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私 : 国連 の予測 では 50年に世界の人口は100億人 に近づき、 現在より3割強増加 。
一方、 穀物生産量は2割弱しか増えない という。
そこに、 農業に縁が遠く思えるITが登場 する。
例えば、 データを駆使し農作業に助言してくれる「精密農業」のシステム は、 米種子大手モンサント傘下のクライメート・コーポレーション が提供していて、 昨年12月、2021年までに農業からの温室効果ガス の排出を増やさない仕組みを実現する構想 を掲げ、 窒素肥料を減らす「フィールド・ビュー」を開発 。
A 氏 : 人工衛星 が撮った農地の画像 を ネットワークでつないだコンピューターが分析 し、 端末で結果 を見ると、 作物の育ちが悪い場所が赤くなる ので、 地上からはわかりにくかった「異常」がすぐわかる。
一帯に降った雨などの量 をもとに 作物の育ちが悪い土地に窒素がどれほど残っているか推定してくれる 。
窒素は作物の茎や葉を大きくするのに必要 だから、 土地に含まれた窒素が少ないと、どの程度窒素肥料を足せばいいかも教えてくれる 。
私 : 「 フィールド・ビュー 」のおかげで、 お金がかかる窒素肥料をまく量が減る一方 、 収穫を増やした例 をあげている。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
の調べでは、 10年の世界での温室効果ガス
排出
のうち、 25%が農林業や土地利用からの排出
で、 モンサント
は 自社の技術を総動員
し、排出削減に取り組む考え
だという。
A 氏 : 特定の除草剤 をまいても 枯れない遺伝子組換え 作物 を育てれば、 除草は薬剤をまけば終わる ので、 除草目的で畑を耕す必要がなくなり 、 地中に含まれたメタンガスなどの放出が減り 、 収穫が増えれば、耕地を広げるため森林を伐採する必要もなくなる 。
農業が温室効果ガス の排出削減の解決策 を握っているという。
私 :一方で、 工場で食物を生産する技術 がすすんでいる。
ニュージャージー州ニューアークの 農業ベンチャー・エアロファームズの植物工場 では、 栽培棚は垂直に積み重なっていて、狭い場所で大量に生産できる「垂直農法 」。
発光ダイオード(LED)のまばゆい光を浴びたミズナやケールが茂る 。
今月できる 近隣の新本社 は、 年産約907トンの能力を持つ世界最大級の植物工場 になる。
生育に土も太陽光も使わず 、 照りつけるLED光の赤と青の色の配分は7年かけて成長に最適化してきた という。
狙い は、 早く栄養豊富に成長させる ことで、 水や肥料も根に噴霧して済ませ、殺虫剤使用はゼロ 。
収穫は最大年30回 で、 生産性 を引き上げる 技術の核心 は 機械学習 で、 栽培棚 には至る所に センサーが あり、 生育状況を常に監視 し 、収穫までに取る3万以上のデータをコンピューターが分析 し、さらに 効率よく栽培できる条件 を探り続けることにより、 「垂直農法」は食料問題の解決に貢献する という。
A 氏 :さらに 農業の 担い手不足を補う新技術 も登場している。
農機具メーカーのヤンマーが開発するロボットトラクター は 誰も乗らずに畑を耕していく。
タブレット端末 走行コースを設定 し、 人工衛星の測位システムで位置を把握 し、 耕作の誤差は数センチメートル以内とし、 人間が運転するより正確に進めることができる という。
私 : IT化の波は畜産にも及び 、 富士通九州システムズ が手がける「 牛歩SaaS ウシの発情を見逃すのを防ぐシステム で、 ウシの脚に付けた歩数計 が動きを記録し、 見ていなくても発情して暴れたかどうかがわかる ので、 人工授精のタイミングをしっかりおさえることができる という。
「 地方創生 」でも、 農業改革 でも、 ITの活用 を積極にやってほしいね。
「全農、守りの改革 値下げPR、まずは肥料 小泉氏らが『包囲網』」 でふれたように 、自民党の小泉進次郎氏 も IT に 関心をもって、強力に推進してもらいたいものだね。