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Sammy-P

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Feb 28, 2004
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すでに出発時刻になっているにもかかわらず飛行機には乗り遅れていないとわかった私。
それにしたって急がなければ!!
と思い、喜び勇んで駆け出しました。

えぇと、B16搭乗口からだな。ふむふむ。
コンコースがどうやらA~Eまであるらしく、
私はそのうちのBに行かなければならないということ。

案内表示板に従って、Bの字を追い向かいだしたはいいんだけど・・・
歩いても歩いても、Bにたどりつかない。
けどよくみると、今歩いているところの壁にドアがたくさんついていて、
ん?コンコースBってあそこに書いてある!
いやーやっとついたよー!
助かった~
と、思ったのもつかの間。
どうやらそれは、地下鉄の乗り場としてのコンコースB、
ということが判明。
というよりむしろそう思いこんだ私。
案内表示板みると確かにこの通り道のずっと先までコンコースBの案内が続いている!!!
大変だ!!
まだまだ先なんだ!!
そう思った私、今度こそ駆け出しました。
百メートル全力疾走
どころじゃなかったっす。笑

だってチェックインの時に靴から上着からベルトまではずさせられて
急いでたから靴は履いたけど
上着も着ていなくベルトもはずして手に持ったまま!!!
そのまま汗だくになりながら
コンコースBへと向かって走る女。
汗で前髪は額に張り付き、
乗り遅れる恐怖と全力疾走による呼吸困難で
顔は引きつっています。
手にはベルト。
上着を引きずりながら走る、東洋人。
かなり、目立ってました。
そして、右手のドアがいつまでたっても並んでいることに気づきはじめました。
ん・・・?
これはもしや、
地下鉄のコンコースBの入り口ではなく
コンコースBへ行く地下鉄なんじゃ・・・???

そうなんです。
あまりにも建物がたくさんありすぎて
(たぶんコンコースAからEまで、独立した建物になっている)
その建物間を移動するのに、
空港の中に地下鉄があつらえてあったのです!!

開いた口がふさがらない。って感じで。
息を切らせたまま地下鉄にのりこみ、
ほんのちょっと揺られただけで無事コンコースBに到着。
ああ最初にあそこでちゃんと地下鉄に乗っていれば!!

コンコースBについてからは楽勝。
と思ってB16にむかったのですが。
まず受付嬢のお姉ちゃんの感じ悪いこと悪いこと。
いや14時間のフライト終えた直後に全力疾走して疲れてたからかもしれないけど
あら嫌だわこんな汗くさい東洋人なんて
って彼女の目が言ってるように見えたんですよ。

もちろん成田でチェックインすでにしてあったので
ここであらためて旅券見せて、とか手続きは一切いらなかったのですが
そんなことに私は気づくすべもなく。
とりあえず彼女にチケットを出しました。
何か言われました。
たぶん、飛行機が遅れてて何時何分にでます、みたいなことを言ったのだと思う。
そして
「○×△◇ No,6」
と言われました。
「・・・?」
という顔をしているとまた繰り返して何か言われましたが
「なんばーしっくす」
しか聞き取れません。
「シックス?」と聞き返すと
「Yes.6.」と言って彼女は指を六本たてました。
ん?
なんだ?
要するに時間が変わったからここじゃないってことなのか??
腑に落ちないままその場を離れる私。
搭乗口が6なのかと思いすぐ横の搭乗口をみてみるけど
どこにも6なんて書いてない。
もしやコンコース6に行けってこと?
そうなの?
ここじゃないの??

しょうがないのでとりあえずコンコース6に向かいました。
これがまたやたら遠い。
同じ建物ったって
コンコース6と16の間には10個のコンコースがあり
それってつまり10個の搭乗口
つまり10機の飛行機が止められるスペースがあるってことだから
遠いに決まってるよね。

で、6につきました。
見せました。
怪訝な顔をする女性。
そのころには多少落ちつきをとりもどした私。
なんとかなんて言ってるのかは判別できましたが・・・
「これは16番搭乗口です。」
「え?」
わからない顔をしていると
「この飛行機は遅れて17:30に出るので今すぐ16番搭乗口に行ってください」
「でも今行ってきたんです!!」
―これが言えなかった。
いや、言ったつもりなんだけど。
「I went.」
私行った。
いいよね?
一応過去形だし!!
しかーし。
通じない。
あたりまえか。笑
再びパニックになりかける私。
何か言う彼女。
わからん。
「I went now」
もう意味がわからん。

たぶんここでは完了形を使うのかな?とあとで思ったんだけど。
きっとhave gone とかalready とかを使えば通じたのかしらとか。

しびれを切らして日本語で言ってしまった。
「今行ってきたんですけど・・・」

彼女はあきらめたようにため息をついて電話をかけ始めました。
おそらくこんな感じ。
「あ、もしもし?こちら6番コンコースですけど
 今ここにそっちの飛行機のチケット持った子がきてるのよ。
 それが英語が話せなくてね、まいっちゃう。
 そっちに行けって言ってるのにわかってるんだかわかってないんだか・・・
 ところでこの飛行機って遅れてこれから出発よね?DL55便。
 そう。わかったわ。そちらへむかわせるから。
 ほんと、参っちゃうわよね。英語くらい話せるようになってから来いっつーの。
 じゃ、またあとでね。」

えぇもちろんそんなよけいな話はしてなかったとは思いますけどね。
彼女はいらいらしたように、早口でもう一度説明し、
時間を書き、
コンコースのB16と書いてあるところを色鉛筆でぐるぐる巻きにして印をつけ、
私に渡したのでした。

よくわからないまま16に戻る私。
戻ってもいまいちよくわからない。
あのお姉さんに聞くのはもうやだしな・・・。
こっから乗ってみるかぁ。
間違ってたら間違ってたでそのときよね・・・。

もう限りない脱力感が私を襲っていました。
えーいもぅどうにでもなれ。

そしてまもなく、搭乗が始まりました。

周りにいた人たちがぞろぞろと搭乗口に集まりはじめます。
人が私を追い越していきます。
そのとき、おいこしざまに、言った人がいました。
「ここでいいんだよ。」
もちろん英語で。
なんて言ったか忘れちゃったけど英語だった。
そしてそのような内容のことを言っていた。
えっ?
と思ってふりかえると、どうやらサラリーマン風のおじさまが
とくに親切そうな顔もしてないんだけど
私に身振りで、ここに乗れ、と言って先に行ってしまいました。
ちらっと私のチケットを一瞥して言ったから
きっと間違ってないんでしょう。
こうして私はようやく無事に飛行機にのることができたのです。


いやー私よっぽど困り果てた顔してたんでしょうね。

または、髪もぼさぼさ上着も着ていない
ベルトはさすがにかばんにしまったけどジーパンはずり落ちてる。
そんな私に哀れみを覚える人は
もちろん少なくなかったことでしょう。
っかー!!恥ずかしい!!!

ちなみにこの飛行機でようやく私は自ら英語で人にはなしかけました。
そう、通路側にすわってた東洋人風のおじさんに
「Excuse me?」
と言って道をあけてもらったんです。

そのおじさん、飛行機到着して降りるときに
携帯電話に電話がかかってきてました。
私は荷物を先にとっていたのでそのおじさんより先に飛行機を出たのですが
出しなにそのおじさんが携帯にでる声が聞こえました。

「あ、もしもし。今ついたわ。あ、お母ちゃんもう帰ってはる?」

・・・日本人でした。





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Last updated  Mar 10, 2004 09:51:10 AM
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