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私 :「 強欲の帝国 」の 鼎談書評 は、これだけで アメリカ の現状が大体理解できたね。
この本は 強欲 の限りを尽くす 金融寡占勢力 により 過去 30 年 の間に、 いかにアメリカの政治が腐敗し、教育、雇傭、所得などの格差が拡大したか 、 辛辣 に分析しているという。
マックス・ウェーバー はその著「 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 」でやがて アメリカは野放図でカジノ的な資本主義 に向かうだろうと予言しているというが、この本を読むと 現実のアメリカ はもっとひどいという。
A 氏 :俺もこの 鼎談書評 を読んだが、 アメリカの格差の拡大 はすごく「 最も富裕な 1% のアメリカ人がアメリカ国民の純資産総額の 約 3 分の1 ,金融資産総額の 40 %以上 を握っている 」というね。
経営幹部
や エリート弁護士
、 トレーダー
などは当然のように 年収数千万ドル
( 数十億円
)の報酬を得る。経営者には起業家としてのモラルはない。自分の会社にハゲタカのように振る舞う。
ベアー・スタンダーンズ社の
CEO
は突然解雇されたが、数年間の間に用意周到に 自社の保有株を現金化
して、現在でも 純資産が 約
6
億ドル
だという。
私 : 私腹を肥やす超富裕層 がいる一方で、 親の所得が子どもの生涯所得の決定要因の 約 50 % で、貧困家庭の子供は生涯貧困からなかなか抜け出せない。
それから、 学者と政財界のすさまじい癒着 があるという。 御用学者 だね。これはこのブログとりあげる クルーグマン 氏がコラムで度々指摘していたね。
アメリカ がこんな有り様になったのは、 ものづくりが行き詰まった 80 年代以降 で、 金融部門 に期待するしかなかった。
A 氏 : 水野和夫 氏のいう、行き詰まった 「 地理的・物的空間 」から「 電子・金融空間 」への 脱出 だね。
私 : アメリカ は 金融資本主義 の発展に賭けて、後先を考えずに規制を緩和し、経済学者も理論武装に動員された。それが「 強欲の帝国 」を産んだ。
この本の著者は、 アメリカの復元力
に期待しているというが、鼎談諸氏は疑問を呈しているね。
そして、この アメリカ
の経過を少し遅れて、ややスケールを小さく、 日本がまねをしている
ので他人ごとでないという。
似たことを 水野和夫 氏は「 資本主義の終焉と歴史の危機 」で述べているね。
アベノミクス で浮かれている場合ではないようだ。
この本は図書館に予約したが、 33 番目 で入手は当分先だね。