北海道のアウトドア!
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この詩集を、詩を志す札幌市立大学デザイン学部○木真○様はじめ学生のみなさんへ贈ブログ引越しました。応援してね!「 夕 涼み 」別れるのが辛いなら出逢いさえ悲しいよ月の縁側ぼんやりと濡れた髪を梳かせた生きたことを照らしては生きることもかんがえる別れがせまりからんでも今宵の月はいとゆかしつげの櫛はしなやかに梳かしながした夕涼み梳かす:とかす永久(とわ)の白雪永久に住む愛しきひとよ舞う雪に魅とれていたよ湧く風にこごえていたよもういちど逢いたいともう二度と逢えないと僕を待つ愛しき人よ悠久を信じているよこの雪に夢をのせて貴方の場所に降る雪も僕のこころに降る雪も水になるのは同じこと流れゆくのは同じ場所いつか大地を湿らせるいつか大きな海となるこの真実はかわらないこの世界はうごかないああ僕の愛するひとよ目を閉じて永久にいて愛に微笑みたたずんで2009・01・07 :松尾多聞ブログ引越しました。応援してね!「石狩の海」太陽にあこがれてこの恋を決めたのに砂を照る想い出は私の心を焼き尽くすさよならの夕立が私の心を冷ますけど絡みつく砂のよう私の恋はかわらない打ちつけて打ちつけて石狩の浜に消えようと潮騒はわたしのために生きる意味をくり返す濡れそぼる人たちを陽はきっと照らすから太陽にあこがれた私の願いは叶うからブログ引越しました。応援してね!「たったのひとつ 」ただ寂しさに微笑む人よ傾げた首を戻してごらん顔を上げれば世界が見える刹那に君を迎えてくれるよ願いは夢に祈りは時に心の色を変えてくれるあの星も海もこの大地も両手広げて待っているよそれを信じるだけでいいその寂しさに微笑む人よ本当の笑顔が輝く場所へ両手広げて君をいだいて繋がる空へ連れてゆくよこの世界に微笑んだなら君も僕もたったのひとつ詩作:松尾多聞世界はきっと、君のためにある。何度でもなんどでも、やり直して遅いなんてことはない。そして、君がこだわっているのは幻なんだよ。ブログ引越しました。応援してね!「月光の人」月が光とあつまって走る私を追ってくるつまずいても息が切れてもついてくるよ私はそれを知りたくて月にむかい走っていた手を伸ばして掴もうとして届きはしないいつか別れた優しい心遠い想い出に浮かぶ光今でも私を見つめ続ける忘れ得ない貴方だった愛が光とあつまって走る私をだきしめるつまずいても息が切れても微笑みながら私は愛を抱きたくて静かにときを貫いて手を伸ばして掴もうとしてなみだを流すいつか別れた優しい心遠い想い出に浮かぶ命永遠の約束を交わした忘れ得ない貴方だった貴方が愛に包まれて走る私を待っているつまづいても息が切れても必ず辿り着く私は貴方を抱きしめる2009/02/10自由詩人・松尾多聞「守ってあげる」ふっとそこに目覚めればそこが何処だか判らない僕はここでなんのために生まれ迷い泣いているの そっと視線をあずければそこで誰かも泣いていた君はここでどうしてなのそんなに寂しく悲しいの労わりの風にみちびかれどこか手を取り歩みだすきっと二人出会うために愛を忘れて生まれてきたやっと見つけた人だから何度この身を焼かれても君のためならどんな時もきっと僕が守っていこう2009・03・03自由詩人・松尾多聞ブログ引越しました。応援してね!君の詩(うた) その か細く白い腕に投げ出される液体のダイヤ君の吐息がこうして広がって夜空を覆う星座になったよう僕の言葉は風のよう君を通りすぎては消えていくもうすぐ新しい朝が来るね遠く丸い水平線に太陽が昇るよ今ぼくの胸は君でいっぱいで壊れそうなんだ だからその肩を抱くため気持ちを温もりに託して君の詩をうたってあげるそんなことしか出来ないけれどなにも出来ない僕なのだけどブログ引越しました。応援してね!「帰郷の空へ」たったひとつのものそのはずなのにいつも探し続け傷ついて人は旅を終わらないいつもここにある空そのはずなのにいつも他に求め嘆いては人は心を引きずってもう求めないでそう比べないで要求と対比の中に幸福は生まれないたったひとりのひとそのはずなのにいつも追われ何かに憧れて無明の旅は続いたねいつもいつも僕は貴方を見つめ離れないきっとこの自然のよう貴方と共に生きているもう大丈夫だよそう変わりはしないどんなにくじけても貴方の旅は終焉するたったひとりのひとそのはずだからいつか裸身の心でもう一度貴方の勇気を魅せていつもいつも僕は貴方を信じここにいる旅を終えた旅人を腕枕で迎えてあげるたったひとりの貴方の心を抱いて溶けてゆく2009/02/18自由詩人・松尾多聞ブログ引越しました。応援してね!「夏の終わりに」八月に別れを告げる風夏の終わりに思い出す憧れは丘の上に置いたまま細い坂をゆっくり上りながら語り合った貴方との大切な時野の花は活きているね一生懸命だね素敵だね真っ直ぐにときめいているよ僕達も見渡す生き方をやめよう素直にがんばろうよ貴方の面影は風が来るたび薄れて貴方の臭いも今の僕には届かないなんども何度も風は過ぎていったでも今日は貴方の誕生日だね忘れないで生きることだけは起きあがることの大切さを愛する人の大切さを忘れないでもう触れてはいけない貴方がいるでも僕は憧れを語りたいんだまるで僕は故郷を忘却した伝道師伝える意味も帰る場所も解らない灯台があって港があって迎える人達がいる本当の幸福をそれを大切にいてください君が最後まで君でいてくれるようになにもない僕の夏が過ぎていくブログ引越しました。応援してね!「夢 想 花」 愛しているの言葉ならもう何度でも聞いている行き違いの出来事なら心を濡らし忘れているさやか雲は知っている私はここに生きている愛しているの言葉だけいつもいつも聞いていよう貴方の涙が枯れ果てていつか立ちあがるまで遠い運命は知っている私は貴方と生きていこう渡る風に季節を感じて想いを結ぶ花でいようブログ引越しました。応援してね!「 心 月 の 夜 」 白い吐息を丸め浮かべたきっと雲は晴れるから月が隠れて寂しい夜に白抜きの言葉を放つ人思いは光を丸くして人の心に染まり浮かぶいつも通う雲だけれど必ず晴れるそのあいだ私が小さな月になる見上げる人が笑うよう寂しい君を照らすようブログ引越しました。応援してね!「つ な が り」野を駈ける馬でさえ ふるさとをかえりみる 立ち止まることを知る あなたの瞳の向こう側 そこにある悲しみに 辿りつきたいと思う 流れる川と満天の光り 焚きつける温もりに 君よいま立ち止まって なにも欲しがらない人 愛と悲しみを背負う肩 その身をいとわないで 愛はこの川のように流れ いまここにある悲しみは 遠く未来へ辿りつく あなたの頬をこの胸へ 瞳の向こうの悲しみを 僕の身体に流しこんで 森よ 川よ 炎よ ここに命を与えて 静かにしずかに 立ち止まるつながりへ ブログ引越しました。応援してね!「美 し が 丘」 言葉でも心でもなく生きてゆきたいなぁ誰もいない道を吹き流れていく風に乗り葉を散らし虫を転がせて野に咲く花をなでながらそんなふうにいたいと思う恋をした丘のうえでは何度も回って微笑んで新たな風に溶け込んで命になってゆくように大きな自然になりたいないつまでも優しい世界に私はそんなふうになりたいよ自由詩人・松尾多聞
2009.04.28
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