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私 : パリのテロ に対応して、 ただちに 強化された「イスラム国」への空爆 。
そして、 さらなる報復テロへの懸念 。
この連鎖 を、断ち切ることはできるのか。
放送大学教授高橋和夫 氏は、 イスラム国(IS) は、 フランスのイスラム教徒の若者の「心の隙間」 を巧みに取り込んでいるという。
そうした若者たちを生み出さないために 寛容な社会をつくり、過激主義への同調者のパイを小さくしていく努力が必要 なのだという。
A 氏 : 東京外国語大学教授伊勢崎賢治 氏は、 短期的な解決は無理 で、「 戦争」はいつか、膠着状態になる ので、その時のことを今から考え、準備しておくことで、 今後、 日本がやるべきことは民主的な国づくりに積極的に関わること だという。
私 : 池上彰 氏は「 ななめ読み 」で、 各新聞の専門家の意見を要約 している。
朝日新聞 は、 同志社大大学院教授内藤正典 氏が フランス社会にテロを誘発する下地がある と指摘。
読売新聞 では、 キャノングローバル戦略研究所研究主幹宮家邦彦 氏が、 力が衰えてきた現在の欧州に、統治能力が失われたシリアなどいわゆる破綻国家の秩序を立て直す力はもうなく、 その結果、 欧州 はいま 、過激派の台頭や難民の大量流入という形でつけを払っている と指摘している。
毎日新聞 では、 明治大特任教授山内昌之 氏が ISにたどり着く人間 は、社会から脱落し、 法の支配を否定する極度なニヒリズム(虚無主義)やアナキズム(無政府主義)の傾向を帯びた若者たち が多く参加している。
イスラムの文脈だけでISを説明することはできない としている。
A 氏 :日経新聞では、 仏国際関係研究所特別顧問のドミニク・モイジ 氏は、 空爆がテロを呼び、テロが空爆を呼ぶ負の連鎖に陥るリスク は大きく、確固として我々の価値観を守らねばならないが、 文明紛争 に陥ってはならないし、これは イスラム教徒との戦いではないし、彼らも脅威にさらされている という。
私 : 専門家の分析と意見 はいろいろだが、 世界 は、 今までの歴史のツケをまとめて払わされている ような気がするね。
氏も最後に、「 私たちの文化、文明、価値観が脅威にさらされている
。 この視点
を持って今後に臨む。これが 歴史的視点
というものです」としめている。