学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

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2016年06月07日
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カテゴリ: 関係詞節
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熊本地震で被災された皆様が一日も早く通常の生活に戻れますよう
被災地域の復興を心よりお祈り申し上げます。

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本日の問題


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次の英文 どこが変?


My house which I bought last year has a big back yard.



























答:My house which… → My house, which…


詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” で
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次の英文 どこが変?


She lent me this book which I had already read.





























受験英語風に訳すと「彼女は私がすでに読んでしまったこの本を貸してくれた」となり、あまり違和感がなさそうですよね。


しかし、問題文は不自然な英文です。


今回の問題文は、


, which I had already read.


カンマのある非限定用法が正しい文です。


前回のブログに引き続き今回も「カンマのある(非限定)用法」と「カンマのない(限定)用法」について見てみましょう。


両者を理解する上でまず重要なことは「カンマのない(限定)用法」の本質を理解することです。


そもそも、どうして関係代名詞節が必要なのか?


簡単に言えば、 who/which の節がないと「誰」または「何」について述べているのか聞いている(読んでいる)人にチンプンカンプンになってしまうからです。


つまり、関係代名詞の働きとは、聞き手に話し手がどの人/モノのことを指しているのかわかるようにしてあげることなのです。これが関係代名詞のカンマのない限定用法でしたね。


これに対して「カンマのある(非限定)用法」の関係詞節を用いる場合は聞き手のあなたが「どの人」なのか、「どのモノ」なのか、すでにわかっているようなときです。


つまり、カンマのある関係代名詞は、すでに何らかの限定を受けている名詞に続けて使われるのです。だから、カンマのある(非限定)用法では関係詞節がなくとも文として成立します。


(両者の違いについては最新メルマガ(其の百九十三)で詳しく解説してありますので、そちらを参照してください。)



では、どうして今回の問題はカンマのある用法なのか?


前述したように、カンマのある用法では関係詞節がなくとも文として成立します。では、実際に成立するかどうか、 which 以下をとってみましょう。


She lent me this book. (彼女は私にこの本を貸してくれた)


どうですか、関係詞節がなくとも、文として成立していますね。


この文を言われたあなたはどの本のことかわかりますよね。


先行詞 this book this は「この」とすでに名詞を特定します。つまり「この本」と話し手が言えば、聞き手は実際にその本を目の前で見ていることになるので、聞き手にはどの本か特定することができますね。


そうです、目の前にある「この本」なのです!


したがって、関係詞節 which I had already read を省略しても先行詞がどの本かわかります。


だから、今回の問題はカンマのある非限定用法になるのです。


では、先行詞が the book ならどうなるか?


She lent me the book which I had already read.
(彼女はその本を貸してくれた「その本、どれかというと」私がすでに読んでしまった本)


先行詞 the book which I had already read が省略されると「彼女は私にその本を貸してくれた」となり「その本」と言われても、聞き手はどの本か特定できません。したがって、関係代名詞節を使って限定する必要があるのです。


今回のように先行詞に指示代名詞 this, that などが付くと名詞を限定するのでカンマのある(非限定)用法を使った文になるのです。


カンマのある(非限定)用法はどちらかと言えば文語的ですから、今回のような話し言葉ではあまり使われません。


話し言葉なら、


She lent me this book, but I had already read it.


「限定用法」と「非限定用法」見た目はカンマが「ある」「ない」くらいですが、意味的には全く違うことが理解してもらえたでしょうか?


* 関係代名詞の限定用法/非限定用法については「ザ・英文法」P279-280 にてイラスト付で詳しく解説してあります。


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最終更新日  2016年06月07日 14時24分04秒
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