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私
:
アップル
の製品の製造は上海やその近辺で行っているものが多い。
アップル
は自前で工場を持たず、
EMS
(電子機器受託製造サービス)と呼ばれる業態の企業に製造を委託している。
このリポートは、その 工場にふれているが、 工場内部の取材は許可されていない ので、 工場周辺を歩いての取材 だね。
A 氏 : iPhone 最大の生産基地は EMS 世界最大手の台湾企業、 鴻海(ホンハイ)精密工業 の生産子会社である 富士康科技 ( フォックスコン )の 河南省鄭州市の工場 だね。
私
:ひと口に 工場周辺を一周
すると言っても、 万単位
の人間が働く
EMS
の工場を一周するのはそれなりに時間がかかる。
例えば フォックスコン
は 広東省深セン
に、 従業員
20
万人規模の工場
を
2
カ所
置いている。
20
万人
というと 渋谷区や文京区の人口と同じだ
と言えば、そのスケール感が分かる。
iPhone
最大の工場である 河南省鄭州工場
も
20
万~
30
万人
東京
3
区の住民が総出
で
iPhone
を造っているというイメージだという。
A 氏 :日本のかっての 製造業の大手企業 と比較しても、規模が桁違いに大きいね。
私 :この 深セン工場 を 1 カ所、 山田 氏は徒歩で 1 周してみたことがあるのだが、歩数計で合計移動時間は 4 時間 23 分 、移動距離 16.95km だったという。
工場の敷地内に 従業員の宿舎 を設けているのだが、一時、収容人員を超す 10 万人 にまで膨れ上がってしまった。そこで同社は、人員の分散と拡大した iPhone の受注台数に対応するため、上海に隣接する 昆山 に事実上アップル専用となる新工場を設立。 両工場 で今年はアップルの新型スマートフォンである 4.7 型の iPhone 6 を製造している。
A 氏 :工場内宿舎の従業員の買い物は大変だね。
私 : EMS の工場の周囲には必ず、工員相手の店が集まるバラック建ての市場がある。生活用品を扱う雑貨屋から小型のスーパー、洋服屋、下着屋、果物屋、携帯電話屋、食堂、ドリンクスタンド、美容院、アクセサリー屋など生活に必要な基本的な店が揃っている。
こういう日本では考えられない 大規模な工業力 が、 中国の覇権姿勢 のバックにあるのだろうね。