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私 :この 間部 氏の記事を読んで驚いたね。
氏が言うように、 戦後71年 、 我々はいま、あの戦争で実際に何が起きていたのかを、知っていると言えるだろうか、あまりにも知らずにきたのではないか と思ったね。
A 氏 : 米軍の横浜軍事裁判 のことだね。
4年を費やし、BC級戦犯を国内で唯一裁いた横浜軍事裁判 では、 1039人が裁かれ 、 最終的には51人が絞首刑を執行 。
私 : 戦争指導者が裁かれた極東国際軍事裁判の A 級戦犯の絞首刑が7人 だったことを考えると、 大規模で苛烈 だね。
間部 氏が所属する 神奈川県弁護士会 の会員 は当時、 この裁判で被告人の弁護 にあたった関係から、 1997年に特別委員会を設置し、調査研究を始めた という。
調査 でわかったのは、 米軍が日本の非戦闘地域である市街地を空襲した直後に、被告人の(米軍捕虜への)加害行為の多くが行われていた 、ということだ。
A 氏 : 間部氏らの調査 では、 B29の搭乗員 を 軍律裁判なしに斬首した、として起訴された西部軍事件 は、 福岡空襲で多数の市民が犠牲になった翌日に起きている。
東海軍による米軍機搭乗員の斬首事件 も、 名古屋空襲の後 。
長崎への原爆投下の翌日 にも 別の事件 が起きていた。
無差別爆撃よる市民の死の仕返し
私 : 敗戦間際 、 戦争における被害と加害の深刻な連鎖が、わが国のあちこちで繰り返し起きていた わけだ。
ただ、 間部氏ら が、 6年かけて調査できたのは10件 に過ぎず、 残り317件は手つかずのまま だという。
重要な事件資料が調査もないまま放置されている状態 だという。
氏たちのような民間による調査 が 難しい一因 は、国がかつて弁護人から回収し、 国立公文書館に保管されている資料などを開示申請しても、個人情報部分が黒塗りにされて出てくることにある という。
A 氏 : 氏 は「 個人情報の保護は確かに重要だが、戦後これほど長い時が流れ、改憲論議までが盛んになりつつあるいま、国は情報公開によって得られる公の利益と検証の必要性を認めるべきだろう 」という。
事件記録を読むと戦争の悲惨な事実 がリアルに浮かび上がってきて、 新 憲法 で、主権が国民に存することを宣言した深い根拠も見えてくる という 。
今こそ、 国が責任を持って、横浜軍事裁判の事例研究に着手すべきだ と 間部氏は主張 する。
私 : 戦後71年 。
まだ、 あの戦争をきちんと総括していないこと があるんだね。
なお、 間部 氏らは、 2004年 、 それまでの調査結果を「法廷の星条旗 」(日本評論社 )として出版 したとある。
図書館の要旨 によると、「 あの一五年戦争の末期、惨憺たる戦況下の混乱のなかで旧日本軍が引き起こした数々の捕虜虐待事件 。
横浜法廷 はその事実をどこまで明らかにし、どう裁いたか。
法的手続抜きの米軍機搭乗員殺害事件 はなぜ起きたのか。
軍の法務官 はなぜそれを阻止できなかったのか。
軍上層部が準備した自らの「免責のストーリー」 とは。
無差別爆撃をおこなった米兵を裁いた日本軍の「裁判」はなぜ裁かれることになったのかーーー などとある。
図書館に予約 した。