学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

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2017年06月08日
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カテゴリ: 準動詞
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東日本大震災から6年。
犠牲者の皆様のご冥福を心からお祈りいたします。
そして、いまだに苦しんでおられる被災者の皆様が、1日も早く通常の生活に戻れますように。

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本日の問題


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なかなか首を縦に振ってくれなかったけど、やっと私の車を洗ってくれることに承諾してくれた弟。交換条件は彼の宿題をやってあげること。


さて、問題です。こんな前提があるとして「弟に車を洗ってもらった」を英文にすると次のどれ?


1) I made my brother wash my car.

2) I asked my brother to wash my car.

























答:3)


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「秘書に書類を準備してもらった」という英文は?


1) I had my secretary prepare the documents.

2) I got my secretary to prepare the documents.

























答:どちらも正解


今回は第3回目の英文法セミナー「使役構文」からの問題をご紹介します。


使役構文とは「(人に)~させる、してもらう」という意味を作る構文です。





つまり、どちらを使っても良いということです。


もちろん、構文なのできちんと形式だけは覚えておく必要があります。


have 人 do

get 人 to do


have の使役構文は 原形不定詞 を、get の使役構文は to不定詞 を伴います。


どちらを使っても良いなら、1つだけあれば良いのではないでしょうか。


でも、実際は両者が存在しています。


なぜ?


どちらを用いてもコミュニケーションに支障は生じないから、深く考えたくない人はここからはスルーしてください。


実は両者にはもともと違いが存在しているのです。


その違いとは?


have get の基本イメージの違いです。


PEG では get 構文を I persuade someone to do something for me. 「誰かに説得して何かをしてもらう」という意味の構文だと述べています。


また、have 構文を I employ someone to do something for me. 「誰かを雇って何かをしてもらう」という意味の構文だと述べています。


つまり、 get persuade 「~説得する」、 have employ 「~を雇う」


こういう違いが根底にあるようです。


難しく考えず、両者の基本イメージからこの理由を考えてみましょう。


have の基本は誰もが知っている「もっている」という意味。つまり have の基本イメージは「自己の所有」です。


have 構文は、この「自己の所有」という基本イメージから拡張して「人」を自己の所有空間に持つという意味になるのです。


例えば、 I have a bike. 


「自転車を持っている」というのは、自転車屋でお金を出して購入した結果、自己の所有になった
ということですよね。


これと同じ発想で、使役 have の構文を考えてみましょう。


1) I had my secretary prepare the documents.


「秘書に書類を準備してもらった」というのは、秘書にお金を出して労力を購入し、「秘書が自己の所有になる」ということなのです。つまり、金銭でサービスを買う。その結果、秘書を自分の所有空間に持つという意味が have 構文の基本イメージなのです。


上司は秘書にお給料を払う側。だから、この関係は have の関係なのです。



次に、 get を辞書で引くと「得る」「習得する」「聞き取る」「…させる」などなど、色々な意味が出てきますが、 get の基本は「ある状態に達する」という意味です。


この「ある状態に達する」という基本イメージから問題文を考えてみましょう。


2) I got my secretary to prepare the documents.


「ある状態」を to不定詞が表わしています。つまり、直訳的には、私は秘書を「書類を準備する状態」に到達させた というニュアンスです。


このイメージから get には「頑張ってなんとかある状態に達することができた」という意味があるのです。


何とか頑張ってある状態に達する。つまり「説得する」という persuade のイメージなのです。


問題文は「秘書を説得して書類を準備してもらった」というニュアンスが本来根底にあるのです。


最近ではどちらを使ってもいいという風潮ですが、両者の本質を知ると、今回の問題は have の使役構文を使いたくなりませんか。



* 使役構文は「ザ・英文法」Unit 9 にてイラスト付で解説してあります。イラストでイメージするとよりクリアーになりますよ。


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最終更新日  2017年06月08日 14時02分48秒
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