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私 : 元フジテレビアナウンサー で、 フリーとして活躍していた長谷川豊 氏(41)は 昨年9月 、「 自業自得の人工透析 患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ! 」と題して ブログに投稿して批判が殺到 、 レギュラーの8番組すべてを降板になった という。
膨らむ社会保障費 を取材する中 で、 医師の指示を守らず暴飲暴食を繰り返すなどして人工透析 に至る患者がいる ことを知り、「 そういう人には何らかのペナルティーも必要ではないかと伝えたかった 」のだという。
話題になった「 保育園落ちた日本死ね 」というブログが脳裏をよぎったという。
「 ネットでは過激な本音がビューを稼ぐ。あえて暴論や極論を書くうちにエスカレートしていった 」という。
何がそこまで駆り立てたのか 、「 世に影響を与えたいというか、存在の承認欲求でしょうか。今思えば、ネットの雰囲気に完全にのまれ、まひしていた 」という。
A 氏 : 山口真一・国際大講師(ネットメディア論) は「 ネットを意識するあまり、注目されようと過激な言動に走り炎上するのは若者だけでなく知識人も陥るワナ 」と 指摘 する。
さらに、ネ ットが人々の価値観も変えつつあると山口 氏はいう。
「 一昔前は、おいしい店は秘密にしておきたかったが、今は人に自慢し、共感も得たいから、本当に食べたいものより話題のパンケーキ屋に行く。評価されたい自分に合わせるように日常を変えていく 」というわけだ。
私 : 自分の存在を認めてほしいというのは、人間が根源的に抱える欲望 。
三浦麻子・関西学院大教授(社会心理学 )は「 ネットはその欲求を簡単に満たせる。みんなが自分を見てくれている、と称賛・承認が欲求を強化する回路ができあがる 」という。
また、「 理想の自分を見せたくても、本当の自分とのギャップがありすぎると通常はブレーキが働く。でもネット空間では抑制が外れ、ギャップを埋めるために暴走してしまう。誰にでも起きる可能性がある問題です 」と 解説 。
この「 欲望←いまココ」欄 は、 今回を初回として、連載の予定 だが、記事では、 経済は伸び悩み、格差や分断が目立つニッポン。いまココにある欲望を見つめ、この社会の未来を考える という。
期待したいね。