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Ryu-chan6708

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2015.11.24
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 今週の日曜書評 で興味を持ったのは、下記の 2点

1. 『明治大正史』(上・下) 中村隆英〈著〉、原朗・阿部武司〈編〉・ 評・保阪正康(ノンフィクション作家)

著者 は総じて 明治草創期の元勲たちに好意的 だが、とくに 伊藤博文 には「 やらなければいけないとなったら、無理にでもそういう政策をちゃんと実行するところがあった 」と評価しているという。

立憲主義は西園寺公望や原敬に引き継がれたとの見方 が貴重。

さらに 日本の近代化 他のアジア諸国 とは異なり、 日本は攘夷を捨てて開国を決める や、「 (欧米のように)なろう、学ぼうという姿勢をとる 」という。

日本のリーダーたちが揃って西欧化を目指すところにこの国の強さと弱さが露呈 しているという。

明治天皇 が他の天皇と異なり、なぜ 大帝 と言われるのか、その分析もユニークという。 。 御前会議でも表だった発言はしないで権威や貫禄を保つ、沈黙こそが有力な武器 であった。

それを意識しつつ 臣下の者 は懸命に職務をこなす、「 結果として、明治時代は大きな間違いが起こらずに済んだ 」と指摘。

上下2巻の大著 なので、書評を読むだけにとどめる。

2. 『世界の権力者が寵愛した銀行』 エルヴェ・ファルチャーニほか〈著〉・ 評・諸富徹(京都大学 教授・経済学)

事実は小説より奇なり 」とは、まさに 本書 のことを指すのかと 評者 は言う。

これは、 世界最大級の銀行HSBC から、 約13万人分の機密顧客リスト を引き出した 元行員の物語 だ。

各国政府によるHSBCへの訴追 巨額罰金 へとつながり、 スイスの銀行の守秘性に大打撃を与えた という。

銀行の中 を、巨額の「 汚れた金 」が通って タックスヘイブン へ向かう。

EU法令すら脱税を合法化し、銀行はそれを活用したサービスで儲けていた のだ。

 目も当てられない この惨状 を知り、 著者は銀行と対決する途を選ぶ

HSBCの機密データ引き出しに成功 したが、 フランスの捜査当局 が動き出すと、なんと サルコジ大統領が出てきて潰した。

命を狙われスイス政府からも情報漏洩 罪で追われた著者 は、 スペイン に逃れ、 投獄 された末、 自由を勝ち取る

大統領選でサルコジが敗れオランドに代わる と、 捜査は再び進展

彼の持ち出したファイル HSBCによる脱税幇助の決定的証拠 となり、 巨額の脱税回収を可能にした という。

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Last updated  2015.11.24 06:19:34
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