PR
カレンダー
電子書籍で購入したのが2016年11月だからなんと8年もかかっている。
Kindleのページ数で10000ページ以上あるとはいえ何たることか。
一言でいえばシェアリングエコノミーの未来について述べたものであり、大量生産、大量消費により資源の無駄使い、二酸化炭素排出の上昇を止められない第二次産業革命以降の社会からの変革による未来について言及したものである。
これまで、商品の購買において、消費者と供給者では大きな情報格差があり、価格決定権は売りて側が強かったのが、価格.comをはじめとして消費者側の情報力が強くなったことが、より低い価格隊に収れんすることになるが、一方で供給側でも市場を見通す力が強くなり過剰在庫のリスクが減ってきている。
こういった商取引の安値安定と、所有から使用への変化(車、書籍、服、住居など)によりここでも過剰在庫の抑制が進む。
これにより所有して利用しない過剰生産のくびきから逃れて必要十分な資源、資本の共有という方向性に行くという輝かしい未来への希望が書かれている。
この本では2015年当時の日本がこのシェアリングエコノミーの社会において技術的に牽引することが可能であることを予兆する数々の事例に満ち溢れているが、2024年の現在において経済的に二流国へとなり下がっていて寂しいことこの上ない。
ともあれ、未来は常に変化の延長戦にあり、世の中捨てたものではないと思った一冊ではあるのだ。。。
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科… 2025.01.08
アジャイルCCPM: プロジェクトのマネジメ… 2024.11.05
セガハード戦記/奥成 洋輔 2024.10.27