西條剛央のブログ:構造構成主義

西條剛央のブログ:構造構成主義

◆『母子間の抱きの人間科学的研究』


母子間の抱きの人間科学的研究

母子間の抱きの人間科学的研究
ダイナミック・システムズ・アプローチの適用
出版社:北大路書房
ISBN:4762823643
サイズ:全集・双書 / 145p
発行年月: 2004年 03月
本体価格:2,400円 (税込:2,520円)

母子間の抱きの人間科学的研究
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

 ここには、母親が赤ん坊を抱く様子の詳細な観察がある。そこからの発達の新たな見方が提起される。身体的関係の自己組織化が、データに基づきつつ、大胆な展開を受けて理論化される。データと理論の拮抗と相互刺激、そこから生み出される新たな展望が鮮やかだ。確かに「若書き」である。だが、その挑戦は実に刺激的だ。その挑戦を受けていくであろう多くの若き研究者の先陣にある本書を読んでほしい。まさに、後世畏るべし。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■


【目次】

まえがき



1章 人間科学的発達研究法の提起に向けて

 人間科学の現状

 人間科学的研究法の考案

 抱きへの人間科学的研究法の適用

 発達研究法再考

 人間科学的発達研究法の理論化

 ダイナミック・システムズ・アプローチ

 求心ー遠心:母子関係を捉える両極

 母子間の抱きの人間科学的研究に向けて



2章 抱きの人間科学的研究

研究1 母子の抱きにおける母親の抱き方と乳幼児の「抱かれ行動」に関する横断的研究:「姿勢」との関連を中心に

 研究2 母子間の横抱きから縦抱きへの移行に関する縦断的研究:ダイナミック・システムズ・アプローチの適用

 研究3 母子間の「離抱」に関する横断的研究:母子関係を捉える新概念の提唱とその探索的検討 

 研究4 母子間の「離抱」に関する縦断的研究:ダイナミック・システムズ・アプローチの適用



3章 総合議論

 4つの研究から得られた知見

 説明モデルの提示

 自己組織化がもたらすもの

 視点モデル

 視点の有効性の検証

 人間科学的研究のモデル提示とその吟味法


引用文献

被引用文献

あとがき




■無藤隆推薦


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: