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私 :このところ、「 耕論 」はいい記事が多いね。
ところで、 消費税増税 を前提に、 軽減税率の導入をめざす自公協議 がなかなか進んでいないね。
A 氏 : 京都大学教授諸富徹 氏は、 軽減税率 は、 低所得の人たちが負担軽減となる金額以上に、金持ちにも軽減 してしまい、 再分配政策としてムダが多い制度 といわれてもしかたがないところがあるので 経済学者には評判が悪い という。
私 : 軽減税率 は、 買い物をした瞬間に、もれなく確実に返すことができる ので、 再分配という点 に着目すれば、 今でも意外に効率的な仕組み ではないか 諸富 氏はいう。
A 氏 :問題は、 軽減税率の対象となる品物の線引き だね。
これで 自民党と公明党 がもめている。
対象品目を増やせば、税収が減り、社会保障費に回す分が減る から、 そちらで低所得者が不利 になるのではないかね。
線引きが政治の道具になってしまう危険性 もあるね。
逆進性の緩和を、消費税の中だけで完結させる のでなく、 所得税の累進税率を上げ、資産課税を強化することで、金持ちから取り返す こともできる。
そうした 税制全体を見た議論が必要だ と 諸富 氏はいう。
私 : 早稲田大学教授若田部昌澄 氏は、 もし 消費税増税を延期せず 、 当初予定の今年10月に8%から10%に引き上げていたら、日本経済はひどい不況に突入 していただろうという。
景気は前回の消費税 増税の影響 によって 急激に悪化し、消費が冷え込んでいる 。
実質成長率は4月から2四半期連続のマイナスに沈んでいる 。
こうした状況 を踏まえると、 2017年4月に本当に10%に引き上げるべきかどうか、国民の間できちんと議論する必要 があり、 2017年4月の増税を既定路線にしてはいけない という。
A 氏 : 若田部 氏は、 軽減税率導入は、高所得者にも恩恵をもたらすので反対 で、低所得者への増税負担を軽減したいのであれば、 直接手元に給付金を届ける仕組み をつくるべきだという。
私 :本来の あるべき姿 としては、 所得税や資産課税の見直しも視野 に入れ、 税制全体のあり方について幅広い議論を展開すべき なのに、不思議なことに 社会保障の財源をめぐる議論は、消費税 の枠内だけにとどまっている と指摘。
これは 両氏とも同じ意見 だね。
軽減税率 では全く逆の意見だったが。
今、検討している 軽減税率 の考えは 基本的に問題が多い ね。