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disco99 @ Re:父と姪とハイチュウ(07/16)  Saranneさん、こんばんは。  とても…
disco99 @ Re:感触  Saranneさん、お久しぶりです。  力を…
アトムおじさん @ Re:感触(05/17) ついに、復活したかな・・・?!
akkey701 @ あっ! あっ!Saranneさん!
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2006年01月31日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
トリイ・ヘイデンの小説をここ2日で3冊読みました。

2人の友人から同時に薦められていて、そのうちの1人から「シーラという子」をお借りしていたものを、1年以上経ってふっと手にしたのがきっかけです。

読んだ3冊全てが、子供への虐待が引起す精神的苦悩を精神病院や福祉施設で働いていた作者自身が体験したほんとうにあったことですが、私は友人が感じたように、、感動という感情は抱かず、ショックは受けましたが涙も出ませんでした。

あまりにも酷いほんとう事象として体が受け付け、感情を凍らせていなければ先に進めなかったのかもしれません。


トリイ・ヘイデンのノンフィクションとフィクションが入り混じったような文章は、狂気だけを際立たせ、その側に引き込まれてしまうような感覚があります。

誰もが底の方に持っているかもしれないものを起こさせるような・・。


こういう子供達を助けてあげたい、私にも何かできるかもしれない・・・という傲慢な気持ちも芽生え、「けっしてそれは簡単ではない」ということを忘れさせる、私にとってはとても危険な本です。

「シーラという子」 「タイガーと呼ばれた子」 「幽霊のような子」

出会ってよかったと思える本達でしたが、この3冊でトリイ・ヘイデンから遠ざかろうと思いました。








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Last updated  2006年01月31日 12時42分41秒
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