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私 :最近、「 過労死 」が増加しているようで、 労災申請数 によると 年間約 2000 件 で増加傾向にあるようだね。「 過労死 」は 50 代、 60 代に多いが、「 過労死自殺 」は 申請件数 でいうとこの 約10年間で 5 倍 ほど増加している。特に 30 代が急増 しているという。
俺達の若い頃、 日本の労働時間の長さ 1985 年 の プラザ合意 以降、「 時短 」の実現は否応なく国際公約となり、 「 時短 」への対応として、 1988 年 には 労働基準法 が原則的に 週 48 時間 労働から「 週 40 時間労働 」へと改正。「 週休 2 日制 」が導入され、現在では年間の 総実労働時間 は 1850 時間 以下にまで減少し、横這い。
A 氏 :それなのに、何故、「 過労死 」が増えているのだろうね。
私 : 労働時間の多寡の問題 は多くの点で背景に「 正社員と非正社員の『二極化傾向』 」があるという。近年は 労働時間の長い人 と そうでない人との差 が極端になってきた。具体的に言えば、 正社員とパートタイム労働者の差 。
パートタイム労働者 の年間総実労働時間は横ばいなのに対し、 正社員のそれはむしろ増加傾向 にある。特に、 2003 年 以降では 2000 時間 を超えている。
A 氏 :つまり、全体として労働時間は減っているけれども、それは 労働時間の短いパートタイム労働者の割合 が急速に増えていることに起因するというわけか。
安倍政権 は 雇用を100万人以上増やした というが、その中身は、 非正規社員123万人の増加 、 正社員は22万人 の減少だからね。
私
: OECD
の調査から国際比較すると
週
50
時間以上働く人の割合
は、 OECD
諸国平均の
8.8
%
に対して 日本
は
31.7
%
と、
34
ヵ国中トルコ
に次ぐ
2
番目の高さ
。
韓国
は
27.7
%
、イギリスは
12.1
%、 アメリカ
は
11.1
%、 フランス
9.0
%、ノルウェー
2.8
%、オランダ
0.7
%
。
「 時短運動 」で 先進国 においついたようだが、また 、 労働時間後進国 に後退したようだ。
何故だろう。この 歴史的な雇用の「質」の変化 をどう捉えたらよいのだろうか。