そこで 伊勢神宮 に興味を持ち、この「 伊勢神宮と天皇の謎 」を図書館から借りた。
A 氏 :「 国家神道知的街道 」だね。
私 :著者は工学部卒で建築に詳しいので、 伊勢神宮の建築構造の変遷 の詳細にもふれているが、俺の興味は「 国家神道 」との関係なので、建築の方はとば読みしたね。
まず、驚いたことに、 伊勢神宮の正式名称 はただ「 神宮 」だということだ。
明治政府が定めたものだが、戦後も踏襲されている。しかし、現在は国の手を離れ 文科省所管の 1 宗教法人 となっている。
A 氏 :その単純な名称は、 全国の神社の頂点に君臨する超越性 を意味しているんだね。
私 :「 神宮 」には「 内宮 」、「 外宮 」の 2 つの宮があり、 天皇家の祖先神 である 女神・アマテラス大神 をまつるのが「 内宮 」、 アマテラスの食事 をつかさどる 女神・豊受大神 をまつるのが「 外宮 」で、今でも 朝夕 2 回 、食事をささげているという。
ところで「 神宮 」は 和製漢語 でなく中国で生まれたもので、王朝の祖先神をまつる 廟 として「 神宮 」が中国で使われているという。
和語で カミノミヤ などと呼ばれて祭祀施設に大陸から入った「 神宮 」をあてがったとみられる。
「 伊勢神宮 」が現在の 森厳な神域 になるまでは、長い年月をかけて段階的に形成されてきた。
A 氏:しかし、今年の「 式年遷宮 」のように、「 古代のまま 」であることが強調されてきているね。
私 :明日は、その「 式年遷宮 」の変遷にふれよう。