仕事のこと 0
母の備忘録 0
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【2021年2月13日(土)】 昨日はお役引き継ぎで京都市中へ。一気に引き継ぎしてしまいたいところですが、長時間は疲れるし、消化不良になるのは避けたいし、他にも詰まっているので、午前中で終了し、午後早く帰宅。予想していたより早く、ある案件の初回案が着いていました。今日から3日間はその確認と修正案作成に時間を費やさなければなりません。 今日も暖かくて良いお天気で助かります。 NHK-BSから録画してあった映画「チャイナタウン」を2、3回に分けて観ました。大学時代に二番館の祇園会館で見たことがありますが、主役のジャックニコルソンがナイフで鼻を切られるシーン以外は、全く憶えていませんでした。単に記憶がないだけか、オールナイトで見に行くこともあったので、寝てしまっていたのかもしれません。チャイナタウンChinatown監督 ロマン・ポランスキー脚本 ロバート・タウン製作 ロバート・エヴァンス出演者 ジャック・ニコルソン フェイ・ダナウェイ音楽 ジェリー・ゴールドスミス撮影 ジョン・A・アロンゾ編集 サム・オスティーン配給 パラマウント映画公開 アメリカ合衆国 1974年6月20日 日本 1975年4月12日上映時間 131分製作国 アメリカ合衆国言語 英語製作費 $6,000,000興行収入 $30,000,000(全世界)(2000年1月)次作 黄昏のチャイナタウ 1930年代後半のロサンゼルスを舞台にしたフィルム・ノワールです。フィルム・ノワールとは犯罪映画のジャンルで、アメリカ社会の殺伐とした都市風景やシニカルな男性の主人公、その周囲に現れる謎めいた女性の登場人物(ファム・ファタール)などを主な物語上の特徴とします。本作ではジャック・ニコルソンとフェイ・ダナウェイがそれらの役を演じています。 1930年代当時のカリフォルニア州ではロサンゼルス上水路に絡む水利権や供給問題により水不足が深刻化し、社会問題となっていました。本作ではこの史実をプロットに取り入れています。昔懐かしいアメリカの風景を背景にスリリングに物語が展開するのが魅力です。 原案・脚本を手がけたロバート・タウンの代表作で、本作によって、アカデミー脚本賞を受賞しています。 タイトルの「チャイナタウン」は、主人公がかつて警官だった時代にパトロールした下町です。最後の劇的なシーンもここが舞台になっています。 ジャック・ニコルソンは『イージー・ライダー』、『カッコーの巣の上で』などに出演し、計12回のアカデミー賞ノミネート経験(主演8回、助演4回)と3回の受賞歴(主演2回、助演1回)を持ちます。アカデミー賞に12回のノミネートは男優としては最多です。主演賞2回は、『カッコーの巣の上で』と『恋愛小説家』です。 フェイ・ダナウェイは他に『俺たちに明日はない』、『タワーリング・インフェルノ』、『コンドル』などに出演し、『ネットワーク』ではアカデミー主演女優賞を受賞しています。 音楽のジェリー・ゴールドスミスは映画音楽の巨匠と呼ばれる一人です。緊迫感ある場面に効果的な音楽をつけることでは他の追従を許さず、かつメロディーメーカーでもありました。本作以外では『猿の惑星』『トラ・トラ・トラ!』『パピヨン』『オーメン』『エイリアン』『スタートレック』『ランボー』『ポルターガイスト』などの音楽を担当しました。 ゴールドスミスについては、Wikipediaによると、本作で次のようなエピソードがあるそうです。 既に別の作曲家フィリップ・ランブロによって作曲・録音済みだった音楽をつけての試写に際し、映画音楽業界のベテラン作曲家ブロニスラウ・ケイパーが立ち会い、音楽が良くないとの意見を示したといいます。これを受けた製作者ロバート・エヴァンスは、映画公開まで僅か2週間というタイミングで、急遽ピンチヒッターとしてゴールドスミスに音楽の作曲を依頼し、ゴールドスミスは、新たな作曲・編曲で、わずか10日ほどで仕上げ、公開に間に合わせたそうです。ランブロによる元の楽曲は予告編で聴くことが出来るとのことですので、下の予告編は彼の音楽なのでしょう。予告編 映画で聴いたのはこちらです。 やはりこちらのほうがいいですね。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2021/02/13
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【2021年2月6日(土)】 昨日、今日、明日と3連続休みですが、奉仕作業が続きます。歯の痛みはだいぶ和らぎました。じっとしているときはほとんど痛みを感じなくなりました。柔らかいものなら噛んでも痛くありません。やはり、メンテのときばい菌が入って膿んだんでしょう。 在宅でしたが少しだけ外出。大徳寺の案内を3月にするので、図書館に大徳寺についての本を2冊予約してありました。貸し出し中だったわけではなく、私の最寄りの図書館になく、他の図書館から送ってもらったものです。天気が良く、暖かかったので、車を図書館から1キロほど離れた商店街の駐車場に停めて、歩いて往復しました。いつもの散歩は散歩で、慣れた景色を歩くので思索に耽ることができていいいのですが、知らないところを歩く新鮮さも楽しいものです。 NHK-BSから録画してあった映画「鉄道員(ぽっぽや)」を観ました。鉄道員(ぽっぽや)監督 降旗康男脚本 岩間芳樹 降旗康男原作 浅田次郎製作 「鉄道員」製作委員会出演者 高倉健 大竹しのぶ 広末涼子 吉岡秀隆 安藤政信 志村けん 奈良岡朋子 田中好子 小林稔侍音楽 国吉良一主題歌 坂本美雨『鉄道員』撮影 木村大作編集 西東清明製作会社 東映東京撮影所配給 東映公開 1999年6月5日上映時間 112分配給収入 20億5000万円 いい映画です。健さんがいい。大竹しのぶがいい。広末涼子もいい。小林稔侍もいい。お涙頂戴の映画なのですが、今の時間はほとんど経過させず、回想シーンを上手く入れて、飽きさせない。亡くなった娘が、3回にわたって成長して登場。最後は17才。それを見た健さんが列車到着を待つ雪の駅で亡くなる。泣かせます。 原作は浅田次郎。『小説すばる』平成7年(1995年)11月号に掲載され、後に同名の短編集にまとめられ、1997年4月に集英社から刊行されました。短編集は第117回直木賞受賞作で、140万部を売り上げるベストセラーとなりました。 映画の中の思い出のシーンは、白黒なのですが、赤だけを強調するという手法を使っていて印象的です。それで広末涼子が着たベストが、母(大竹しのぶ)が生前着ていたものだとハッと気が付くわけです。この赤だけ強調するシーンは、スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」でも見ました。 「幌舞」という駅長一人駅が舞台。「幌舞」という語感からは、北海道に実存する地名のようにも聞こえますが、実在はせずロケは根室本線の「幾寅」という駅で行われました。昔の田舎駅らしさを強調するため改装されました。映画では幌舞線の終着駅という設定ですが、実際には途中駅であるため、模擬の腕木式信号機や車止めを設置するなど、いくらかの細工が施されたらしいです。セットとして建てられた「だるま食堂」は今も保存されています。 新型コロナで亡くなった志村けんも出演しています。志村けんさんは、2020年12月公開予定の映画『キネマの神様』に主演予定だったのですが、クランクインを待たずに急逝したため、この作品が生涯唯一の映画出演作となりました。ご冥福をお祈りします。 坂東英二がちょい役で出ています。にわかに信じ難いのですが、板東英二さんによると、元々の主演は坂東さんだったらしいです。健さんからスケジュールをあけておくように言われていましたが、板東さんが聞き逃しスケジュールをあけておらず、健さんが主演をすることになったということ。ということは、健さんが小林稔侍がやっていた役をやることになっていたのでしょうか。それはそれで見てみたかったような気もします。2000年の日本アカデミー賞の各賞をほぼ総なめしています。最優秀作品賞最優秀監督賞 降旗康男最優秀脚本賞 岩間芳樹・降旗康男最優秀主演男優賞 高倉健 最優秀主演女優賞 大竹しのぶ最優秀助演男優賞 小林稔侍イタリア映画の「鉄道員」もよかったですが、こちらの「鉄道員」も秀作でした。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2021/02/06
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【2021年2月5日(金)】 昨日は、午後、会の関係で電話会議。その準備で午前中は費やしました。 午後会議が終わってから歯医者へ。1月21日の定期メンテで、左上親知らずにヒビが入っており、抜いたほうがいいということになり、今日の臨時通院となりました。ところが、昨日午前中から、右の奥歯(特に上の歯)がじっとしていても痛いくらいになり、ご飯も噛めない状況に。鎮痛剤を飲んで何とか痛みを散らしたうえで歯医者に行きました。先生に状況を説明したところ、「左の歯を抜くのは待って、まず右の歯を治しましょう。」となりました。右の歯を削って噛みあわせを軽くしてもらって、鎮痛剤を処方してもらって帰ってきました。 右の歯は急に痛くなったわけではなく、メンテの直後に痛み出したので、メンテの傷口から雑菌が入って化膿したのかもしれません。家内もそんな経験があると言っていました。メンテは必要だと思いますが、そういうデメリットもあるのかもしれません。 左で噛んでも、右の歯が噛みあうと痛いので、しばらく不自由な生活になりそうです。 録画してあった映画「狂った果実」を、細切れですが見ました。BS日テレが、開局20年特別企画で、石原裕次郎出演の映画5作を連𡑮放映したうちの一つです。 他の4作は「太陽の季節」、「嵐を呼ぶ男」、「銀座の恋の物語」、「夜霧よ今夜も有難う」。「太陽の季節」は先日投稿しました。狂った果実監督 中平康脚本 石原慎太郎原作 石原慎太郎出演者 石原裕次郎 北原三枝 津川雅彦音楽 佐藤勝 武満徹撮影 峰重義編集 辻井正則製作・配給 日活公開 1956年7月12日上映時間 87分言語 日本語「太陽の季節」の姉妹編で、同様に上流階級をの若者を描いた作品。これもモノクロ映画です。まだモノクロ映画が主流の時代でした。 原作者の石原慎太郎に日活から「映画化したい」という話があり、弟・裕次郎の主演を条件に承諾したとのこと。日活側は裕次郎を弟の春次役に起用し、兄の夏久には三國連太郎を起用しようとしたらしいですが、「役回りが年齢的に自分に合わない」という理由で三國が辞退したため、慎太郎が津川雅彦を抜擢し、裕次郎は夏久役に回ったというわけです。津川の芸名は、この作品に出演した時に慎太郎が自らの小説『太陽の季節』のメインキャラクター「津川竜哉」から命名したといわれています。 石原裕次郎は「太陽の季節」にも出演していますが、端役だったので、この映画が実質的なデビュー作品といえるでしょう。後に結婚に至る北原三枝(=石原まき子)との初共演作品でもあります。北原三枝は90歳超でご存命です。 現代音楽作曲家、武満徹が初めて映画音楽を担当した映画でもあります。 それにしても、この頃の若い役者さんは、台詞がたどたどしいですね。早口で聞き取りにくいし。映画全盛の時代で、カッコよかったら売れた。そんな古き良き時代ですね。そして遠回しな男と女の触れ合い表現が、却ってエロチックさを増強しているような気もします。ストーリーはスリリングで、カメラまわしも面白くて、飽きることはありませんでした。予告編よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2021/02/05
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【2021年1月30日(土)】 28日から31日まで、4日連続お休みです。今日はその3日目。7割程度奉仕活動です。なかなかプライベートのことをする時間がとれません。今朝は冷え込みました。少しですが、朝雪が積もっていました。サラサラの雪でした。 細切れですが、NHK-BSから録画してあった、映画『ゴッドファーザー』を観ました。ゴッドファーザーThe Godfather監督 フランシス・フォード・コッポラ脚本 マリオ・プーゾ フランシス・フォード・コッポラ原作 マリオ・プーゾ製作 アルバート・S・ラディ ロバート・エヴァンス出演者 マーロン・ブランド アル・パチーノ ジェームズ・カーン ロバート・デュヴァル音楽 ニーノ・ロータ撮影 ゴードン・ウィリス編集 ウィリアム・レイノルズ ピーター・ジンナー配給 パラマウント映画公開 アメリカ 1972年3月15日 日本 1972年7月15日上映時間 177分製作国 アメリカ言語 英語 イタリア語 ラテン語製作費 $6,000,000興行収入 $245,066,411次作 ゴッドファーザー PART II 1972年(昭和52年)封切なので、私の大学入学前年。大学時代に二番館の祇園会館で観たことがあります。 主役のドン・コルレオーネ役のマーロン・ブランドは当時48歳。見事に老人役を演じて、アカデミー主演男優賞に輝いています。特に印象的だったのが、孫と遊びながら亡くなるシーン。好々爺ぶりがいいです。ドラキュラのような歯を見せたとき、孫が怖がるのですが、怖がり方があまりにも自然でした。演技ではなく、本当に驚かせたのではないでしょうか。自然に撮影するため、カメラを遠ざけて望遠で撮っているようにも見えました。 マーロン・ブランドは若いころ、『欲望という名の電車』や『波止場』(アカデミー賞主演男優賞を受賞)でスターダムを昇りつめますが、セリフを覚えてこない、必ずといっていいほど共演者の女性に手を出す、癇癪を起こしてスタッフを困らせるといった筋金入りのトラブルメーカーであったため、次第に落ち目になっていきます。しかし、このゴッドファーザーで復活をとげました。アカデミー賞主演男優賞を2度受賞し、タイム誌はブランドをアクター・オブ・ザ・センチュリー「20世紀最高の俳優」に選出しています。 アル・パチーノのマイケル・コルレオーネ役も、渋くていいですね。製作者側はマイケル役にロバート・レッドフォードを起用しようとしたらしいですが、監督のコッポラらは、アル・パチーノこそが適役と言って譲らず、粘り強い交渉の末イタリア系(母方の先祖はシチリア島出身)のパチーノの起用にこぎつけたらしいです。この役は、やはりレッドフォード向きではないでしょう。アル・パチーノで大正解でした。アル・パチーノは、その後、『ゴッドファーザーPARTⅡ』、『・・・PARTⅢ』、『スケアクロウ』、『狼たちの午後』などに出演し、1993年には『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』で、アカデミー賞主演男優賞に輝いています。 監督のフランシス・フォード・コッポラは、祖父が南イタリア生まれのイタリア系。このことも、この映画を味わい深いものにしている要因の一つだと思います。この映画では脚本も書いており、原作者でもあり、脚本も書いたマリオ・プーゾとともに、アカデミー賞脚色賞を受賞しています。ラストの洗礼式で洗礼を受けるコニーの子役の男の子はコッポラの娘とのことなので、男子なのに女の子として洗礼を受けたということになります。コッポラは黒澤明監督のファンでもあり、黒沢監督の『悪い奴ほどよく眠る』(1960年9月15日公開)の、結婚披露宴から始まるという展開に感心して、本作でも採用したとのことです。コッポラは、『ゴッドファーザーPARTⅡ』、『・・・PARTⅢ』でも監督を務め、他の監督作品としては『地獄の黙示録』が有名です。 主題歌の『愛のテーマ』もいいですね。美しい旋律です。作曲はニーノ・ロータ。イタリアの作曲家とのこと。やはりイタリア人だからこその哀愁のあるメロディーだと思います。ロータはクラシック音楽家でもあり、ロータ自身は「本業はあくまでクラシックの作曲であり、映画音楽は趣味にすぎない」と言っていたらしいですが、映画音楽の分野で多大な業績を上げています。『道』(フェデリコ・フェリーニ監督)、『戦争と平和』、『太陽がいっぱい』、『ロミオとジュリエット』などは誰もが知る旋律です。『ゴッドファーザーPARTⅡ』ではアカデミー賞作曲賞を受賞しています。 アメリカでは「マフィアの暴力を間接的に礼賛している」として、映画の人気とは対照的に知識人たちから批判を浴びたこともあったらしいですが、私にとっては印象的な映画の一つです。予告編 最後の方に主題歌よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2021/01/30
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【2021年1月26日(火)】 一昨日は二人で名古屋往復、昨日は、昼間に電話での打ち合わせがあり、夕刻は月例会議で京都市内に出ました。忙しい2日間でした。今日はお休みですが、ある企画の立ち上げで無給在宅ワークです。 NHK-BSから録画してあった映画「追憶」を細切れですが観ました。大学時代に二番館の祇園会館で観て。その後、テレビでも観たことがある映画です。追憶The Way We Were監督 シドニー・ポラック脚本 アーサー・ローレンツ製作 レイ・スターク出演者 バーブラ・ストライサンド ロバート・レッドフォード音楽 マーヴィン・ハムリッシュ主題歌 「追憶」撮影 ハリー・ストラドリング・ジュニア編集 マーガレット・ブース配給 コロンビア映画公開 アメリカ合衆国 1973年10月16日 日本1974年4月13日上映時間 118分製作国 アメリカ合衆国言語 英語興行収入 $45,000,000 バーブラ・ストライザンドは決して美人ではなく、ロバートレッドフォードは、アメリカを代表する男前俳優。この組み合わせがなんともいえません。 バーブラ・ストライザンドは多才で、そしてそれぞれで天才ですね。歌手としては、私は、「小さな声で熱唱できる」数少ない歌手だと称賛します。この映画も含め、女優としても素晴らしい演技をしています。『ファニー・ガール』でアカデミー賞主演女優賞を受賞しています。作曲家としても活躍し、『スター誕生』でアカデミー歌曲賞を受賞しています。映画監督も務めています。主な出演映画は「ファニー・ガール」(1968)、「ハロー・ドーリー」(1969)、「ファニー・レディ」(1975)、「スター誕生」(1975)。 ロバート・レッドフォードの主な出演作品は、「明日に向かって撃て!」(1969)、「スティング」(1973)、「華麗なるギャツビー」(1974)、「華麗なるヒコーキ野郎」(1975)。これだけ活躍しているのに、俳優としてはアカデミー賞を受賞していませんが、映画監督としても活躍し、1980年度に『普通の人々』でアカデミー監督賞を受賞しています。また、2001年度には アカデミー名誉賞も受賞しています。 音楽のマーヴィン・ハムリッシュは、アメリカ、ニューヨーク出身の作曲家。エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞、ゴールデングローブ賞、ピューリッツァー賞をすべて受賞した人物です。この記録を持っているのはハムリッシュとリチャード・ロジャースの2人しかいないいとのこと。舞台では「コーラスライン」、映画では「幸せはパリで」、「スティング」、「ファニー・レディ」、「007私を愛したスパイ」、「コーラスライン」などを手がけています。 いわゆるメロドラマですが、スピーディな展開、印象的な風景、時々流れる美しい主題歌とそのバーブラのささやくような歌声、重みのある言葉の数々で、見入ってしまいました。 それから、第二次世界大戦中も舞台になっているのですが、アメリカは戦場になったわけではないので、優雅な暮らしぶりが捉えられていて、その頃の日本を想像していまいました。あまりにも有名な主題歌と映画のシーンよろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2021/01/26
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【2021年1月16日(土)】 昨日は事務所、今日はお休みで在宅。雨のうっとうし天気です。ここしばらくあまり寒くないのは助かります。 NHK-BSから録画してあった映画「ラスト サムライ」を、細切れですが観ました。有名な映画ですが、私は初めて観ました。 Wikipediaよりラスト サムライThe Last Samurai監督 エドワード・ズウィック脚本 ジョン・ローガン エドワード・ズウィック マーシャル・ハースコビッツ原案 ジョン・ローガン製作 トム・クルーズ トム・エンゲルマン スコット・クルーフ ポーラ・ワグナー エドワード・ズウィック マーシャル・ハースコビッツ製作総指揮 テッド・フィールド チャールズ・マルヴェヒル リチャード・ソロモン ヴィンセント・ウォード出演者 トム・クルーズ 渡辺謙 真田広之 小雪 小山田真 ティモシー・スポール ビリー・コノリー 原田眞人音楽 ハンス・ジマー撮影 ジョン・トール編集 スティーヴン・ローゼンブラム ヴィクトール・ドュ・ヴォイス製作会社 クルーズ/ワグナー・プロダクションズ配給 ワーナー・ブラザース公開 アメリカ 2003年12月5日 日本 2003年12月6日上映時間 154分製作国 アメリカ言語 英語 日本語製作費 $140,000,000興行収入 $456,758,981 アメリカ・カナダ $111,127,263[1] 日本 137億円 殺戮の場面が多くて、好きな映画の部類に入りませんが、色んな意味で興味のもてる映画でした。 日本が舞台で、日本人が多く出演しているので、日米合作かと思ったら、アメリカ制作なのですね。 渡辺謙扮する勝元が大きなお寺にいるシーンが何度も出てくるのですが、京都のお寺で思い付くところがありませんでした。後で調べたら、姫路市にある書写山円教寺ということでした。エンディングロールで姫路市・京都市と出てきたので、姫路城がどこかで登場していたのかと思ったのですが、そうではなく円教寺だったということです。 日本に到着したネイサンとバグリー大佐は、案内役のグレアム と共に明治天皇に謁見するらんめに、御所に向かいます。このとき急で長い階段を登るシーンがあります。伏見桃山の明治天皇陵の階段かと思ったのですが、知恩院の男坂の階段だったようです。映画では階段の上に大きなお堂が見えるのですが、実際には坂の下からは、御影堂は正面にドンという形では見えません。合成なのでしょう。下記に予行編にも写っています。 冒頭の多くの島が浮かんでいる海のシーンは、長崎県佐世保市の石岳展望台から撮影された九十九島の眺望とのことです。 勝元が住む田舎の村や、戦闘シーンの山間の風景は、ちょっと日本らしくないなと思ったら、ニュージーランドの「タラナキ地方」で撮影されたようです。タラナキがロケ地に選ばれた一番の理由は、見た目が富士さんにそっくりな「タラナキ山」の存在だったようです。標高2,518メートルの円錐形をした山で、別名エグモント山とも呼ばれます。日本語版予告編 時代は明治。勝元は恐らく、西郷隆盛をモデルにし、「大村」なる人物は、日本陸軍の創始者とされる大村益次郎をモデルにしているのではないでしょうか。ただ、大村益次郎は1689年(明治2年)に暗殺されているので、史実とはかけ離れていますが。 ステレオタイプ的な武士道、日本人観はアメリカ制作なので、止むを得ないでしょう。忍者が集団で出てきて、勝元らと戦うシーンには、さすがに驚きました。忍者がこんな形で集団で行動することはなかったでしょうし、明治に入ってしばらくした時代なので、存在もしていなかったでしょう。これについては日本人スタッフが難色を示したものの、監督はじめアメリカ人スタッフの「どうしてもニンジャを撮りたい」という要望で撮影されたようです。 小雪さんがよかったです。 それから、先日77歳で亡くなられた、斬られ役として活躍し「5万回斬られた男」の異名を持つ福本清三さんが、グレアムの護衛・見張り役として登場します。寡黙な武士役で、台詞は1回短いのがあった程度だと記憶しています。最後の戦闘シーンで斬られますが、有名な「エビ反り」が見られるかと思ったのですが、ありませんでした。ちょっと残念でした。ご冥福をお祈りします。福本清三さん登場シーン 円教寺も出てきます。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2021/01/16
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【2021年1月14日(木)】 今日は在宅でした。暖かい一日でした。NHKーBSから録画してあった、映画「レ・ミゼラブル」を、数日前から何度かにわたって視聴しました。 二人で観たのですが、いつ頃だったか定かではなく、2012年12月の公開で、ダイヤリーを見たら、2013年1月に観ています。レ・ミゼラブルLes Misérables監督 トム・フーパー脚本 ウィリアム・ニコルソン(英語版) アラン・ブーブリル(英語版) クロード=ミシェル・シェーンベルク ハーバート・クレッツマー(英語版)原作 小説 ヴィクトル・ユゴーミュージカル アラン・ブーブリル クロード=ミシェル・シェーンベルク製作 ティム・ビーヴァン エリック・フェルナー デブラ・ヘイワード キャメロン・マッキントッシュ製作総指揮 ライザ・チェイシン アンジェラ・モリソン ニコラス・アロット リチャード・パパス出演者 ヒュー・ジャックマン ラッセル・クロウ アン・ハサウェイ アマンダ・サイフリッド エディ・レッドメイン ヘレナ・ボナム=カーター サシャ・バロン・コーエン アーロン・トヴェイト音楽 クロード=ミシェル・シェーンベルク撮影 ダニー・コーエン編集 クリス・ディケンズ メラニー・アン・オリヴァー製作会社 ユニバーサル・ピクチャーズ ワーキング・タイトル・フィルムズ レラティビティ・メディア配給 イギリス・アメリカ ユニバーサル・ピクチャーズ 日本 東宝東和公開 イギリス2012年12月7日(ロンドンプレミア) 日本 2012年12月21日 アメリカ 2012年12月25日 イギリス 2013年1月11日上映時間 158分製作国 イギリス アメリカ製作費 $61,000,000興行収入 $441,809,770 日本 58.9億円予告編 もともとミュージカルは大好きなので、好きな映画の部類にはいるのですが、暗い場面、血なまぐさい場面が多いので、その部分は私にとってはマイナスポイントです。「Confrontation」 元の舞台版ミュージカルは観たことないのですが、舞台版は、実際に血を見せる必要もないし、残虐性をリアルに描く必要はないので、もし舞台版を観たら、それほど暗いとか、血なまぐさいと思わないのでしょう。このようなストーリーのミュージカルの映画化は、この辺が、舞台版と映画版が大きく違ってくる点だな思いました。 最初の水の中でロープを引っ張るシーンや、工場の作業を上から捉えたシーンや、パリの街のシーンなど、アングルやパノラマ感が素晴らしかったと思います。Look Down 監督のトム・フーパーは2019年に「キャッツ」の映画化でも監督を務めています。 ほとんどの台詞が歌になっているので、ちょっと疲れましたが、印象に残る歌が多くありました。作曲はクロード=ミシェル・シェーンベルク。後に「ミス・サイゴン」の作曲もしています。 ファンティーヌ役のアン・ハサウェイは、この作品でアカデミー賞助演女優賞を受賞しています。I dreamed a dream 成人後のコゼットを演じたアマンダ・サイフリッドは、レ・ミゼラブルの前に2008年の「マンマミーア」でソフィ役(メリル・ストリープの娘役)を演じ、その続編の2018年公開「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」でもソフィ役を演じ、私にも馴染みの女優さんです。 成人後のエポニーヌ役のサマンサ・バークスは、舞台版でもエポニーヌ役を演じています。その前に舞台版キャバレーでは主人公のサリー・ボールズ役を演じています。 "オン・マイ・オウン(On my own)" 色々書きましたが、聴かせる、見せる、魅せる映画でした。One Day More 余談です。ビクトル・ユゴーの原作「レ・ミゼラブル」は日本語では「ああ無情」と訳されたりもします。母がこの小説のファンで、私が幼いころ、「ああむじょう」という題名を母が叔母や義祖母と話しているのを耳にすることがよくありました。それが「ああ無情」と知るまで「アーム城」だとずっと思っていました。 「民衆の歌」よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2021/01/14
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【2020年12月30日(水)】 NHK-BSで「怪獣大戦争」を放映していたので観ました。ちょうど孫たちが帰っていたので、いっしょに観ましたが、男の子の孫もほうは怪獣が出てくる場面では画面に釘づけで、終わった後もまた観たいと言われましたが、残念ながらDVDから消去してしまった後でした。また、この類の映画をやっていれば録画しておいて来たときに見せてあげましょう。 私はシリーズ次作の「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」は映画館で観た記憶がありますが(1966年公開だから、小学6年生のとき)、本作は観たことがありませんでした。怪獣大戦争Invasion of Astro-Monster監督 本多猪四郎(本編) 円谷英二(特撮)脚本 関沢新一製作 田中友幸出演者 宝田明 ニック・アダムス 久保明 水野久美 沢井桂子 土屋嘉男 田崎潤音楽 伊福部昭撮影 小泉一(本編)有川貞昌(特撮)富岡素敬(特撮)編集 藤井良平(本編)石井清子(特撮)制作会社 東宝撮影所 ベネディクト・プロ製作会社 東宝撮影所 ユナイテッド・プロダクションズ・オブ・アメリカ配給 東宝公開 日本 1965年12月19日 アメリカ1970年7月29日上映時間 94分製作国 日本 アメリカ前作 三大怪獣 地球最大の決戦次作 ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 日本とアメリカの合作映画で、ゴジラシリーズの第6作。東宝の二大特撮看板である「怪獣映画」と、『地球防衛軍』に始まる「空想科学映画」を融合させた作品。ゴジラ、ラドン、キングギドラの三大怪獣が登場。昭和シリーズでのゴジラが地球外へ飛び出して活躍するのは、本作のみ。 劇場公開当時に流行していた、赤塚不二夫の漫画『おそ松くん』のギャグ「シェー」をゴジラがポーズする場面がありますが、ゴジラを演じた中島春雄は、「『シェー!』を撮ろうと言い出したのはオヤジさん(円谷英二)なんだよな」とコメントしているそうです。予告編 オープニングの曲は御存じ伊福部昭氏作曲。戦前に帝国海軍からの委託で作曲した「古典風軍樂 吉志舞」以来、『ゴジラ』のBGM「フリゲートマーチ」などに用いられてきた旋律で、現在は自衛隊のイメージ曲として定着しています。オープニング曲よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/12/30
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【2020年12月24日(木)】 NHK-BS放映の「モスラ対ゴジラ」を観ました。モスラ対ゴジラGodzilla vs. the Thing監督 本多猪四郎(本編) 円谷英二(特撮)脚本 関沢新一製作 田中友幸出演者 宝田明 星由里子 小泉博 ザ・ピーナッツ 藤木悠 佐原健二 田崎潤音楽 伊福部昭撮影 小泉一(本編) 有川貞昌(特撮) 富岡素敬(特撮)編集 藤井良平(本編) 石井清子(特撮)製作会社 東宝撮影所配給 東宝公開 1964年4月29日アメリカ 1964年9月17日上映時間 89分製作国 日本前作 モスラ(モスラ) キングコング対ゴジラ(ゴジラ)次作 三大怪獣 地球最大の決戦 私は小中学生のとき、怪獣映画の大ファンで、映画館によく連れていってもらいました。今もテレビ放映があるとよく観ます。 ゴジラシリーズの第4作で、『モスラ』の続編でもあります。本作でのゴジラはモスラに対する悪役であり、昭和シリーズで唯一、怪獣同士の闘いにおける黒星を喫した作品です。本作の公開された1964年には『宇宙大怪獣ドゴラ』『三大怪獣 地球最大の決戦』と怪獣映画が3本公開されており、後の第一次怪獣ブームの土台を築いた作品といえます。因みにこの年は東京オリンピックの年でもあります。娯楽作品のなかに、「観光開発ブーム」「新聞の第三権力化」など、当時の世相への批判が盛り込まれています。 海外版タイトルはモスラがシークレット扱いで『GODZILLA VS. THE THING』 となっているのも面白いです。 伊福部昭氏のゴジラ登場の例のメロディと迫力は、何度聴いても感動です。 トラディショナルなぬいぐるみ式の特撮映画で、今の怪獣ものと比べると、稚拙なところは否めませんが、往年のファンにとってはそこがまた魅力。それでも名古屋城を壊すシーンは本物のような迫力があって、ここには特に力を入れたんだろうなと思いました。予告編よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/12/24
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【2020年12月20日(日)】 NHK-BSから録画してあった映画「キング・コング」2005年版を観ました。キング・コングKing Kong監督 ピーター・ジャクソン脚本 ピーター・ジャクソン フラン・ウォルシュ フィリッパ・ボウエン原案 メリアン・C・クーパー エドガー・ウォレス製作 ジャン・ブレンキン キャロリン・カニンガム ピーター・ジャクソン フラン・ウォルシュ出演者 ナオミ・ワッツ エイドリアン・ブロディ ジャック・ブラック音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード撮影 アンドリュー・レスニー編集 ジェイミー・セルカーク配給 アメリカ ユニバーサル・ピクチャーズ 日本 UIP公開 アメリカ 2005年12月14日 日本 2005年12月17日上映時間 187分製作国 ニュージーランド アメリカ 1933年の映画『キング・コング』のリメイク。2005年のアカデミー賞においてアカデミー視覚効果賞、アカデミー音響編集賞、アカデミー録音賞の3部門で受賞しました。 監督・脚本のピーター・ジャクソンはニュージーランド出身で2001年から2003年の「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の監督・脚本家しても有名です。 15年も前のCGのためか、ぎこちないところはあるますが、迫力満点のシーンが続き、3時間の長丁場ですが、あまり飽きることなく最後まで一気に観ることができました。キング・コングや恐竜のCGだけでなく、昔のニューヨークの街並みの表現もよかったです。 この作品は、日本では予想外の不入り(興行目標80億円、最低でも50億円との予想に対し、23億円に留まった)だったそうで、その原因として、コング等の“売り”となる怪獣が登場するまでに1時間近くの人間ドラマがあるという構成や、“怪獣映画”としては3時間という上映時間は長すぎるとう点や、メディアによる宣伝力の多くが同時期に公開された『男たちの大和』に割かれていた事などがあげられています。予告編キング・コング映画の歴史を列挙します。キング・コング 1933年 コングの復讐 1933年 キングコング対ゴジラ 1962年 東宝 ・ユニバーサルキングコングの逆襲 1967年 東宝・ユニバーサルキングコング 1976年キングコング2 1986年キング・コング 2005年キングコング: 髑髏島の巨神 2017年ゴジラvsコング 2021年よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/12/20
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【2020年12月17日(木)】 昨日、NHK-BSで映画「シンドラーのリスト」を観ました。「シンドラーのリスト」Schindler's List監督 スティーヴン・スピルバーグ脚本 スティーヴン・ザイリアン原作 トーマス・キニーリー 『シンドラーの箱船』 Schindler's Ark、製作 スティーヴン・スピルバーグ ジェラルド・モーレン ブランコ・ラスティグ製作総指揮 キャスリーン・ケネディ出演者 リーアム・ニーソン ベン・キングズレー レイフ・ファインズ音楽 ジョン・ウィリアムズ撮影 ヤヌス・カミンスキー編集 マイケル・カーン製作会社 アンブリン・エンターテインメント配給 アメリカ合衆国 ユニバーサル・ピクチャーズ 日本 UIP公開 アメリカ合衆国 1993年12月15日 日本 1994年2月26日上映時間 195分製作国 アメリカ合衆国言語 英語 一部ドイツ語 第二次世界大戦時にドイツによるユダヤ人の組織的大量虐殺(ホロコースト)が東欧のドイツ占領地で進む中、ドイツ人実業家オスカー・シンドラーが1100人以上ものポーランド系ユダヤ人を自身が経営する軍需工場に必要な生産力だという名目で絶滅収容所送りを阻止し、その命を救った実話を描いた映画です。 インターミッションの入る3時間超の長尺映画ですが見入ってしまいました。モノクロのドキュメンタリータッチの映像が戦争の悲惨さをより強調しています。人々の恐怖におののく表情が真に迫っていて引きつけられました。モノクロでありながら、蝋燭の火と、少女のコートだけが赤のパートカラーで表現されているところも印象的でした。 第66回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、美術賞、作曲賞の7部門で受賞しました。監督のスティーヴン・スピルバーグは、ユダヤ系アメリカ人で、10年近く構想を練り企画を温めた後、この映画の制作に着手したといいます。スピルバーグの代表作、『ジョーズ』、『未知との遭遇』、『E.T.』、『ジュラシック・パーク』シリーズ、『インディ・ジョーンズ』シリーズとは全然テーマの違う作品ですが、こういう映画も撮れる。やはり天才なのですね。音楽のジョン・ウィリアムズも『ポセイドン・アドベンチャー』、『タワーリング・インフェルノ』、『ジョーズ』、『スター・ウォーズ』シリーズ、『未知との遭遇』、『E.T.』などを手がけており、まさに黄金コンビですね。 イツァーク・シュテルン役のベン・キングズレーは、「ガンジー」でガンジーで マハトマ・ガンジー役を演じて、アカデミー主演男優賞を受賞しています。どこかで見た顔だと思いました。予告編よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/12/17
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【2020年12月2日(水)】 今日は在宅でしたが、色々と忙しくて、三味線の練習も、散歩もできませんでした。 先日NHK-BSから録画してあった映画「太陽の季節」を観ました。『太陽の季節』監督 古川卓巳原作 石原慎太郎製作 水の江滝子出演者 南田洋子、長門裕之、石原裕次郎音楽 佐藤勝配給 日活公開 1956年5月17日上映時間 89分 原作は石原慎太郎の短編小説。裕福な家庭に育った若者の無軌道な生活を通して、感情を物質化する新世代を描いた作品で、石原の出世作です。第34回(1955年下半期)芥川賞を受賞。原作は読んだことがないのでわかりませんが、映画のストーリーは原作にほぼ忠実だそうです。 この映画の内容が問題になって、制作者の内部機関だった「映画倫理規程管理委員会」が外部の第三者も参加する「映画倫理管理委員会」(現・映画倫理委員会)と改められるきっかけとなりました。 石原が幼少期を過ごした神奈川県逗子市の逗子海岸には、「太陽の季節 ここに始まる」という彼の自筆が入ったモニュメントが建立されているそうです。 原作者の弟である石原裕次郎が脇役として出演しており、これがデビュー作でした。この映画は、長門裕之と南田洋子が結婚するきっかけともなりました。私はミュージックフェアを長門裕之さんといっしょにやっていたころの南田洋子さんしか知りません。この映画でのお顔立ちは、ミュージックフェアの南田洋子さんとはだいぶ違うように思います。石原慎太郎もサッカー選手役として登場しています。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/12/02
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【2020年11月29日(日)】 先日、NJK-BSで映画「シャレード」を観ました。シャレードCharade監督 スタンリー・ドーネン出演者 ケーリー・グラント オードリー・ヘプバーン ウォルター・マッソー ジェームズ・コバーン ジョージ・ケネディー音楽 ヘンリー・マンシーニ配給 ユニバーサル・ピクチャーズ公開 アメリカ 1963年12月5日 日本 1963年12月21日上映時間 113分製作国 アメリカ予告編 大学生のとき、二番館の祇園会館で観て、その後も複数回テレビ放映で観ているので、何度かの「どんでん返し」も分かっていますが、それでも面白かったです。逆に「あぁ、これがあの『どんでん返し』の伏線か」という楽しみ方もできました。 「シャレード」の元の意味は「ジェスチャー・ゲーム」のことらしいです。が、脚本の手法で「言葉に頼らず、何かに託して表現すること」というような意味があるそうです。タイトルにも伏線があったようです。 主演はオードリー・ヘプバーン。「ティファニーで朝食を」や「マイフェアレディー」では、適役とは思えませんでしたが、この映画は適役でした。衣装はジバンシーが提供しています。タイトルバックにも「ジバンシー」と出てきました。 ウォルター・マッソー、ジョージ・ケネディー、ジェームズ・コバーンなどが脇を固めているのも魅力です。 監督のスタンリー・ド―ネンは、ミュージカルの巨匠でもあり、よく知られた作品では、「踊る大紐育 」、「雨に唄えば 」、「掠奪された七人の花嫁 」、「パリの恋人」などを撮っています。 ヘンリー・マンシーニの主題歌もストーリーによくマッチしています。ヘンリー・マンシーニは映画音楽の巨匠です。 「ティファニーで朝食を(ムーン・リバー)」、「暗くなるまで待って 」、「ひまわり」、「華麗なるヒコーキ野郎 」などを手掛けました。オードリー・ヘプバーンとケーリー・グラントケーリー・グラントは「北北西に進路を取れ」に主演ウォルター。マッソー「サブウェイ・パニック」、「フロント・ページ」、「がんばれ!ベアーズ」などに出演ジョージ・ケネディー『人間の証明』、『復活の日』など日本映画にも出演。こちらのほうが馴染みかも。ジェームズ・コバーン『荒野の七人』、『大脱走』などに出演チップスなエピソードをいくつか・スタンリー・ドーネンは、元はコロンビア映画で製作の予定でしたが、オードリー・ヘプバーンとケーリー・グラントに出演依頼をしたところ、ヘプバーンは承諾したが、グラントは他の映画に出演予定だったので断りました。そこでコロンビアはポール・ニューマンを指名。ニューマンはOKでしたが、コロンビアは彼の出演料が高すぎると考え、代わりにウォーレン・ベイティとナタリー・ウッドを持ち出しました。しかし結局2人の出演料も映画の制作費も出せないと言い出しました。そのため、ドーネンはユニバーサルと組みましたが、グラントは他の出演予定映画が気に入らず、心変わりして『シャレード』に出演することになりました。ニューマンとヘプバーンの組み合わせより、やはりグラントとヘプバーンの組み合わせのほうが、この映画は合っているように思います。ナタリー・ウッドなら、ニューマンかもですが。・グラントとヘプバーンはそれまで一度も会った事がなく、撮影前にドーネンがパリのビストロで2人を引き合わせました。その時、ヘプバーンは緊張のあまり赤ワインのボトルを倒してしまい、グラントのスーツにかかってしまいました。ヘプバーンは、恐縮して何度も謝りましたが、グラントはさりげなく上着を脱いで、ワインのシミが簡単に落ちるふりをし、とても優しかったといいます。グラントはシャツ姿で穏やかに食事を始め、これで2人の信頼関係が結ばれ、撮影でも良い雰囲気で一緒のシーンが撮れました。翌日にはグラントからヘプバーンに、昨日のことは気にしないでという手紙とキャビアの贈り物が届きました。ドーネンはこの時のことを基に、セーヌ河岸を歩いている時にヘプバーンがグラントのスーツにアイスクリームを付けてしまうシーンを付け加えました。・ドーネンと脚本のピーター・ストーンがエレベーターに乗り込む二人組としてカメオ出演しています。観終わったあとに知ったので、見逃しました。 よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/11/29
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【2020年11月22日(日)】 3連休中日。どこかに行きたい。でも、やらねばならないことが山積みで巣篭りです。 録画してあったNHK-BS放送の映画「アランドロンのゾロ」を見ました。アラン・ドロンのゾロZorro監督 ドゥッチョ・テッサリ原作 ジョンストン・マッカレー『怪傑ゾロ』出演者 アラン・ドロン オッタヴィア・ピッコロ エンツォ・セルシコ アドリアーナ・アスティ スタンリー・ベイカー音楽 グイド&マウリツィオ・デ・アンジェリス製作会社 Mondial Televisione Film Les Productions Artistes Associés配給 イタリア ティタヌス 日本 東宝東和公開 イタリア 1975年3月6日 フランス 1975年3月15日 日本 1975年7月15日上映時間 120分製作国 イタリア フランス言語 イタリア語原題は「Zorro」ですが、邦題は「アランドロンの」が付きます。当時はアランドロンの名で客が集まるということだったのでしょうね。VTR用予告編日本公開は1975年(昭和50年)。私の大学在学時です。二番館の祇園会館で観ました。良い映画だったという記憶があり、今回も期待して観たのですが、少々期待外れでした。先日投稿した同じアランドロンの「サムライ」が余りにもよかったせいかもしれませんが。アラン・ドロンの主演第50作記念作品らしいですが・・・・。ラスト15分間に及ぶ決闘シーンは、映画史上に残る名クライマックスと絶賛されたらしいですが、ちょっと長過ぎです。音楽だけはよかったです。主題歌よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/11/22
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【2020年11月21日(土)】 今日から3連休。今日はゴルフの予定でしが、手術後2週間は安静にといわれているのでキャンセル。3連休はコロナ感染が上昇中ということもあるし、出控えたほうがいいかも。準備をしなければならないイベントが3つもあるし、来週はフル外出が3日間もあるし、やはり巣篭りにしましょうか。 録画してあったアランドロン主演「サムライ」(NHK-BSで放送)を観ました。サムライLe Samouraï監督 ジャン=ピエール・メルヴィル原作 アゴアン・マクレオ製作 ジョルジュ・カサティ出演者 アラン・ドロン音楽 フランソワ・ド・ルーベ撮影 アンリ・ドカエ配給 日本ヘラルド公開 フランス 1967年10月25日 日本 1968年3月16日上映時間 105分製作国 フランス イタリア 冒頭のタイトルバックから引きこまれました。アパートの一室、窓の方を映した静止画。と思いきや、タバコの煙がゆらゆらとして人の気配を感じさせる。主人公がベッドに横になったタバコをくゆらしていたんですね。のっけから孤独感、虚無感がドーンときました。途中「ジャングルの中の一頭の虎に似て侍の孤独ほど深く寂しいものはない<武士道>」のテロップ。最後に何故か画面が不規則に揺れる。これから起こることを暗示するように。 「サムライ」は邦題ではなく、原題から「Le Samouraï」。上の<武士道>の言葉は新渡戸稲造の「武士道」からの引用かとも思ったのですが、「ジャングルの虎」とおよそ日本的ではないので、????と思って調べたみたら、ジャン=ピエール・メルヴィル監督の創作だそうです。 このタイトルバックの後も、静かな緊張感が続きます。人が何人か殺されますが、暴力シーンは、ごくわずか。全編にわたって、静かな緊張感が続くのです。弛緩の部分が全くありません。そしてエンディングには、あっと驚く展開。 ベージュのトレンチコートに身を包んだアランドロンがとにかくカッコイイ。全編にわたってニコリともしません。当時アランドロンの奥さんだった、ナタリー・ドロンが恋人役として登場しています。 いやー、いい映画でした。久しぶりに骨のある映画を観ました。予告編よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/11/21
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【2020年11月20日(金)】 先日、NHK-BSで「ティファニーで朝食を」を観ました。ティファニーで朝食をBreakfast at Tiffany's監督 ブレイク・エドワーズ原作 トルーマン・カポーティ出演者 オードリー・ヘップバーン ジョージ・ペパード パトリシア・ニール音楽 ヘンリー・マンシーニ主題歌 ヘンリー・マンシーニ作曲「ムーン・リバー」製作会社 Jurow-Shepherd Spinel Entertainment配給 パラマウント映画公開 アメリカ 1961年10月5日 日本 1961年11月4日上映時間 115分製作国 アメリカ 主人公のホリー(オードリー・ヘップバーン)が、タクシーでニューヨークの有名な宝石店「ティファニー」に乗り着け、そのショーウィンドウの前で、袋から出したパンを頬張るシーンから始まります。 主題歌の「ムーンリバー」は映画音楽の定番。作曲と音楽監督のヘンリーマンシーニはこの作品で、アカデミー賞主題歌賞と作曲賞を受賞しています。予告編タイトルバックと主題歌「ムーンリバー」 トルーマン・カポーティの原作の題名も「Breakfast at Tiffany's」。その意味は、小説の主人公の言う「ティファニーで朝食を食べるご身分」というたとえ。でも、実際には、当時ティファニーにはレストランはありませんでした。ところが、だいぶ時が経って、2017年にブランド初となるダイニングスペースがティファニーの中にオープンしたそうです。小説には、主人公がティファニー前でパンを食べる場面はなく、冒頭のシーンは映画のために創られたシーンです。ヘップバーンが「ムーンリバー」を唄うシーン 製作者マーティン・ジュロウに対し、原作者カポーティは、主人公ホリーにはマリリン・モンローを第一候補とすることを条件に、映画化を了承しました。しかし、モンローの演技コーチであったポーラ・ストラスバーグがジュロウ宛に「マリリン・モンローは夜の女をお引き受けいたしません。」として断りの電話を入れてきたとのこと。 そして、オードリー・ヘップバーンが主役となったわけですが、やはり、この主人公にはモンローのほうが合っていますね。ヘップバーンは上品過ぎます。ヘップバーンの品格を崩さないように脚本がかなり書き換えられたそうです。でも、「マイフェアレディ」といい、この作品といい、ヘップバーンには何故か下層階級出身の役が多いですね。 1961年は、昭和36年。まだまだ海外旅行も珍しかった時代。日本人にとっては、華やかなニューヨークを感じることができる映画でもあったでしょう。ラストシーン ところで、ホリーの上の階の住民で、騒音などにクレームするユニオシという日本人を思わせる人物が何度も登場しますが、これがあとでミッキー・ルーニーだと知ってびっくり。そういえばどこか面影がありました。でも昔のミュージカルの大スターがこんな役で登場するとは。このユニオシは人種差別だと問題にもなったらしいです。ミッキールーニー演ずるユニオシの登場シーンミッキー・ルーニー@映画「マンハッタン」よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/11/20
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【2020年10月28日(水)】 先日、NHK-BSで映画「慕情」を観ました。慕情Love Is a Many-Splendored Thing監督 ヘンリー・キング原作 ハン・スーイン音楽 アルフレッド・ニューマン出演者 ハン・スーイン役 ジェニファー・ジョーンズ マーク・エリオット役 ウィリアム・ホールデン製作会社 20世紀フォックス配給 20世紀フォックス公開 アメリカ合衆国 1955年8月18日 日本 1955年11月18日上映時間 102分製作国 アメリカ合衆国 1955年封切りですから、私の生まれた年の封切りです。原題のMany-Splendored は「多くの輝きを持った」意味ですので、直訳は「愛は多くの輝きに満ちたもの」となります。ちょっと邦題の「慕情」とはニュアンスが違うし、ストーリーも「慕情」ではイメージが合いません。 ベルギー人と中国人の血を引くハン・スーインの自伝をもとに映画化されました。映画では英国・中国系との設定になっています。朝鮮動乱前後の香港が舞台になっています。 サミー・フェイン作曲、ナット・キング・コール歌唱による主題歌は映画音楽史上屈指の名作と言われます。誰も知っているいい歌です。フェインはジャコモ・プッチーニの歌劇『蝶々夫人』のアリア「ある晴れた日に」を参考に作曲したそうです。確かに似ています。アジアが舞台なのでヒントを得たのでしょうか。第28回アカデミー賞歌曲賞受賞作品です。「慕情」主題歌と映画のシーン「ある晴れた日に」よろしかったらぽちっとp願いします。にほんブログ村
2020/10/28
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【2020年10月24日(土)】 昨日は、午後から雨が上がり、今日はよいお天気です。 M社某事業部門のOB会に1週間に一度寄稿している「若冲と応挙」の10回目を昨日完成しておかねばならなかったのですが、できておらず、これをアップし終わったら、今日はそれに集中です。 BS-TBSで007シリーズを毎週連続で放送していますが録画してあった「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」を先日見ました。その前の週の「007ゴールデンアイ」は録画しそびれて見逃がしてしまいました。 「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」は007シリーズ第18作。シリーズでロジャー・スポティスウッド監督唯一の作品で、連続で全4作にボンド役で出演したピアース・ブロスナンの2作目(前作は「007ゴールデンアイ」)です。007 トゥモロー・ネバー・ダイTomorrow Never Dies監督 ロジャー・スポティスウッド原作 イアン・フレミング出演者 ピアース・ブロスナン ジョナサン・プライス ミシェール・ヨー音楽 デヴィッド・アーノルド主題歌 「トゥモロー・ネヴァー・ダイ」 シェリル・クロウ製作会社 イーオン・プロダクションズ ユナイテッド・アーティスツ ダンジャック配給 米・メトロ・ゴールドウィン・メイヤー 英日・ UIP公開 英:1997年12月12日 米:1997年12月16日 日本:1998年3月14日上映時間 119分製作国 英・米 シリーズの中で私の好きな作品の一つになりました。冒頭の核魚雷を搭載した戦闘機をボンドが操縦して、逃げるシーンが圧巻でした。その他にもスリリングなシーンが多くあって楽しめました。地下駐車場のリモコン運転での闘争シーンもあり得ない設定ですが面白い。香港でのオートイでのチェースシーンもよかったですね。アジアの美しい風景や雑踏風景も彩りを添えていました。 冒頭、サトシ・イサグラという日本人武器バイヤーが登場しますが、有名カルト教団の幹部で「東京の毒ガステロ事件により指名手配されている」とのことなので、オーム真理教をモチーフにしたのでしょう。 メイン悪役のメディア王エリオット・カーヴァーは、誰かがモデルと思いましたが、Wikipediaではロバート・マクスウェル、ルパート・マードックの名があがっていました。オープニング タイトルバック冒頭戦闘機シーン駐車場闘争シーンオートバイ チェースシーン ピアース・ブロスナンはシリーズボンド役中で最もダンディーな感じを受けます。ブロスナン主演のボンドシリーズを観るのは初めてですが、どこかで見た俳優だと思いました。ミュージカル映画「マンマミーア」に出ていたと気付きました。2008年の映画ですから、いいおじさん役で、ミュージカルなので、踊って歌も歌ってました(吹き替えではないそうなので)。より親しみを持ちました。ピアース・ブロスナン出演の「マンマミーア・ヒァウィーゴー」(「マンマミー」アの続編)このブロスナンも素敵だ。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/10/24
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【2020年10月21日(火)】 BS-TBSで007シリーズ全作品を毎週火曜日に順次放送しています。制作年の順序です。 だいぶ前ですが、シリーズ第16作「消されたライセンス」を観ました。「007 消されたライセンス」Licence to Kill(米)Lisense to Kill(英)監督 ジョン・グレン原作 イアン・フレミング出演者 ティモシー・ダルトンキャリー・ローウェルロバート・デヴィタリサ・ソト音楽 マイケル・ケイメン主題歌 「License To Kill」 グラディス・ナイト製作会社 イーオン・プロダクションズユナイテッド・アーティスツダンジャック公開 イギリス 1989年6月13日 日本 1989年9月9日上映時間 133分製作国 イギリス、アメリカ ティモシー・ダルトンがジェームズ・ボンドを演じた2作目にして最後の作品です。5作連続で監督をつとめたジョン・グレンのシリーズ最終作でもあります。原題がアメリカといイギリスで米英と英英語の違いで異なっています。 Licence to Kill とは「殺人許可証」という意味なので、邦題の「消されたライセンス」はちょっとニュアンスが違います。これは次のような事情によるようです。当初のタイトルは「Licence Revoked(剥奪されたライセンス)」でしたが、「Licence to Kill」に変更されました。日本公開ではこの初期のタイトルがそのまま使用されました。原題が変更されたのは、アメリカで license revoked というと通常「運転免許取り消し」を意味することや、後のジェームズ・ボンドシリーズを書いたジョン・ガードナーの第1作が"License Renewed"(更新されたライセンス)で紛らわしいことなどが理由だとのこと。 麻薬王を執拗に追いかけるジェームズ・ボンドを描いている訳ですが、ティモシー・ダルトンのシリアスさとマッチしているように思います。ショーン・コネリーやロジャー・ムーアにはない味ですね。冒頭のヘリコプターを釣り上げるという空のシーンなど、大規模なアクロバット・アクションシーンもありますが、全体的に殴り合いが多く、サメに人間を食わせるなど残虐なシーンが多いところが好きになれませんでした。途中で「もう、いい加減にしてよ。」と食傷気味でした。実際アメリカではシリーズ初めてPG-13指定を受けたとのこと。予告編タイトルバック主題歌 "License To Kill" - グラディス・ナイトトラック・チェイスシーンエンド・クレジットエンディング・テーマ 「イフ・ユー・アスクト・ミー・トゥ」 - パティ・ラベル 中南米が舞台なのに忍者が出てきたり、違和感がありました。元々の麻薬王は「東南アジアの麻薬王」という設定だったのが、天安門事件の影響で撮影が困難になり、舞台が中南米に変更さたからだとか。忍者や香港の麻薬取締官が登場するのはその名残のようです。 ボンドがMと対面し、命令を拒否して殺人許可証を剥奪された場所は、フロリダのヘミングウェイ・ハウスだそうです。作家アーネスト・ヘミングウェイが住んでいた邸宅で、現在は博物館となっています。ボンドが、Mに銃を渡すように言われ「武器よさらば」と口にして、洒落台詞は私も気付きました。 他に私の気付いたエピソードを一つ。 船の中のシーン。右のほうの機械を拡大してみると「FURUNO」の文字。これは日本の「古野電気」という魚群探知機や船舶用レーダーのメーカーです。この分野では世界的に有名な会社だと思います。なぜ私が知っているかというと、私がM社の技術者の現役だったとき、ある車メーカーの車のスピードメーター用に、とある表示装置を開発したことがあります。もちろん、その車には搭載されたのですが、高級車だったので、数はあまり出ませんでした。その後、同じような性能が必要とされる、古野電気の小型群探知機に採用され、こちらのほうがうんとたくさん買ってくださったという経験があり「古野電気」という名前を知っているのです。このシーンでは、わざわざ目立つように「FURUNO」と書いてありますから、スポンサーとしてお金を払っているとか機器を提供しているのでしょう。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/10/20
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【2020年10月5日(月)】 民放BSで放映した「007リビング・デイライツ」を録画で観ました。007シリーズを年代順に放映していているようです。007 リビング・デイライツThe Living Daylights監督 ジョン・グレン原作 イアン・フレミング製作 マイケル・G・ウィルソン アルバート・R・ブロッコリ出演者 ティモシー・ダルトン マリアム・ダボ ジェローン・クラッベ音楽 ジョン・バリー主題歌「The Living Daylights」a-ha製作会社 イーオン・プロダクションズ ユナイテッド・アーティスツ ダンジャック配給 米・ MGM/UA Communications Co. 英・UIP公開 英 1987年6月29日 米 1987年7月31日 日本 1987年12月19日上映時間 130分製作国 英・米 007シリーズ第15作。シリーズ誕生25周年の記念作品でもあり、大型予算で製作されたそうです。ティモシー・ダルトン主演の初作品でもあります。私はティモシー・ダルトン主演分を観るのは初めてなような気がします。「ユーモアを重視した前作までのロジャー・ムーアのシリーズとは打って変わり、全編通してシリアスな展開が多い。」とWikipediaに書いてある通りの作品でした。 息もつかせぬアクションシーンの連続でした。冒頭の車の屋根に飛び乗って、敵の運転手と格闘するシーンは、狭い道を猛スピード走るの車上でのシーンで手に汗を握りました。特に後半の、ボンドと敵が飛行機の後ろの扉から落ちそうになりながら格闘するシーンは圧巻でした。スタントマンを使った実写もあったのではないかと思います。レーザーで並走する車をシャーシーとボディーに分離するシーンも面白かった。「銃弾を浴びせればしまいなのに」なんて野暮なことはいいません。路面電車に隠れる電話ボックスを利用して敵の眼をを欺いて脱出する場面も印象的。 この作品でも、ジブラルタル、ウィーン、タンジールなど世界各地が舞台になっています。チェコスロバキアのブラチスラヴァ(現スロバキア首都)は、製作当時は冷戦下の東側にありロケはできず、主なシーンは西側のオーストリアで撮影されたそうです。再三登場する路面電車も、ウィーンのものだそうです。ウィーンのシェーンブルン宮殿、プラーター公園は訪れたことがあるので、なつかしかったです。 原題のリビング・デイライツは『意識、正気』などの意味だそうで、直訳「生きている陽光」からは想像がつかないです。何か洒落た邦題が付けられなかったのかと思います。 なにはともあれ、心底楽しめる映画です。予告編タイトルバック・主題歌オ―プニング車上格闘シーンよろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/10/05
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【2020年10月4日(日)】 録画してあった「となりのトトロ」を孫たちが滞在中にいっしょに観ました。全然記憶にない場面もあったので、全編を通しで観たのは初めてかもしれません。となりのトトロMy Neighbor Totoro監督 宮崎駿脚本 宮崎駿原作 宮崎駿製作 原徹製作総指揮 徳間康快音楽 久石譲制作会社 スタジオジブリ公開 日本 1988年4月16日 香港 1988年7月15日 中華人民共和国 2018年12月14日 アメリカ 1993年5月7日 フランス 1999年12月8日 イタリア 2009年9月18日上映時間 88分製作国 日本やはり名作ですね。心が洗われます。久石譲氏の音楽も素晴らしい。孫たちにも好きになってもらいたい映画の一つです。気付いたこと・サツキちゃん=5月、メイちゃん=May5月、映画の場面もアヤメらしき花が咲き、 田植えのシーズンでやははり5月。5月づくし。・ネコバスが電線の上を走るのは「銀河鉄道の夜」のオマージュか?・木が一気に成長するのは「ジャックと豆の木」のオマージュか?・昭和30年代前半の埼玉県所沢市を舞台にしているらしい。 対象を小学生(10歳程度)とすると、親は40歳くらい。1988年公開ということは、 親は1950年生まれくらい。子供の頃見た原風景がなつかしいはず。 時代設定には、そんな狙いもあったのか?Wikipediaにはこんな裏話も・・・観客動員数は約80万人。配給収入が5.9億円と『風の谷のナウシカ』を大きく下回り公開当時は振るわず、興行的には外れてしまう(この失敗のおかげで資金回収のために『魔女の宅急便』が製作されることになった)。しかしキネマ旬報の「日本映画ベストテン」第1位など、各種日本映画関係の作品賞を獲得。・・・・その後、どんどんテレビ放映され人気が出ていったらしい。「トトロ」の名前の由来は「所沢にいるとなりのオバケ」を縮めたものとされ、宮崎監督の知人の少女が所沢を「ととろざわ」と発音していたことに由来するとも言われている。トトロの原型となっているのは、宮沢賢治の『どんぐりと山猫』である。・・・やはり宮沢賢治か。所沢市には、本編に登場する松郷、牛沼の地名が存在する。♪主題歌https://www.youtube.com/watch?v=S2AdSjrG5iM♪さんぽhttps://www.youtube.com/watch?v=KjqNqm23Ti0予告編 英語版https://www.youtube.com/watch?v=nVRInek075g&list=PLEA2508AFB68AE655三輪自動車、交換手を介しての電話、車掌の乗ったボンネットバス、結核療養所(多分設定は)、鎮守の森、川で野菜を冷やして食べる・・・・なつかしい学校に来たメイ。困ったサツキはメイを机にいっしょに座らせる。・・・・今では許されない。モンスターペアレントからのクレームが怖い。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/10/04
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【2019年9月18日(金)】9月15日 BS-TBSで「007 美しき獲物たち」を観ました。「007 美しき獲物たち」原題:A View to a Kill監督 ジョン・グレン原作 イアン・フレミング出演者 ロジャー・ムーア タニア・ロバーツ クリストファー・ウォーケン グレース・ジョーンズ音楽 ジョン・バリー主題歌「A View to a Kill」 デュラン・デュラン製作会社 イーオン・プロダクションズ ユナイテッド・アーティスツ ダンジャック メトロ・ゴールドウィン・メイヤー公開 1985年上映時間 131分製作国 イギリス 米国 『007』シリーズ第14作。第8作からボンド役のロジャー・ムーア主演最終作。ロジャー・ムーアはすでに57歳で、歴代最高齢でのボンド役。 スキー&スノーボード(多分当時はスノーボードはそんなにポピュラーではなかったはず)、消防車を使ったカーチェイス、騎馬上での格闘、飛行船を追っての空中スタント、ゴールデンゲートブリッジの欄干上やエッフェル塔での格闘などスリリングな見所が多くあって楽しめました。特に冒頭の雪山のシーンが面白かったです。 底抜けに楽しめる娯楽映画で、このシリーズ大好きです。 予告編(英語)タイトルバック 主題歌よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/09/18
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【2020年9月8日(火)】 昨日、NHK-BSで映画「オデッサファイル」を観ました。 大学時代、二番館の「祇園会館」で観たことがありますが、ほとんど筋書きは忘れていて、ところどころ断片的に憶えているところがあるだけでした。ですので、最後の何故ピーターが執拗にロシュマンだけを追うのかが分かるシーンでも、再び驚くことができました。オデッサ・ファイルThe Odessa File監督 ロナルド・ニーム原作 フレデリック・フォーサイス主な出演者 ジョン・ヴォイト マクシミリアン・シェル音楽 アンドルー・ロイド・ウェバー公開 アメリカ 1974年10月18日 日本 1975年3月1日上映時間 130分製作国 イギリスドイツの旗 西ドイツ言語 英語予告編 原作は、フレデリック・フォーサイスで、処女作『ジャッカルの日』と並ぶ代表作です。 ピーターが追うロシュマンは実在の人物。ナチス親衛隊大尉で、現在のラトビア共和国リガ近郊に存在したカイザーヴァルト強制収容所の歴代所長の一人。ドイツ系ユダヤ人を迫害したことで「リガの屠殺人」と呼ばれました。劇中ではドイツで生き延びて会社経営する人物として描かれていますが、現実には、大戦後逮捕された後、アルゼンチンに逃亡しました。1960年、西ドイツ政府によりリガでの虐殺行為に対し逮捕状が出されましたが、アルゼンチン情勢が不安定で難を逃れました。そして1977年に亡くなっています。ということは、この映画が公開されたときには、まだ生きていたということですね。 監督のロナルド・ニームは、他によく知られる映画としては「ポセイドン・アドベンチャー」を撮っています。 ほとんどの場面、ドイツが舞台なのに、戦争中の回想シーン以外は、英語のセリフというのが違和感がありましたが、ドイツのクリスマスの風景や、そこに映る店に「メルクリン」の鉄道模型が見えたり、ハイデルベルグ、ハンブルグ、アウトバーンなど、なつかしく楽しむことができました。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/09/08
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【2020年9月7日(月)】 9月4日、NHK-BSで映画「鉄道員」を放送していたので観ました。高倉健の「鉄道員(ぽっぽや)」ではなく、イタリア映画のほうです。私が生まれる1年前に封切られた映画です。 大学時代に二番館の「祇園会館」で観たような気もするのですが、ほとんど思い出す場面がなかったので、初めて観たのかもしれません。鉄道員 Il Ferroviere監督 ピエトロ・ジェルミ製作 カルロ・ポンティ主な出演者 アンドレア・マルコッチ: ピエトロ・ジェルミ - 50歳の鉄道機関士 サンドロ・マルコッチ: エドアルド・ネヴォラ- アンドレアの幼い末息子 サラ・マルコッチ: ルイザ・デラ・ノーチェ- アンドレアの妻 ジュリア・マルコッチ: シルヴァ・コシナ - アンドレアとサラの長女 ジジ・リヴェラーニ: サロ・ウルツィ- アンドレアの同僚で親友。 マルチェロ・マルコッチ: レナート・スペツィアリ - アンドレアとサラの長男 レナート・ボルギ: カルロ・ジュフレ- ジュリアの夫音楽 カルロ・ルスティケッリ公開 イタリア 1956年8月11日 日本 1958年10月18日上映時間 118分製作国 イタリア動画と主題歌 やはり名作ですね。音楽は映画音楽としてよく知られたものですが、映画の中で聴くと2倍も3倍も心に響きます。エンディングの泣いているようなサイレンの音も印象的。子役も素晴らしい。200人に及ぶオーディションから選ばれたという情報もありました。アンドレア役のピエトロ・ジェルミは監督も務めているというのも、初めて知りました。 映画を見ながら向田邦子さんの「阿修羅のごとく」を思い出しましたが、家族がそれぞれ問題を抱えながら、どこかで繋がっているのも、アンドレアの妻サラの存在が大きいですね。イタリア人の気質は、どこか日本人の気質に似ているような気もします。 ジュリア役は本当に美人ですね。子役のエドアルド・ネヴォラは、当時10歳くらいだとすると、今75歳くらい。存命でしょうか。存命ならどんなおじいちゃんになっているでしょうか。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/09/07
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【2020年9月5日(土)】 4日前ですが、民放BSで「007ユア・アイズ・オンリー」を見ました。007シリーズは、肩肘張らないアクション映画で、大好きなシリーズです。「ユア・アイズ・オンリー」は、1981年公開のシリーズ第12作、ロジャー・ムアー主演5作目、ジョン・グレン監督では、シリーズ最初の作品です。監督 ジョン・グレン原作 イアン・フレミング主演者 ロジャー・ムーア キャロル・ブーケ音楽 ビル・コンティ主題歌 シーナ・イーストン配給 ユナイテッド・アーティスツ公開 イギリス 1981年6月24日 米国 1981年6月26日 日本 1981年7月11日上映時間 127分製作国 イギリス、米国 原題は「For Your Eyes Only」ですが、邦題では「フォー」が無くなっています。冗長になりインパクトが無くなるからでしょうね。“Eyes Only” は「見て読む以外不可(複写など不可)」の意味の慣用句で、極秘文書に使われるとのこと。 “For Your Eyes Only” は、「あなただけに見て欲しい」という女性からの誘惑の言葉で、タイトルには2つに意味が込められているのではないかとのこと。 これまでのシリーズは推理小説的映画の要素が強かったのですが、この作品は本格的なアクションムービーとなっています。オープニングのヘリコプター・空中スタントから、カーチェイス、スキーアクション(下記動画)、銃撃戦、そして水中での格闘、ロック・クライミングと、アクション・シーンが満載です。また、スター・ウォーズの影響を受け、SF色が濃かった前作『ムーンレイカー』から、007映画の原点へ軌道修正されました。私にとっては、ドイツ滞在中に家族で旅行したギリシャの「メテオラ」が出て来るのも嬉しかったです。(封切りのとき映画館で見たときは、そのずっとずっと前ですが)スキーシーン@コルティナダンペッツオ 主題歌を歌うシーナ・イーストンは、この歌で人気が高まりました。主題歌 シーナ・イーストンよろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/09/05
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【2020年9月2日(水)】 8月31日、NHK-BSで映画「オペラ座の怪人」(原題: The Phantom of the Opera)はを見ました。映画館で観たことはありませんが、テレビでは何度目かの視聴です。米国赴任中に封切され、英語版のCDまで買って見たのですが、英語力の無さから、ストーリーの詳細が理解できず、日本に帰ってきてから字幕で見て、ようやく理解できました。【映画「オペラ座の怪人」(2004)】監督 ジョエル・シュマッカー脚本 ジョエル・シューマカー アンドリュー・ロイド・ウェバー原作 ガストン・ルルー製作 アンドルー・ロイド・ウェバー出演者 ジェラルド・バトラー エミー・ロッサム音楽 アンドリュー・ロイド・ウェバー配給 ワーナー・ブラザース公開 米国 2004年12月22日 日本 2005年1月29日上映時間 143分製作国 アメリカ合衆国・イギリス 原作はガストン・ルルー(フランスの作家)の『オペラ座の怪人』ですが、アンドルー・ロイド・ウェバーのミュージカルの映画化としたほうが正確なようです。 原作の『オペラ座の怪人』はガストン・ルルーによって1909年に発表されました。19世紀のパリ国立オペラで起こった史実を引用し、またカール・マリア・フォン・ウェーバーの『魔弾の射手』の1841年の公演のあらすじを基にしているといわれています。これを原作として多数の映画、テレビ映画、ミュージカルなどが作られていますが、最も有名なものは1925年のロン・チェイニー主演映画『オペラの怪人』と1986年のアンドルー・ロイド・ウェバーによるミュージカル『オペラ座の怪人』です。 アンドルー・ロイド・ウェバーは『ジーザス・クライスト・スーパースター』『エビータ』『キャッツ』などの作曲もしています。 絵が豪華でキレイですね。メロディーが美しい。惜しむらくは、クリスティーヌ役が、もっと美人であって欲しかった。 劇中に有名なスワロフスキー社のが社名が何度か登場します。途中有名な大きなシャンデリアの洛下シーンがありますが、このシャンデリアもスワロフスキー社製の物で、およそ1億2000万円の費用をかけて製作されたとのことです。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/09/02
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【2020年8月27日(木)】 NHK-BSで映画「追想」を放送していたので観ました。追想原題:Anastasia監督 アナトール・リトヴァク製作 バディ・アドラー出演者 ユル・ブリンナー イングリッド・バーグマン ヘレン・ヘイズ音楽 アルフレッド・ニューマン撮影 ジャック・ヒルデヤード(英語版)編集 バート・ベイツ(英語版)製作・配給 20世紀フォックス公開 米国 1956年12月13日 日本 1957年4月2日上映時間 105分製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 邦題からラブロマンスと想像していましたが、ミステリー仕立てで、なかなか面白かったです。 上流階級の立ち居振る舞いができるよう訓練をし、訓練をする側(ユルブリンナー)と訓練を受ける側(イングリッド・バーグマン)の間に恋愛感情が芽生えるなど、「マイフェアレディ」によく似た展開だなぁと思いました。調べてみると「マイフェアレディー」のミュージカル初演は1956年なので、「追想」と同じ頃です。しかし、「マイフェアレディー」の原作はバーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」で、こちらは1913年に初演です。ですので、「追想」は「ピグマリオン」にヒントを得ているかもしれません。 イングリッドバーグマンは、この作品で「ガス燈」に続く、2回目のアカデミー主演女優賞を受賞しています。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/08/27
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【2020年7月18日(土)】 今日はNHK-BSで映画「東京オリンピック」を見ました。私が小学校のとき東京オリンピックがあり、学校から映画館に見に行った記憶があります。とても印象的な映画でした。特に印象に残っているのが、陸上男子100メートルスタート前の選手の準備、女子体操のチェコスロバキア・チャフラフスカ選手のトレースの残るシーンです。このチャフラフスカのシーンは、特別に撮影を依頼したものだそうです。冒頭の聖火が冠雪した富士山をバックに走るシーンも、後で撮り足したもののようです。実際の聖火リレーの季節では冠雪はあり得ませんが、美しい雪の富士山が撮られています。『東京オリンピック』監督 市川崑 渋谷昶子(バレーボール) 安岡章太郎(体操) 細江英公脚本 市川崑 和田夏十 白坂依志夫 谷川俊太郎製作 田口助太郎製作総指揮 市川崑音楽 黛敏郎撮影 宮川一夫 林田重男 中村謹司 田中正編集 江原義夫配給 東宝公開 1965年3月20日上映時間 170分製作国 日本言語 日本語製作費 3億5360万円配給収入 12億2321万円 来年は、コロナが収まって、人類がコロナに打ち勝った証として、無事、開催して欲しいものです。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2020/07/18
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【2019年8月19日(月)】 録画してあった映画を観ました。 観た映画は「華麗なるヒコーキ野郎」。先日「スティング」を投稿しましたが、その翌日の8月16日に同じNHK-BSで放送されたものです。 「華麗なるヒコーキ野郎」(原題: The Great Waldo Pepper)は、1975年のアメリカ映画。監督・原案ジョージ・ロイ・ヒル。同監督は「明日に向かって撃て」、「スティング」も撮った監督です。音楽はヘンリー・マンシーニ。主演ロバート・レッドフォードは、「明日に向かって撃て」、「スティング」でも主役を務めましたが、両作品ではポール・ニューマンとの二人主役であったのに対し、この作品では一人主役です。航空機パイロットを主人公としたドラマで、「明日に向かって撃て!(1890年代)」「スティング(1930年代)」と同じく過去の時代が舞台となっており、本作品は1920年代が舞台です。 ストーリーの展開は他の2作品同様、テンポよく面白いです。そして実際の飛行機を使ったアクロバット飛行シーンの数々は圧巻です。惜しむらくは、曲芸飛行で翼に乗った女性が恐怖心で動けなくなって、ロバートレッドフォードが別の飛行機から飛び移って助けに行くシーンがあるのですが、翼の支柱にしがみつく女性が微動だにせず、明らかに人形だと分かる場面です。 残念ながら全体的な出来は「明日に・・・」「スティング」には及びません。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2019/08/19
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【2019年8月15日(木)】 NHK-BSで映画「スティング」を放送していたので観ました。 大学時代に観た映画の中で好きな映画の一つです。「スティング」(The Sting)は、1973年公開のアメリカ映画。第46回アカデミー賞作品賞受賞作品。昭和48年ですので、私が大学に入学したとき。とても封切り館で観る金銭的余裕はなかったので、京都の名画座の一つであった「祇園会館」で観たのだと思います。ポスター 監督はジョージ・ロイ・ヒル。同監督の「明日に向って撃て!」(1969)で共演したポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが再共演を果たし大ヒットしました。1936年のシカゴを舞台に詐欺で日銭を稼ぐ1人の若者が、親同然の師匠を殺害したギャングに復讐するために伝説的な賭博師と協力し、得意のイカサマで相手組織を徐々に追い詰めていく様を軽快に描いたコメディ映画。相手組織のボスを演じるロバート・ショウは「007ロシアより愛をこめて」のスペクターの殺し屋ドナルド・レッド・グラント役を演じ、脚光を浴びた俳優です。 なおジョージ・ロイ・ヒル監督は、1975年に、やはりロバート・レッドフォード主演の「華麗なるヒコーキ野郎」を撮っています。「明日に向って撃て!」ではアカデミー監督賞にノミネート、「スティング」では同賞を受賞しました。「スティング」は作品賞、脚本賞、美術賞、衣裳デザイン賞、音楽賞(マーヴィン・ハムリッシュ)も受賞しています。 原題の「Sting」は本来は英語で「ブッスリ・グッサリと強烈に突き刺す」「とどめを刺す」と言う意味だが、ここでは「騙す、法外な代金を請求する、ぼったくる」という俗語。予告編 全編にラグタイム・ピアノの曲が流れ郷愁を誘います。主題歌の「ジ・エンターテイナー」(The Entertainer)は、1902年にスコット・ジョプリンによって作曲された楽曲ですが、現在では応援歌としてJリーグや日本代表のサッカーの試合でよく耳にする曲でもあります。「ジ・エンターテイナー」コンサドーレ札幌応援風景 とにかく「どんでん返し」が続いて、緊張しながら観ていないとついていけなくなるくらいです。特に最後の「大どんでん返し」が圧巻です。最後の場面に臨むロバートレッドフォードがピストルを準備しながら、何かピストルの弾のようなものを口に入れるシーンがあります。その意味が最後になって分かります。そして観客も、後半は我々も騙されていたんだと気がつき、やられたと思うのです。 大恐慌の爪跡が残るシカゴの街や当時の乗り物の再現も見事です。一部、合成もあると思いますが、今のようなCGの技術もなかった時代ですので感心します。アメリカ人がこの映画を観て感じるノスタルジーは、日本人が「三丁目の夕日」を観て感じるノスタルジーとよく似ているのかもしれません。 娯楽映画としての最高傑作の一つといえるでしょう。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2019/08/15
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【2017年8月30日(水)】 最近観た映画、「ダイヤルMを廻せ!」。テレビの録画からです。題名:ダイヤルMを廻せ!原題:Dial M for Murder配給:ワーナーブラザーズ公開年:1954年(日本公開も同年)上映時間:105分製作国:アメリカ合衆国監督: アルフレッド・ヒッチコック原作: フレデリック・ノット音楽: ディミトリ・ティオムキン【主な配役】トニー:レイ・ミランド マーゴ:グレース・ケリーマーク・ハリディ:ロバート・カミングスハバード警部:ジョン・ウィリアムズ 【あらすじ】 ネット情報に譲ります。 【感想】 手の込んだ殺人の準備、殺人者が逆に殺されるという展開、そして真犯人をすんでのところで見つけて追及する。面白い映画でした。 恒例のヒッチコック監督のカメオ出演は、トニーの出身大学の同窓会の出席者のひとりとして、記念写真の中に登場するそうですが、気付きませんでした。 このブログを書いていて、カメオ出演という言葉を初めて目にしました。カメオ出演とは、俳優や歌手、監督、時には政治家やスポーツ選手などがゲストとしてほんの短い時間、映画やドラマ、舞台に出演することですが、遠目からでもはっきりと分かる装飾品のカメオからそう呼ばれるようになったそうです。カメオ さて、今日はガイドOFF日4連続日の最終日。今日も、9月1日の二条城ガイドの紙芝居作成継続です。昨日は、本丸天守閣跡まで何とか終えました。今日は、残りの部分をほぼ仕上げることができました。 こうやって資料を作っているうちに、現場を確認したいところがいくつか出てきました。そのため、今日、二条城を短時間でも見学しておきたいと思ったのですが、往復の時間ももったいないです。当日は午後からですので、早めに行って見学することにします。 明日は終日随求堂のガイドですが、帰ってきてから「特別休肝日」にして、資料の修正、最後の頭の整理をして、明後日に臨みます。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2017/08/30
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【2017年8月29日(火)】 最近観た映画、「序の舞」。テレビの録画からです。題名:序の舞製作・配給:東映公開年:1984年上映時間:145分監督: 中島貞夫原作: 宮尾登美子音楽: 黛敏郎【主な配役】(役の重要度は無視して、私の知っている人を挙げています)島村津也: 名取裕子島村勢以: 岡田茉莉子高木松溪: 佐藤慶西内太鳳: 風間杜夫島村志満: 水沢アキ村上徳二: 三田村邦彦勢以の少女時代: 小林綾子商家の女子衆: 山村紅葉川上音二郎: なぎらけんいち島村甚八: 大坂志郎喜代次: 三田佳子島村麻: 菅井きんちきりやの内儀: 高峰三枝子ナレーション: 市原悦子【あらすじ】ネット情報に譲ります。 【コメント】 主人公のモデルになったのは、日本画家の上村松園。明治時代の女性の画家で、京都下京に生まれ育ち、女性の目を通して「美人画」を描きました。1948年(昭和23年)女性として初めて文化勲章を受章しました。 下の作品が小説・映画の題名にもなった「序の舞」。 子の上村松篁、孫の上村淳之も日本画家です。ちょうど読売新聞の京都版で上村淳之氏が松園や松篁の思い出を交えながらの連載を寄稿されています。そこに「『序の舞』の中で祖母の生涯がかなり脚色されていて不満だった。」というようなことを書いておられたと記憶しています。それが、原作の小説だったのか、映画だったかのかは、記憶にないし、私は原作を読んでないので、どちらのことを言っておられたのかは分かりませんが。 松園は未婚の母というのは事実で、その父は師事した四条派の鈴木松年ではないかと言われているようで、それだけでも波乱万丈ですが、映画のあらすじや描写はさらに強烈に脚色されているのではないかとの印象を受けました。母が遺した本に「序の舞」があったと思うので、読んでみたいなと思っています。 今日はガイド4連続OFF日の3日目です。9月1日の二条城ガイドの準備ができるのは、実質今日と明日のみ。昨日、二の丸御殿までは最低限準備を終わりたいと書きましたが、大政奉還のプロセスを色々調べるうちに時間が経ち、結局、二の丸御殿の大広間までしか終わりませんでした。今日何とか、二の丸御殿の残りと、本丸御殿エリアを終わりたいと思います。 午後から、高槻の義父・義母が車で来てくれました。長女のベビーに初対面です。初曾孫です。こうやって、車を運転して来てもらえるような元気な状態で曾孫に面会してもらえるなんて幸せなことです。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2017/08/29
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【2017年2月22日(水)】 今日は雪は降ってないものの、寒いです。明け方には氷点下まで冷え込んだようです。また冬に逆戻りです。 家内はテニスの練習。私は夕刻には雨さえ降っていなかったら、散歩に行く予定ですが、それ以外は在宅です。今日はガイド仕事の合間の3連続OFF日の最終日ですが、明日からガイド・ガイド・飲み会・講演会聴講・ガイド・お墓参りと続きます。確定申告の必要データはまてましたので、この日記を投稿したら、確定申告の作成にかかりたいと思います。できたら今日中に完成させたいところ。 私はミュージカルやミュージカル映画大好き人間です。2月20日に朝刊でNHK-BSで「ドリームガールズ」を放送するというので、観るつもりだったのですが、うっかりしていて、始まって20分くらいのところからしか見られませんでした。 でも、堪能しました。ミュージカルですからストーリーはありきたりですが、音楽が良かったし、歌唱力もよかった。それとお洒落、そして最後にウルっとくる場面も。 予備知識ないままに見ましたので、後付けで色々ネットで調べました。◆ドリームガールズ・原題 Dreamgirls・監督 ビル・コンドン・脚本 ビル・コンドン・原作 トム・アイン・出演者 ジェイミー・フォックス ビヨンセ・ノウルズ エディ・マーフィ ジェニファー・ハドソン・音楽 ヘンリー・クリーガー・製作国 米国・公開 米2006年12月 日2007年2月 昔シュープリームスという黒人3人組の歌手グループがありましたが、それがモチーフになっているようです。そして、メインボーカルのディーナ・ジョーンズはダイアナ・ロスを基にしているとのこと。そしてこの役を演じているのがビヨンセ。 私はビヨンセの名前は知っていましたが、顔は知りませんでした。ビヨンセが出ているのは、エンディング・クレジットで知りました。でも、渡辺直美さんのモノマネから、登場人物の一人で、ドリームガールズを途中で脱退した太っちょのエフィ・ホワイト役の人がビヨンセだと思いこんでしまいました。あとでネットでメインボーカル役がビヨンセだと知りました。 ビヨンセ含む3人が「Dreamgirls」を歌うシーン。 ビヨンセの歌唱力もすごいですが、このエディー・ホワイト役のジェニファー・ハドソンの歌唱力には圧倒されました。完全にビヨンセを食ってしまっているようにも見えます。特にすごかった のが「And I Am Telling You」です。「鳥肌もの」とはこういうのを言うのでしょうね。 それでは、三味線練習して、散歩に行って、確定申告書きます。よろしかったらぽちっとお願いします。にほんブログ村
2017/02/22
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