崎守の夢宙

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2025.10.30
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テーマ: 葬儀
カテゴリ: 人生



生まれは昭和8年、92歳だった。
 宮城県登米市に生まれ、父君は学校に行くことなど邪魔だという考えで、畑仕事などをやらせる人物だったそうな。
 結核の家族に食事を届けたり、10代早々に丁稚に出されたり、それはそれは苦労して、それでも収入は豊かにはならない人生を歩んでこられた。
 そういう生き様だったからだろう、人を見る目が確かで、軽薄な考えは見透かした上で、あえて触れないという対応をすることが多かった様子。

 その反面、それほど裕福ではない年下の親戚が頼ってきた時は、貧しいなりに世話を焼く人だったので、深く恩を感じている人もいるようだった。残念ながら、そちらも家族ができ年齢も上がってしまったし、弟の方が先立ったり、また比較的若くにして亡くなった方もいるため、尋ねて来てくれる人もいなくなっていた。
 ただ、娘をなしていたので、次女である妻が足s下区世話をしてくれた。4ソレだけが救いだったようだ。

 その去り様を見て、思う。
「子供をなせなかった私と妻の最期は、もっと寂しいものになるのだろうな」と。


 一生懸命やったつもりで、色々踏み外して、取り返しの付かない状態なのが私の人生だという確定。

 その一方で、義姉である長女は、仕事の忙しさにかまけて、というか仕事をすることを言い訳にして世話を芋とである妻に押し付けた感が強い。
 高齢者の母のために妻がどのぐらい骨を折ったのか、その手続きと判断を迫られ、どうしたのかをまるで知らない。
 その過程についてろくに参加したり知ろうとしないのに、注文つけたり、自分の想定と違うと腹を立てたりしていた。

 今年の2月に大たい骨を折って入院し、リハビリして帰ってくるまであたって、病院の手続きも知らないし、退院したら、そのお見舞いには現れたが、本人が食べたがったからとピザ注文して、その反動で足が猛烈にむくんだのだけど、そんな事情も知らない。
 それから亡くなるまで、妻が呼び寄せた1回こっきりしか顔を出さなかったし、既に寝たきりになった有様を見て「追い返された」とだけ。
 いよいよ大変なことになったという行動は一切なし。

 そもそも前のアパート退去という事態で、気にしているのが自分が置いていった荷物で、今回も貸家だというのに、当人が亡くなって置き鍵を撤収したら「実家に入れない」。
 いや、亡くなってから何をやってるんスか?

 在宅診療だったけど、若い先生が「心配だから様子を見に来ます」つーて、見るだけ。年寄りなんだから薬の按配を細かく調整しないといけないのに、そのまま投薬した結果として、血管内脱水を引き起こしてしまった。それはマイナス効果だろう、臨時で入った先生が慌てて使用注視の判断をしてくれたが、症状的に悪くなるのに拍車をかけてしまった格好だ。
 看護師たちは、医師の判断に逆らってはいけないので・・・。


 良い方だっただけに残念でならない、いつかは来ることとは言え・・・ね。

 それに引き換え実母は、いつまでたっても末っ子根性が抜けず、命令することは好きだが、その実正しい知識を持ち合わせておらず、自分の気分優先だから世間体が相たらいう割には、大事な局面で非常識なことをしでかし・・・。
 自分の兄、姉が亡くなり、その後の対応で、私から見れば従姉弟にヒドイ扱いをされたと喚いていたが、その前に何か相手を怒らせるようなことをやらかしているであろうことが容易に早々出来る。
 なんかね、孫の七五三に、3歳の孫より自分に配慮しろということ言っちゃう人だからなぁ・・・当然孫たちに慕われないのに、ソレが分からない。困った人だ。

 なんでだろね?良い人の方が報われないような気がしてしまう。





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Last updated  2025.10.30 20:57:14
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