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私 : 1932年 、「 タイ」が絶対王制から立憲君主制 に変わった。
しかし、 その後の民主制の経過は厳しいものがある。
92年5月 に起きたイ 「ブラック・メイ」と呼ばれる事件 では、 前年のクーデターで実権を握った国軍最高司令官 が、前言を翻して 首相に就任 し、 市民らは立憲君主制に変わった記念の「民主記念塔」の周辺で大規模な抗議集会 を開き、 軍が発砲して多くの死傷者を出した。
A 氏 その後もクーデター は度々繰り返され、 政治混乱の収拾を理由にした2014年5月の13回目といわれるクーデター以降 、 「タイ」は現在、再び軍事政権下にある 。
そして 最近、軍政トップのプラユット暫定首相 が「『 タイ』は民主主義を持たなければならない。だがそれは、『タイ』主義(『タイ』式)の民主主義だ 」という言葉を口にした。
私 : 「タイ」では、政治が腐敗したり混乱したりすると、軍が力で刷新 し、 一定期間の軍政の後、総選挙を経て民政に戻る が、 再びクーデターが起きるという歴史 が繰り返されてきた。
国王がその最終調停役をなす体制は「『タイ』式民主主義」と呼ばれるわけだ。
今回のプラユット氏の発言の真意 は、「 政治や社会の安定を望むなら、総選挙後も軍が政治にかかわり続ける必要がある」とのメッセージとの見方 が強いと 貝瀬秋彦 氏は 指摘 する 。
昨年4月に施行された新 憲法 は、 選挙を経ない人物が首相に就く道を開いており、プラユット氏がその座をうかがっているとささやかれる。
A 氏 : 民主主義のありようが揺れているのは「タイ」だけではなく 、 7月に総選挙を迎える隣国「カンボジア」 では、 フン・セン政権による批判勢力への露骨な弾圧が続く 。
最大野党は「政権転覆」の計画にかかわったとして解党 され、 政権に批判的な英字紙は巨額の税金を課せられて廃刊に追い込まれた が、 政権側は「法に基づく措置」だとし、自分たちは民主主義のルールを守っていると主張 。
貝瀬 氏は、「 もっとも、 欧米流の民主主義が万能なわけではない 。 その国の事情に合わせた受容はありうる だろう。 ただ、『タイ』や『カンボジア』の現状は、国民全体が主役の体制とは言い難い。『アジア式の民主主義』がいま、問われている 」という。
私 :そういえば、今、 冬季オリンピックで賑やかな「韓国」 も 歴代大統領の末路 がよくなかったり、 日本との間で結んだ国家間の公式な締結を反故 にしかねなかったりという 「韓国式」民主主義 もともいえそうな状態もある。
A 氏 : 今日のブログ 『議院内閣制 変貌する英国モデル』 でとりあげた 英国の「二大政党制」をモデルにした日本の政治改革 が、 20年経って「一強多弱」の状態 が続いている。
しかも、 総選挙の投票率50%台、「一強」の自民党の絶対得票は有権者の約3割。
私 :これは 「日本式」民主主義 かね。
もっとも、ブログ
「国民投票、経験国からの警鐘 首相退陣に追い込まれた英伊を視察、衆院議員団報告書」
でとりあげた 英伊両国の民主主義による国民投票は失敗
だったという、 反省がある。
民主主義の基本は国民投票にある
と思われていたのにーー。
民主主義を問われているのはアジアだけではないね。
民主主義国家も政治上難しい問題をかかえている ね。