令和8年 エッセイ集

令和8年 エッセイ集

2026.09.07
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カテゴリ: 日常と写真
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お盆を過ぎて次女家族が二人で帰省した。
東京へ遊学中の孫娘が自宅に来たのは今年の正月以来だ。
孫娘とは私が今年の春、神戸の病院へ甲状腺の経過観察に行ったとき 数日すれ違いざまに会っていた。

その時は大学生とは思えないほどまだ幼稚な感じで、
ライブへ行く衣装を買いに行ったり、なにかと機嫌が悪く 私も少々がっかりしていた。

物入りだろうと小遣いを渡したときも左程うれしそうでもなく、
本立ての隙間にさっと入れていた。

喜んで財布に入れるかと思っていたが忘れたかのようにばたばたしていて、
東京へ戻る時私の渡した小遣いの袋を何処に入れたかも忘れているかのように思えた。

今回孫娘は休み中にアルバイトをしているから、
通帳に入金されるのが楽しみだと言っていた。
東京でもかなり良いカフェで働いたらしい。

その前に私も小遣いを渡した。
その額はいつもと同じだったのに、これまでにないほど感激していた。

あれほど苦労してアルバイトをしてやっとお金をもらえるのに、
目の前にある金額が何もせず小遣いとしてもらえるのがありがたかったらしい。

こんなにもらえる人はいないよと言った。
みんな月に掛け持ちして必死でバイトしてるんだよとも言った。

孫がアルバイトを始めたと娘から聞いたとき少し心配していたが、
働くことの大変さを知ったことは収穫だなと思った。

メールでアルバイトはどうかなときいたとき、
客に嫌なことを言われることもあるけどお金がもらえるからと 返事が来ていた。

この先卒業して就職しても、嫌なことはいっぱいあるだろうけど、
自立して生活していくにはどうしても我慢して働くことになる。

これまで母親に出してもらっていたすべてのお金の有難みもわかるだろう。

私の母も晩年に至るまでかなりのお金をくれた。
娘二人も長い送金期間があったが、そのときは感謝をすることさえ思いつかない感じだった。

産まれたときから恵まれた環境で何の不自由もさせず育てた子供たちは
親への感謝など感じていない。

アルバイトはそういう意味で、働くことと我慢すること、お金を大事に思うことを学ぶ機会だと思う。





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Last updated  2026.09.07 10:36:47
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