和

2006年05月12日
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テーマ: 愛しき人へ(899)
カテゴリ:
5月12日、母のお葬式でした。


朝、自宅に戻ってシャワー浴びて。
母に持たせたいものを持って。
また葬儀場に戻りました。


旦那の両親が京都からわざわざ来てくれました。
仕事もあって忙しいのに本当に有り難い事です。
亡くなった日に電話したのですが、お義父さんは即答でした。
「お義母さんと一緒に行くから」本当に嬉しかったです。
いいお義父さん、お義母さんで本当に良かったです。



着付師さんがいないという事で自分で着る事に。
なんとか自分で着られてよかったです。
着替え終わって部屋に戻るとすでに数人の親戚が。
開式の二時間以上も前に来ちゃいました。
まだ葬儀屋さんとの打合せ?も終わってなくてドタバタでした。


お通夜と告別式が一緒という事でお焼香は二回でした。
今までね、読経ってちゃんと聞いた事がなかったんです。
初めてちゃんと聞いてね、「迷わずに心配せずにちゃんと逝きなさい」って
言われてるように聞こえました。旦那も同じような事を考えてたみたいです。
旦那はもしかして生き返らないかなぁなんて思ってたそうなんですが、
読経を聞いたら「あぁ、もう生き返らないんだ」って思ったそうです。



美空ひばりのCDをBGMで使う事になりました。
明るい曲ばかり入っていたのでしんみりとならずに済みました。
最初、生花は2つだけだったんですが、弟の会社から4ついただいて合計6つ。
おかげでたくさんのお花を入れてあげる事が出来ました。
裕次郎のジャケットを入れて、ひばりの本を入れて、ミルキー入れて、

これで寂しくないかな~って言いながらお花を入れました。
たくさんのお花に囲まれてすごく綺麗でした。
母の顔を見るのが最後だと思うととても悲しくて涙が出ました。
こんな良い顔してるのにもったいないなぁ。
焼かれて骨になってしまうなんて嫌だなぁと思いました。


でもね、なぜか悲しいだけじゃないんです。
母が良い顔だったからかも知れません。
これから旅立つんだなぁと思いました。
残念ながら母にはもう会えないんだけど。
綺麗なお花に囲まれていろいろ持たせてあげてひばりの曲をかけてあげて。
いい旅立ちになったのではないかと思うんです。
私なりにいろいろ考えて、母に喜んでもらえるように
送り出せたような気がするんです。
お葬式って今まで経験してないので分からないのですが、
悲しくて泣いてしまうだけのものかと思ってたんです。
でも、そうじゃなくて最後みんなで安らかな顔だったねって
美人だねってたくさん褒められてみんながひばりの曲を口ずさんで。


死んだら全てが終わりじゃないんだって思えました。
天国に行く為に見送ってあげるというか。送り出してあげるというか。
こんな良い顔してるなら天国に行ってるに違いない!みたいな。


ちなみにね、遺影。めちゃめちゃ若過ぎです(苦笑)
写真が全然なくてね、軽く40年以上前だと思われます。
お見合い写真だと思われます。着物がそうだったから。
昔の写真なので白黒なのですがあえてカラーにはせず、
そのまま白黒にしてもらいました。着物もそのまま。
親戚なんかには評判良かったですが、どうなんでしょ?
病気でやつれているよりかはいいのかも知れませんが、
如何せん若過ぎです。私の知らない母の顔ですし(笑)
でもね、いろいろな人から美人ねって言われていい気分だったかも。


それから、火葬場へ。
骨の姿を見たらショックかなぁと思ってたんですがそうでもなかったです。
でも、骨がね、黒いところがあったりピンク色になってるところがあって。
これって骨に転移してた癌なのかなぁと思ったのですが分からず。。。
身長が小さい割に骨太だった母は遺骨が入りきらず、押しこまれました(笑)
母の兄妹は立派な骨だったんだなぁなんて話していて、うんうん骨太だ!って
思いながら話を聞いてました。足なんてね、24.5cmだったんですよ。
旦那も骨見たら悲しくなるのかと思ってたらそうではなくて、
骨って綺麗なんだねって言ってました。


母はもう天国に行ってるから、骨は生きてる人への置き土産みたいなものかなって。
そう思うと骨になったから悲しいという気持ちはなくなりました。


母方の親戚のおかげで無事、葬式をあげる事が出来ました。
亡くなる日に親戚が来ていなかったら、きっと私達だけでは無理だったと思います。
だから、母は親戚が来る日まで頑張って待ってたんだなぁと思いました。


病気になる事は辛いですが、でも、悪い事ばかりじゃなかったと思うんです。
2002年の夏。あのまま亡くなっていたらきっと後悔もあったと思います。
でも、余命一年と宣告されたにも関わらず4年近くも生きられたんです。
この4年間。美味しいものもたくさん食べさせてあげられたと思います。
佐藤錦だって食べたし、入院する直前には生まれて初めてタラバガニ食べて
すごーく喜んでました。蟹は本当に間に合って良かったと思います。
花嫁姿は見せられませんでしたが結婚して安心出来たと思います。
悪い事ばかりじゃなくて良い事もたくさんあったと思ってます。


母はとても頑固でした。最後まで頑固でした。
直前まで家にいる事が出来て、食べられた事は幸せだったんではないでしょうか。
5月1日の病院に連れて行く日の夕飯は、刺身でした。食後にはたい焼きですよ。
本当に限界まで家にいられたのはすごい事だと思います。


お葬式が終わっていろいろ落ち着いてから旦那とごはん食べに行きました。
その間、かなり待たせてしまって申し訳なかったんですが・・・(汗)
この三日間、ずっとそばにいてくれたので感謝を込めて焼肉(笑)
いろいろ話したい気分だったのでまたまたながーいお散歩しました。


今まではね、死ぬってすごく怖い事だと思ってたんです。
でも、死ぬのが怖いんじゃないだって今回、私と旦那は思ったんです。
もう会えなくなったり、話が出来ないのは悲しい事だけど。
一生懸命生きなきゃいけないんだなってすごく思いました。
いつも感謝の気持ちを忘れずにちゃんとありがとうって言えるように
ならなきゃいけないねって。ちゃんと後悔しないように生きないと損だねって。
いいお葬式ってあるのか分からないけど、私は良かったと思いました。
そして、こうして一緒にいてくれる優しい旦那がいて良かったと思いました。
母も3日間一緒にいたし、きっといい旦那だって分かってくれたと思います。


これからは母の分まで一生懸命生きなきゃね。
そして旦那の両親も大切にしたいと思いました。
母の死は悲しいだけじゃなく、いろいろな事を学んだ気がします。
母の安らかな顔を見たらね、泣いてばかりじゃいけないって。
ちゃんと前を向いて歩かなきゃいけないなって思うんです。


今頃は天国で何をしてるんでしょうか。
美空ひばりや裕次郎に会えるんでしょうか。
大好きな音楽でも聞いてるんでしょうか。
腫れていた左手はちゃんと動くようになったんでしょうか。
まだ疲れが取れなくてゆっくり眠ってるかも知れませんね。







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Last updated  2006年05月14日 15時43分54秒
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