美しい朝の国 そして私の毎日

美しい朝の国 そして私の毎日

2009.10.04
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いよいよ明日になりました、日本行き。

実は、手術の日にちが一日早まり、あさってになってしまいました。
病院の面会時間は夜7時まで。
空港からは、ネットで調べたところではバスの連結がよくないようで、
ぎりぎり7時に間に合うかどうかです。

手術当日は、家族は当日朝8時までに行かなければならず、
8時半に病室を出て9時半執刀開始。
なので、8時までにまだ小さい子どもを連れて行けるか微妙…。
難しかったら一人で行くと母は言っているし、


まあその辺は自分で聞いてみないと分かりませんが。



ところで、昨日シデクから7時間かけて戻って母に電話をしたとき、

「手術の前日妹が泊まりに来る」

といわれました。
手術当日朝早いのでうちに泊まってから行く、と。
で、妹は、唯一個室になる洋間に寝るといったらしいのです。

それを聞いて、話しながらすでに心臓がドキドキし始める私。


何で泊まるの! なんか言われるから嫌だ!


と母に抗議すると、


泊まるなとか言ったらまた何か言われるからね。
あんたもそんな文句ばっかりいわないでなかよくしなさい。



といわれました。

私が思うに、妹も、自分がケンカのネタになることをするかもしれないので
離れて寝るっていったのではないかと思うんだけれど
それを無理やり「仲良くしろ」といってなんとかしようとする母親は
やっぱり分かってないんじゃないかと思いました。



夫に相談し、

「避けられなさそうだから、ガマンしてみてダメだと思ったら
 どっかよそに泊まれ」

と言われてそうしようと思いました。
どこが一番お手軽なホテルかな…とか考えてみたり。

で、今回、いつもよくしてくれる父の妹にお土産を用意しているので、
一人暮らしをしているおばさんに、何かあったら助けを求めようと、
さっき電話しました。
もし何かあったら泊めて、と。

そしたら、両親は入院のことを話していなかったらしく、
すごく驚いていました。
妹のこともそこまでひどいとは思っていなかったらしく、
話すとすぐに「私でできることなら言って」と言ってくれました。


そのあとまた母に電話して、おばさんに父が入院していることを言ったと話したら、
何で言ったんだというような反応。

てゆーか、これまで、私が日本に帰ると決まったら、
私が電話もしないのに勝手におばさんに電話して
帰ってくるということを知らせていた父。
今回も、入院のことは言わなかったけど、
私が今回帰国するということを、父が独身の父の弟に電話で話し(この弟がまたいろいろ事情があるのです)
おばさんにも伝えておけと言ったらしいのです。


いつも日本に帰国すると、勝手にスケジュールを決めて私とおばさんを会わせようとする父。
今回は私のほうからアクションを起こしておばさんに電話したけど、
私がおばさんに父の入院のことを話したと知ったら、「余計なこと言いやがって」と思われるはず。
実際母にもそういう反応をされたし。


てゆーか、そもそも、私とおばさんを仲良くさせようとしてるのは父だっつーの。
それなのに、私が自分の思惑とは反対に入院のことを知らせたら
軽蔑するような目で見るっていうのは
理不尽なことだと思いませんか。
あんたの思い通りに動くロボットじゃないって。


思えば、私と両親、とくに父との関係はずっとそんな感じだったわけで。
ウーが生まれて、夫が父親学級にいって勉強してきたとき、

「イエスマンではなく、自分の意思をはっきり持った子供に育てよ」

という話を聞いてきて、そのときに自分は間違ってたんだということに気づいたのです。
まったく、30数年もそんなことに気づかず、
親の言うとおりにならないことが親不孝だと思い続けていた私って、
なんて世間知らずのバカだったんでしょうね。

ずっと、自分の意見をいおうものなら「そんなこと言ってはいけない」といわれ続け、
父の考えと同じように合わせたときだけほめられてきたのです。
なので、人の前で自分の「意見」を言うことができませんでした。
違う意見が出たら、それイコール自分が全否定されると思ってきたから。
変わったのは、韓国に来てから、そして夫に出会ってからです。

以前の私のような育ち方をした人を、アダルトチルドレンというそうです。


話がそれましたが。


電話をしたら、結局妹は泊まりにこないことになったのだとか。

「あんたまたけんかするんだろ」

と母が妹に言ったら、妹は

「姉ちゃんの出方による」

と言ったんだそうです。
そういうこと言うんならケンカするに決まってるから泊まらなくていいといったら、
朝早くて妹の子どもも起きられないかもしれないし、辞めたんだそうです。


ほっと一安心です。


母には、

「あんたも妹に会ったらだまっとかないで、世間話でもすればいいんだ」
「仲良くしろ」

と言われました。
アホみたいなこと言われるからいやなんだといったら、

お前も言ってるじゃないか、お互い様だ。
人間、思ってることを全部言えばいいってもんじゃない。
妹夫婦がケンカばっかりしてるって言っても、それはあっちの性格でスタイルなんだから
ほっとけばいいんだ。

と言われました。


私は心配だから言っているのに。
じゃあ、けんかばかりしている今の状況でいいと思っているのか?
誰かが言わなければ今のままだ。
父だって、30年間酒乱で母にモラハラを続けていて母はそれで大変な目にあったのに
あのとき私が勇気を出してセンターに電話したり連れて行ったりしなかったら
今みたいにお酒をやめなかったんじゃなかったか。
きっかけを作ったのは私じゃないのか。

そういいました。
考えてみたら、これだけ母に意見したのは初めてかもしれない…。


すると母は

きっかけを作ったのは確かにあんただ。ありがとう。
でもみんなで頑張った成果だ。


と言いました。
確かにその通り。私がいくら言っても、母が勇気を出して動いたり、
妹が母に寄り添ったりしてあげなかったら、父はお酒をやめなかったと思う。
でも、私がブレーンとして動かなかったら、ことは何にも進展しなかったのは確かなのです。
そういうことをはっきり言うと、「あんたは偉そうに」と言われるので
これまであからさまにしなかったけど…。


さっき、ビールを飲みながら、泣きながら夫に全部話しました。
母の言うとおり、相手のスタイルなんだから、気にするな、って思ってしまうと言うことは、
もうそれは相手と一線を引いてしまうということ。
ある意味の諦めだと思うのです。
妹があれだけもがいているのも愛情があるからだというのは私も分かっています。
でもやっぱり、私たち姉妹は、あの両親の元では、冷静に話ができないのだと思います…。



今回、家の中ではなく、外で、妹と二人きりで話ができればと思いました。
しらふでは無理そうなので、お酒の力を借りて。
思えば、妹も私も、被害者なのです。
私は父に

「お前にかかったお金は安いものじゃない。
 妹にはお前ほどお金がかかっていない。
 だから、妹をあまりしかれない部分もある」

と言われたことがあります。昔、大学生ぐらいのときに。
そんなばかな、って思いました。



私は韓国に来て、夫に出会って、自分の意見を言う勇気も前よりはもてるようになったし、
自分の言動に責任を持てるようにもなりました。
やっともどかしい自分から抜け出せたと思っているのに、
母の言葉を聞いて、また逆戻りしつつあるように感じます。
子どもって、自分の両親が最高だと思っているし、
よその家庭のことなんて分からないから、それが当然と思うんですよね。
思春期の頃に人並みに遊んだりはじけるのって大事だなって思いました。
私はずっと、いい子だったからな…。



短く書こうと思ったのに結局心境を吐露する形になってしまいました。
お恥ずかしいです。

でもやはり、娘として、父親の手術には行かなければと思います。
義務、果たしてきます。





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最終更新日  2009.10.04 23:22:31
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