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私 : 鈴木康弘 氏によると 世界や国土を知るうえで重要な 地理教育 がいま、日本では 危機的な状況 に置かれているという。
高校の「 地理歴史科 」は 世界史、日本史、地理の3科目 からなるが、 1989 年 の 学習指導要領 では 世界史が必修、日本史と地理は選択科目 になり、そのため、 地理 を学ぶ生徒の割合が減り、現在は半数程度にとどまるという。
A 氏 :さらに、 安倍晋三首相 が 今年1月 、 国会の答弁 で 高校での日本史 の必修 を検討していくと表明したね。仮にそうなれば、 地理 を学ぶ機会を失いかねないことになる。
私 : 鈴木 氏は強調する。
「 地理を学ぶことの本質は何か。それは、地球上の自然や人間活動を広く俯瞰(ふかん)的に眺めることで、『大局的な地球観や世界観』をつかむことである。各地域の自然的・社会的風土を把握したり、地域ごとの特異性を考察したりすることで、それは可能になる。このように世界を俯瞰的に眺める能力は、リーダーの資質としても欠かせない。長い目でみれば、地理教育の不足は グローバル化時代における国力の低下も招きかねない 」
A 氏 : 歴史と地理は時間と空間を把握するための 両輪 であり、バランスが重要だね。
私 : 日本学術会議 は、誰もが学ぶ高校の必修科目 として、 日本史と世界史を統合 した「 歴史基礎 」と、 グローバル化 に対応する最低限の知識やスキルおよび考え方を習得させる「 地理基礎 を提言している。 鈴木 氏は今こそ、その実現を図るべきだという。
俺は高校のときの記憶ははっきりしないが、たしか 地理 は選択しなかったように思う。
A 氏 :俺もそうだね。
私 : グローバル化 がこんなにどんどん進むとは思っていなかったから、 遠い地域 の問題が、我々の日常生活に直結しているのに、未だに、「 大局的な地球観や世界観 」に弱いね。
日本人 も 30 年位前 から 海外旅行 が盛んになり、 海外体験 が容易になったね。
俺は 欧州、米国、中国、シンガポール、タイ などは行ったが、 インド はまだだね。 インド は一度行くとその 文化風土 で 強烈な印象 で一時的に 精神的なインド病 になるそうだ。
俺は イタリアのバチカン宮殿 に入った瞬間、ショックだったね。ヨーロッパは「 石の文化 」、日本は「 木の文化 」であることを直感したが、同時にさらに理解を深めるには「 地理基礎 」の 学習の必要性 を感じた ね。