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2009.11.04
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カテゴリ: 誕生死
元樹が亡くなって日が浅い頃に友達が英語版の「星の王子様」をくれました。星の王子様は昔から大好きな本で自分でも持っていて、抽象的でとても奥の深い話だと読む度に思ってました。

そんな「星の王子様」を友達にもらって改めて読んでみて、この本の意味がまた深くなった気がします。まるで元樹のことを書いたみたいだなあと感じたんです。一部マーカーで友達が線をひいてくれた部分があって、日本語訳だとこんな感じになります。王子様が星へ帰る(亡くなる?)前に主人公に言った言葉です。

「夜、空をながめたとき、そのどれかにぼくがすんでるんだから、そのどれかでぼくがわらってるんだから、きみにとっては、まるで星みんながわらってるみたいになる。きみには、わらってくれる星空があるってこと!」

 その子は、からからとわらった。

「だから、きみの心がいえたら(ひとの心はいつかはいえるものだから)、きみは、ぼくとであえてよかったっておもうよ。きみは、いつでもぼくの友だち。きみは、ぼくといっしょにわらいたくてたまらない。だから、きみはときどき、まどをあける、こんなふうに、たのしくなりたくて……だから、きみの友だちはびっくりするだろうね、じぶんのまえで、きみが空を見ながらわらってるんだもん。そうしたら、きみはこんなふうにいう。『そうだ、星空は、いつだってぼくをわらわせてくれる!』だから、そのひとたちは、きみのあたまがおかしくなったとおもう。ぼくはきみに、とってもたちのわるいいたずらをするってわけ……」

 そして、からからとわらった。

「星空のかわりに、からからわらう、ちいさなすずを、たくさんあげたみたいなもんだね……」

(全文はここで見られます: http://www.alz.jp/221b/aozora/le_petit_prince.html)

元樹が亡くなって苦しさのどん底にいた頃、よく夜星空を見てました。そのどこかに元樹がいるのかなと思うと、星空全体が今まで以上に輝いて見えて、私に向かって優しい光を浴びせてくれているような感じがしました。元樹、私に向かって笑ってくれているのかなあと思うと星空全体がキラキラして見えました。

昨日あんまり行きたくないなあと思いながら学校へ通う道、満月がずっと私の行く方向にあって、柔らかい光を届けてくれました。あっ、そこに元樹がいるのかなと思うような優しい光でした。先日の記事にみなさんから暖かいコメントやメールをいただいて、一人じゃないんだな、元樹もどこかから見ていてくれているんだなと思ったからこそ感じられたことなんだと思います。

「いちばんだいじなものは、目に見えない。」
星の王子様が何度も小説の中で繰り返す言葉です。目に見えないけれどいつもそこにいてくれる元樹を感じてあげられる母でいたいなと思います。






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最終更新日  2009.11.04 09:08:38
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