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私 :この ブログ の 「シン・ゴジラ、20年変わらぬ日本を破壊」 でもとりあげたが、 映画「シン・ゴジラ」 が、 今月上旬の時点で動員数は420万人を超えた という。
この映画について、いろいろな見方があるが、この記事欄の 神里氏の見方 は、 見出し のように、「 日本の宿命へのアイロニー 」だね。
A 氏 :俺たちは見ていないが、 神里氏は 家族で大いに楽しんだ という。
しかし、 東日本大震災という重い主題が根底にある のも、 この映画の特徴 だという。
実際、 大震災直後に日本人が目の当たりにした惨状や混乱 を、強く想起させるシーンが、何度も物語に登場し、 非常にリアル なので、 観客に過度の精神的ストレスがかからないかと、少し心配になったほどだ と 神里 氏はいいう。
私 : ゴジラと対峙する国家システムの迷走が濃厚に描写されている ことも、「 3・11 」が モチーフである ことを示唆するという。
かつては 戦争に伴う暴力や悲劇を象徴していたゴジラ は、 今や地震・津波・原発事故の化身として、21世紀のスクリーンに再臨 した。
「 シン・ゴジラ」成功の最大の要因 は、 皮肉なことだが、現代日本の状況が第2次大戦後と似ていること、それ自体なのだ という。
A 氏 :「 シン・ゴジラ 」では、主に 政府の若手スタッフたちのチームワーク によって、 最終的にゴジラは「凍結」 され、そのプロセスでは、 一貫して政治の無能と行政の有能が強調 され、また ヒーローを必要としない日本型組織の有効性 が、 ある種の「美談」 として描かれているという。
逆に、 初代ゴジラ に見られたような、 ゴジラを生み出した私たちの文明のありように対する、疑念や苦悩は、明示的にはほとんど表現されていない ようだ。
A 氏 : 映画の冒頭で姿を消した牧という学者 は、 痛烈なニヒリズム で「 好きにしろ 」という彼の「 遺言 」は、 ラストシーン で示され、 ゴジラを「凍結」管理し続けるという宿命を背負った日本の未来 を、 まるであざ笑うかのようだ と 神里氏は指摘 する。
そうやって、 この作品に込められたアイロニー に気づくと、 名状しがたい不安が襲ってきて 、これは案外、 厄介な作品なのかもしれない というのが 神里氏の感想 だね。
私 物語の骨格はシンプル で、 巨大生物が街を壊し、人間が阻止するという、ただそれだけ。
幹となる物語以外の、主人公の恋愛や家庭などサイドストーリーは一切排除してある。
政府の危機管理体制を細密に描くことで、政界や経済界、学界から発言が相次ぎ、「シン・ゴジラ論壇」の様相を呈している という。
13日の朝日新聞の「 新ポリティカにっぽん」欄 では 早野透 氏が、「 シン・ゴジラ」は「原発」と理解し、原発反対に結びつけている ね。
最後は、「 シン・ゴジラ」=「原発 」の 数十万年にわたる放射能の消滅までの「凍結」管理 だね。
「 シン・ゴジラ 」同様、 日本の危機管理体制についてのまとまった論議 が望まれるね。