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2022/05/27
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カテゴリ: 魚採り


ホームにしていた海岸は最近ほとんど行かなくなってしまったので今度たまには顔を出そう…。


この日は中潮で、13時頃に最大干潮を迎える。
現地に着いたのは10時半くらい。時間は十分にありそうだ。


風も弱く、波も比較的穏やか。日差しのギラつきが強くなってきて季節はいよいよ夏に向かう。

水温は先月よりもさらに上昇し一気に18~19℃に。黒潮分波の流入もあるだろうが、急激に暖かくなった感じがする。というわけで海の中でも衣替えを。冬用のインナーはバイバイして、荷物が軽くなった(笑)

ただこの日は釣り人はじめレジャー客が多かったので、その関係で仕方なく左の方から攻めることに。


ちゃんと写ってないけど、エントリーした足元にホンドオニヤドカリ(たぶん)を見つけた。なんか久しぶり?な気がする。あまり浅いところにいないイメージだったが、よくよく考えてみればだいぶ潮が引いていたので当然っちゃ当然だったのか。スプリングを巻いたような腕が荒々しくかっこいいヤドカリ。


キタマクラも至る所に現れるようになった。冬の間とは違い、でかマクラとちびマクラも揃っている。もしかしたら5月はキタマクラ好きには一番いい季節なのかもしれない。



サラサエビも健在。綺麗に撮れたと思う。


エントリーから少し進んだ水深3mほどのゴロタにホンソメワケベラ。そういや去年の12月に見てからしばらく見てなかったような。せっかくなので採集。手をちらつかせても全然そばを離れない、警戒心ほぼゼロの個体だった。たぶん捕まるまででかい魚かなにかだと思ってたんだろうな…。



水深2mほどの根のてっぺんにヤマドリを見つけた。相変わらず巧妙なカモフラージュとブルーのスポットが素晴らしい魚…写真も撮ったし網に入れるかー、と舐めプしていたのが運の尽き。網には入ったものの水面へと向かおうとするあの底物ムーブに抜けだされて海底へとんぼ返り。一度逃げられるとマジで見つからない。ちくしょう…久々の対面だったのに。



しょんぼりして岸に一旦戻ってくると、壁際にひときわ目立つ美しいサラサウミウシ。これも2018年だかに初めて見て以来2度目の遭遇。


綺麗だなあ…普通種と言われている割に中々見つけられない。



M君が海にいないので探していると、タイドプールで遊んでいた模様。
確かに今の時期は潜るよりも下手したら楽しいかも。

自分も少しタイドプールを探索することに。


ドロメの稚魚…だと思う。着底前のドロメは尾柄部の黒斑の周りに黄色い縁取りがあるはずなのだが、なんか白い。アゴハゼにしては(着底するかしないかの段階としては)大きいのでドロメだと思ったんだけど、どうなんだろう。何気にちゃんとこのサイズの写真がなかった気がしてこの機会に撮っておくことにした。アゴハゼは普通にいるものの最近ドロメをちゃんと見かける機会が少なくなってきたような…?


壁際で採れたカエルウオ。逃げることに関しては真のスペシャリストなので、よほどいい場所にいないとなかなか採るのが難しい。


壁際に赤っぽい、しかも髪の毛が短いコケギンポが。



その後なんとか引っ張り出せないか長々と格闘したものの、穴に入っているコケギンポを出すのは難易度が高すぎて結局断念。かわいそうなことをしてしまった…申し訳ない。



またまたしょんぼりしながら、休憩をはさんだ後再び外海へ。


と思ったら上げ潮で濁りがとんでもないことに。
ま、前が見えねェ…



適当に潜っても、視界が悪いので限られた範囲に何かいなければすぐに浮上するしかない。




そんな時、恵まれない私に救世主が…!





ん??んん??
これは…もしやテヅルモヅル?触るとうねうねと動いている。初めて見た。
普段深いところにいて、ごくたまに浅い場所でも(だいたい夜の漁港とかだけど)見られると聞くがまさか潜っている最中に遭遇するとは。しかも水深は2mくらいの場所。


んー、なんか今年は無脊椎に好かれる年なのかなあ。
ひとまず網に入れて上がってきたはいいもののでかすぎて腰カップどころかコマセバケツも狭すぎる。ウミウシとホンソメが飲まれてしまうので、クーラーを空けて入れることにした。

種類はわからないけど、セノテヅルモヅルとかそこらへんだろうか。ウミシダ同様飼育の難しい棘皮動物なので観察にとどめておく。にしても、上げ潮で移動してきたのかな?深場から冷たい水も流れてきてたし。


なんか…テヅルモヅルを眺めていたら時間をかなりつかってしまっていた。




とはいえなんかここで終わるのもあれなので、最後にチョウチョウウオを採って終わり。
このサイズがちらほら見られたが、トリクチスをはじめ幼魚はまだ出ていないようだ。早ければこの時期にいてもおかしくはないが、さすがに時期尚早か。何気に今年初チョウ。



海から上がり、M君の魚と交換したりしながら撮影会。
自分と反対側で潜っていた彼はまた色んなのを採ってきたようで…


アカメバル…たぶん。胸鰭鰭条数が15、目の間の背面に不規則な模様あり。胸鰭はオレンジ色で、腹鰭、臀鰭はオレンジ~黒っぽい。比較的波当たりのある、潮通しのいい場所なので恐らくアカだと思われる。メバルも整理しないとなあ…。側線有孔鱗数は写真からでは判断しきれないので、鰭条数と各鰭の色味などから判断していきたいところ。ということで一応ニューレコード。


アカハタのちび。地味に相模湾産のものはちゃんと写真がなかったのでありがたい(自分で採りたかったのは置いといて)。この日はこれくらいのサイズのものを2匹ほど見かけたけど、ハタは変なところにいたり簡単には採集できなかったりして諦めてしまうことが多い。今度はチャレンジしてみよう。


キンギョハナダイ。毎回同じ場所にいるらしい。
自分もここではたまーに見かけるけど、定点で見たことはなかったな…。前の場所でもそうだったけど、確かに環境の好き嫌いがハッキリしてる気がする。


イソカサゴ。そういやこの日は見かけなかった。
綺麗だし、今度採って持って帰ろうかな…。お腹がやけに大きい気もする。


カサゴのちび。至る所で見られた。カモフラージュしているので、手をついたり岩の亀裂を覗き込んだりしているときに目の前にいたりすることが多い。ウッカリカサゴの幼魚も浅いところにいる場合があるらしい?ので、実はちゃんと注目しないと色々見逃がしそうな魚。この子はカサゴなはず…。


ウミウシたち。この辺はよく見かけるシリーズ。切り立った壁に引っ付いている綺麗なやつら。


クツワハゼ。これもありふれた種類だけど、成魚が多くて幼魚は意識しないとあんまり見られないかも。目の線が「犯人」みたいで面白い。サングラスにも見える。これをくつわと表現した人も素晴らしいな。


キヌカジカ。色彩変異の多い魚だけど、この色めっちゃ綺麗。
石灰藻レッドというか、ピンクというか。こういう魚って、案外その海岸の海底環境を映し出しているかもね。ショップにいたら高そう(笑)



そういえば今回は桜木町の100均ワッツで購入した撮影ボックス(440円)を使ってみた。折り畳みができて背景も白黒使い分けられる。余計な太陽光や映り込みを防げるためかなり有能。ただし付属のLEDライトは接続元がモバイルバッテリーでは点かなかったので、わざわざPCなどを持ち歩かないといけないのがちょっと面倒かな。明かりが利用できれば夜磯でも活躍しそうなんだけど。

観察ケースに対しての大きさはばっちりだったので、実際かなり使い勝手は良い。


帰りの支度をしていたら、M君がタイドプールでなんとも形容しがたいフォルムをした謎の生き物を発見した。うーんこの(笑)


その後クモハゼたちに掘り起こされ食われるハメに。Oh…
結局何だったんだろう。勝手にホシムシの仲間かなあと思っているけど。有識者の意見求む。



そんなこんなでこの日はかなり遅くまで海岸に残っていた。まあたまにはこういう日があってもいいよね。近海魚の中でも色物が増えてきて、楽しい季節になってきた。今後はどうなっていくのかな。







【採集(自分)】
ホンソメワケベラ、サラサウミウシ、チョウチョウウオ、カエルウオ、セノテヅルモヅル?(初)、ボラ(複数)、アゴハゼ(複数)

【採集(M君)】
イソカサゴ、カサゴ、アカメバル、アカハタ、キンギョハナダイ、クツワハゼ、イソハゼ、キヌカジカ、アオウミウシ、シロウミウシなど

【持ち帰り(自分)】
ボラ(餌用)、アゴハゼ(餌用)

【見たもの・気になったもの】
オヤビッチャ、キュウセン、カミナリベラ、アカササノハベラ、ホシササノハベラ、アイゴ、クロホシイシモチ、ニシキベラ、オトメベラ、ウイゴンベ、ウツボ、サラサエビ、ムカデミノウミウシ、キタマクラ、イワアナコケギンポ、ナベカ、イソスジエビ、キヌバリ、アカハタ、セダカスズメダイ、ソラスズメダイ、スズメダイ、ヤマドリ、コウライトラギス、アナハゼ、アサヒアナハゼなど





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Last updated  2022/05/27 01:06:21 PM
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