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A 氏 : 2016年6月3日に発表された米 5 月雇用統計 は、 非農業部門雇用者数が前月比 3.8 万人増 と、 予想( 16.0 万人増)を大幅に下回る伸び にとどまった。
米国の中央銀行、FRBのイエレン議長 は 6日 、この 雇用統計 について「 景気の先行きに新たな疑問が示された 」として、 FRBの金融政策を決める今月14、15日のFOMCでの利上げを見送る可能性 を 示唆 したという。
英国のEU離脱を問う国民投票 判断要素の一つ だという。
私 :この 米雇用統計 は相変わらず、 合計数字 だけで 業種別の数字 がないね。
ところで、 安倍首相 は「 正規雇用 は昨年、 8年ぶりに増加に転じ 、 26万人増え、 アベノミクスは順調に結果を出している」と 強調 しているが、 この26万人の業種別の数字 がないね。
それを、 この新聞記事 で述べていて、「 26万人」の内訳 は、 介護職など「医療・福祉」は25万人増えた一方 、 「製造業」は19万人減 。
介護職の平均月給は22万円台 で、 全産業平均の33万円台より低い ので、 収入低い職種に人材流入 しているね。
A 氏 : 介護事業 は、 公的な介護報酬に頼った運営 になりがちで、 高齢化で需要は増えている が、 提供するサービスを充実させて、従業員の賃金も上げる、という循環 になりにくい 業種構造 だね。
アベノミクスの雇用回復の大部分 は、 介護など医療・福祉従事者の増加 で、 高齢化の要因 が大きく、 賃金の上昇圧力は高まっていない という指摘もある。
私 : 求職者1人当たりの求人を示す有効求人倍率 は 、就業地別では全都道府県で1倍 になったが、これも 少子高齢化が影響 していて、 今年1倍に改善した鹿児島県 では、 求人倍率が高い職業は介護や建設 で、 人気がある事務職は低く 、 倍率が上がっていても、雇用の「ミスマッチ」 があれば、 望む仕事に就いている人が多いかどうかはわからない という。
A 氏 : 労働者全体 でみると、 正社員より待遇が不安定な非正社員が増え続けていて 、 非正社員は昨年18万人増え 、 伸び率は0・92% 。
正社員の伸び率の0・79% を上回り、 労働者に占める割合は約4割 にのぼる。
そんな 非正社員で目立つのが中高年の増加 で、 44歳以下は、新卒や若手の採用増で17万人減った一方 、 45歳から54歳は11万人増えた 。
企業がリストラで中高年の社員を減らしていることも背景 にありそうだという。
私 :こうした 非正社員の待遇改善 のため、 安倍政権は「同一労働同一賃金」を掲げる が、 賃金が低く、待遇が不安定な仕事が増える ばかりでは、 消費は増えず、経済成長にもつながらない 。
雇用指標を上向かせる だけでなく、 どう実態を改善していくか が問われているね。