星の街仙台★伊達政宗が隠した六芒星

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カテゴリ: 支倉常長




というか、最初の目的は富谷町だったんですが、なぜか親方が車を走らせたのは常さんのお墓だったのです。

常さんのお墓は、いつも綺麗に掃除されいて、すごく大事にされてるな~と行くたび(2回目)に思うのです。

波乱万丈な人生の中で、余生はこの地で悠々と84歳まで全うした常さん。

-武士として、キリシタンとして、仙台藩士として、いや日本人としてまた人間として、すばらしい人物だった-
と大郷町史にもありますとおり、これはけして地元だからのひいきめで書かれたわけではないと思います。

地元だからこそ可能な研究調査により、その人となりを、そして偉業をたたえることができるのです。

帰国後歴史から抹消され、謎に包まれたまま400年が経っちゃいましたけど、この町には、先祖代々の口伝が残存しています。
常さんがたしかにこの地で生きていた「証拠」も見つかっています。



まずは支倉家系図ですが、ややこしいので簡単に説明します。

柴田郡支倉邑(県南)に支倉城がありました。当主は支倉常正(常さんのじーちゃん)
この人には3人の息子がいました。
長男-常豊(24歳で没)、二男-時正(常さんの養父)、三男-常成(常さんの実父)
二男に後継ぎが生まれなかったので、常さんは子供の時に養子に出されました。
つまり叔父さんの子供になったんです。
ところが、そのおじさん(養父)に男子が生まれちゃったので、政宗公の命で600石づつわけて分家しました。
あるときなにやら領地争いが勃発して、三男(実父)の常成さんが切腹させられ死にました。
二男(養父)は、仙北に移封させられたとあるので、これが富谷の奈良木地区(役場の裏あたり)のことだと思われます。
常さんは、実父の罪を被って、本来ならば切腹かお家断絶となるところを蟄居という形で逃れています。
それは、実父といえどもとっくの昔に養子に出たあとだし、過去に、朝鮮出兵で足軽・鉄砲組頭として活躍し、また大崎・葛西一揆の鎮圧にあたった武将の一人としてもその名が記録に残っているから、藩としてもその程度で許したのだと思われます。


父の領地があるということは、そこに頼れる親族がいるということです。
幼少期に過ごした柴田郡支倉邑とはすでに縁が切れているし、実父も亡くなっていることから
そこに隠棲するとは考えにくい。

その後、常さんは慶長遣欧使節に抜擢され、日本人初の太平洋・大西洋横断の旅に出ます。

7年間という歳月をもって無事ローマから、お宝いっぱい積んで帰国しました。


なんとか常さんを生かせようとした政宗公は、帰国2年後に52歳で病死したことにして、仙台の青葉町の光明寺に埋葬したと、幕府に報告しています。

常さんはこの2年間を、おそらく富谷で過ごしてます。
富谷には常さんの帰りを待つ家族がいたと思います。
その証拠に、石積地区に霊名「しいな」というキリシタン女性がいて、この人が常さんの娘の乳母をしていたという記録が、伊達家の史料にあります。
しかもこのしいなさん、黒川郡富谷村のキリシタン350余名という中でもトップクラスの信者だったらしく、この地区の代表者として名があがるほどの人でした。
1963年に発見されたローマ博物館所蔵の古文書には、元和の頃仙台藩領内に七か所の教会があり、そのうち三か所が、富谷(一ノ関・三ノ関・石積)という記録があります。
石積には「十文字」という地名がありますが、おそらくそこです。
元和(げんな)は、慶長のあとで1615~1624年です。
遣欧使節が出帆したのが1613年、帰国が1620年。まさに、常さんの影響と思われる年代にドンピシャです。


歴史から抹消された常さんはその後、富谷から大郷町の西光寺(寺ではなく地名です)に移り、支倉家中の伊藤家などと交流しながら、悠々と隠匿生活に入ります。

常さんは、死んではいなかったのです。


~つづく~





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Last updated  2013.04.01 01:52:19
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