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今更ですが・・・皆様明けましておめでとうございます。このサイトを立ち上げた直後から仕事がめちゃくちゃ忙しくなって日記更新が全然出来らんようになってしもた(泣)仕事終わって晩に更新すりゃええんやろうけど、夜は夜で忙しくて家に帰ったらもう眠くてそんな気力ないし・・・。まぁいてないと思うけど、更新を心待ちにしてくれてた人すみませんでした。で、このサイトのテーマである紗梨那と彼氏とKとの恋のその後やねんけどあれから4ヶ月半・・・まだまだ継続中です(汗) 両方ともとな(大汗)クリスマス、年越し・・・など恋人達にとってイベント目白押しのこの季節・・・更に12月仕事が鬼のように忙しくなるし、ほんま過労死するかと思たわ(死)そして今も苦悩の日々が続いてる状態です・・・。彼氏が朝から仕事の時はお互いの仕事が終わったら毎日夜12時くらいまで会って、彼氏が仕事で紗梨那が休みの時は彼氏が帰って来るまでKとデート。彼氏が夜仕事の時は紗梨那の仕事が終わってからKと毎日夜12時くらいまでデート。紗梨那の仕事が休みの日は彼氏が仕事の時間まで彼氏とデートで、彼氏が仕事に行った後、Kと夜12時くらいまでデート。彼氏も紗梨那も仕事が休みやったら一日デートでどっか遊びにいってる。彼氏ともKとも毎日メール&電話は欠かさない。Kとの電話は長いときは夜中3時くらいまで話しとんなぁ。我ながらタフやなぁって呆れるわ。まぁこんなこといつまでも続くわけがないから時々考え込んでしまう。いつかはどっちかに決めらんとあかん日がくるんやから・・・どっちも愛しとるやなんてありえへんって言われるかもしらんけどほんまにどっちのことも愛してるねん。 どっちの方がって聞かれたらちゃんとは答えられへんわ。 二人とものそれぞれ違うとこに引かれとるから。周りからひどい女と思われても今はまだ決められへん。彼氏との幸せ・・・Kとの幸せ・・・紗梨那はまだまだ迷ってます。
2005年01月01日
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普段なら月曜日は仕事なんだけど余っている休みを使って代休を取った。 特に予定があったわけじゃない。Kに会うためだった。 彼氏が2交代の仕事に就いていて1週間ごとに早番、遅番になる。遅番の時はほとんど会えない為、早番の時はほぼ毎日会っている。だからその間はKには会えない。でもあたしもKも仕事が休みなら、彼氏が帰って来るまでは会えるから。本当は1日に2人ともに会うことはしたくなかった。心が不安定になってしまうから。昼過ぎまでゆっくり寝て、3時頃Kに電話をしいつものように迎えに行った。昼間に2人で遊びに行くのは13年ぶりだった。でも今はあの頃とは違う。起きてから何も食べていなかったので、ファーストフードに寄って食べながらしばらくたわいもない話をした。それからビリヤードに行き2時間くらい遊んだ。楽しい時間は過ぎるのが早く、もう日が傾き始めていた。ドライブがてら近くの山に登り、誰もいない駐車場に車を止めた。あと1時間もすれば彼氏が帰ってくる。 2人ともそれをわかっている。でもそのことには触れず会話は続く。そして会話が途切れた・・・。Kが2、3度あたしの髪を撫でたあとキスをした。切ない気持ちをぶつけるように何度も何度も・・・。唇が腫れるんじゃないかと思うほどのキスをして気持ちが落ち着いたのか、あたしをぎゅっと抱きしめて「このまま時間止まらんかなぁ? 今めっちゃ幸せなんやけど。」っと優しい口調で静かに言った。あたしは微笑むことしか出来ずに黙っていた。あと1時間もしないうちにあたしの隣にはKでなく彼氏がいる。それをわかっているKに何も言ってあげられなかった。そうしている間にも時間は過ぎていき、あたしのケータイが鳴った。彼からのメールだった。 Kを気にしながらケータイを開いた。『何してる? もう少ししたら終わるから』メールを見た後ケータイをしまいKの方を見た。Kはあたしを見つめていた。 切なそうな顔で。それでもあたしはKにこの一言を言わなくてはいけなかった。「もう帰らなあかんわ・・・。」「そやな。 もう時間やな。 帰したないけど・・・」Kは小さな溜め息をついた。自分の好きになった女が今から別の男に会いに行く・・・。もし自分が逆の立場ならと思うと心が痛い。Kはあたしを抱きしめ優しくキスをしてくれた。優しくて切ないキス。引き止めたいけどこれ以上のことを言ったらあたしが困るのを知っている。それが唇を通して伝わってる気がした。Kを家まで送り帰る車の中で切なさと罪悪感と戦っているあたしがいた。
2004年08月05日
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朝起きると昨日の台風が嘘のようにいい天気だった。Kにモーニングコールならぬモーニングメールを送る。少ししてから返信があり今日もなんとか寝坊せず起きて仕事に向かったようだ。あたしはというと昨日と変わらずあまり仕事が進まない。それでも必死にKのこと、彼氏のことを考えないようにして仕事を終わらせた。定時になりいつものように車で帰る途中にKからメールが来た。「今日もなんとか乗り切ったわ。 そっちはもう終わったん?」「お疲れ様です。 あたしももう終わって今家に帰る途中やで^^」「そっか。 お疲れ^^ 俺は今からちょっと玉突きに行って来るわ。 家にじっとおってもしゃないしな。 気分転換してくるわ。」「そっか・・・じゃあしばらく会えらんなぁ」メールを送り返して少ししてから携帯が鳴った。 Kからだった。「もしもし? 今日会えるん?」「今日は会えるよ。 でも玉突きに行くんやったら行って来てもいいで。」ちょっと意地悪なことを言ってみた。「そんなん今日は会えらんと思っとったし。 会えるんやったら会いたいって。」「そんなら8時くらいに迎えにいくわ。 行くとき電話するわな♪」「わかった。 待ってるわ。」こうしてあの夜から二日も経っていないのに二人は会う約束をした。出掛ける支度が出来てKに電話をし、いつものように車でKの家に向かう。外に出て待っていたKを車に乗せ、行き先も決めず車を出した。「さてとどこに行く? 特になかったら適当に決めるけど?」「そやなぁ。 特にないねんけどどうする?」いつも会うときは何かしらする事が決まっていた。 今回は何も決まってない。とりあえずゆっくり話が出来る所にしようとS公園に行くことにした。ここには野球が出来るグラウンドとちょっとしたアスレチック、それと宿泊施設がある。 駐車場が何個かありがほとんど車は止まっていない。真っ暗な駐車場を奥の方まで進み車を止めた。いつものようになんてことない話が続く。でも車内の空気はいつもとは違っていた。 たわいもない話をずっと続けられる訳はなく会話が途切れる・・・。先に口を開いたのは沈黙が苦手なあたしだった。「・・・ん? どうしたん?」「えっ? いや。 なんでもないよ。 なんで?」「だってなんか考えてる顔してるから。」「そうかぁ? そんなことないけど・・・」見つめ合う二人。 ここだけ時間が止まっているみたいだ。Kの顔が近づいてきてあたしにキスをした。あたしの存在を確かめるように何度もキスをした。Kの気持ちが唇を通してあたしの中に伝わってくる。この数時間で呆れるくらいキスを交わした。まるで13年間の空白を埋めるかのように・・・。「今ごっつい幸せやわ。 このまま時間止まってくれへんかなぁ?」Kがあたしを抱きしめたままそういった。そんな事を何度も繰り返しているうちにKの火がついたらしく暴走。キスだけでなく手が腰をつたって胸のあたりまで来た。好きだから嫌じゃない。 でも勢いは止まりそうにない。まるで10代の男の子を相手にしているみたいだ。あたしは心を鬼にしてKにいった。「ちょっと待って。 っていうか落ち着け!」そういってKをぎゅっと抱きしめた。Kは我にかえったようであたしのズボンを脱がそうとしている手を止めた。「・・・暴走しすぎなんですけど。 嫌じゃないけど今日はあかんわ。」「・・・なんで?」「う~ん。 勝負パンツじゃないから(笑)」「・・・。 そりゃあかんな(笑)」「やろ? また今度な♪」なんとか角が立たずに暴走を抑えることが出来た。それからまたたわいもない話をしていたらあたしの携帯にメールが。それにKも気づいたようだった。「メール来たわ。 ・・・見てもいい?」「・・・ええよ。」二人とも多分彼氏からとわかっていた。メールを見ると別になんてことない内容だった。急にKがあたしに彼氏がいること思い出したかのように不安な顔になった。さっきとは一変して重い空気が流れだした。「あぁー。 どうしたらええんやろ?」Kが大きな溜め息をついた。 切ない気持ちと罪悪感が交差する。彼氏がいる女を好きになってしまったK。それを知っているのに走りだしてしまった気持ち。自分がどうしたいのか、どうなりたいのか悩んでいるみたいだった。そして罠を仕掛けたのはあたしの方なのにあたしの事を困らせていると、自分のしたことを本当にこれでよかったのか責めていた。そんなKを見ているとあたしも胸が締め付けられるような気持ちになっていた。「・・・。 やっぱりこうなるべきじゃなかったんかな? ごめんな。 あたしがあんなこと言い出したから・・・。」「いや。 あの事がなくても俺が我慢出来らんようになってたって。」Kは優しくあたしにそういった。 その優しさがあたしの胸をまた締め付ける。Kと彼氏に対して申し訳ない気持ちが込み上げてきて涙が出てきた。「あたしってずるいなぁ。 ほんまごめん。 あんなこと言い出さんかったら Kがこんなに辛い思いする事無かったのに・・・。」「泣かんとって。 泣かれたら俺もっと辛なるわ・・・。」そうKが言ってもあたしの溢れ出た感情は止まらない。「悪いのは全部あたし。 あなたは何も悪くないの。」と、ドラマのヒロインのようになってしまうあたしの悪い癖だ。そんな自分に酔っているのか、それとも本当に自分を責めているのか途中から段々わからなくなってきたけど涙は止まらない。一頻り泣いてやっと落ち着いた頃にはもう時間は12時が来ようとしていた。気まずいムードの中、あたしは声を絞り出すように言った。「そろそろ帰らんと・・・。」「もうこんな時間やもんな。 帰ろか。」行きとは違う重苦しい空気のままKの家の方へ車を走らせた。Kの家の近くに着き車を止めた。ずっと黙っていたKが口を開く・・・「・・・この3日間のこと忘れて。 そんな辛そうな顔見たないわ・・・。」そう言ったKの顔もかなり辛そうだった。 気持ちが痛いほどわかる。「忘れろ」なんて本心じゃない。 あたしの為に我慢して放った言葉。また涙が溢れてきた。 あたしはどう答えればいいんだろう?このままずっと行けるわけはない。 いつかもっとKを傷つけるかもしれない。彼氏かKを選ばなくてはいけない日は必ず来るから。Kを選ぶなら問題はないがまだ答えは出ていない。それでもKがあたしを苦しめたくない一心で決断し言った言葉。短い時間の中でものすごいスピードで色んな事を考えた。そしてあたしが出した答えは・・・「・・・わかった。 忘れる。」泣きながら絞り出すような声でぽつりとKに言った。こうすればこれ以上Kを傷つけないですむと思った。本心じゃなくあたしの為に我慢して出した答えを無駄しちゃいけないと思った。「よしよし。 ええ子やな。 んじゃ帰るわ。」そう言って切ないような優しい顔をしてあたしの頭を撫でて車を降りた。あたしは涙が溢れてすぐに車を出す事は出来なかったけどここに長くいることはKを苦しめてしまうことを知っていたので涙を拭っていつもより勢いよく車を出した。「忘れる」・・・そういったものの忘れられるわけはない。本当にこれでよかったのかそればかりを考えながら帰路についた。家に帰ってからも涙が止まらない。 どうすれば止まってくれるんだろう?そんなことを考えていたらKにメールを送ってしまっていた。「やっぱり忘れるなんて出来ないよ・・・」相手を思いやる気持ちよりも自分が辛いのをなんとかしようとする気持ちが勝ってしまっていた。 大人ぶってみたものの大人にはなれなかった。Kからメールが返って来た。 一言・・・「約束は?」「破るためにある・・・っていったら怒る? でもやっぱり無理やもん。」「それだけちゃうねん。 嫌なとこ見つけたから。 自分の事悪く言うとこ。」それを見たあたしはKに電話を掛けていた。「つーかそんなんKもそうやんか! お互い様やん。」「そない言われたらなんもいえらんねんけど・・・。」「しかもそんなん思ってないくせに。 あたしはやっぱり忘れんの無理や。」「そんなんほんまは俺も無理やわ。 せっかく我慢したのになぁ・・・」Kが大きな溜め息をついた。 お互い大人にはなりきれなかったようだ。こうして終わるかと思ったKとの恋物語はまだまだ続くことになった・・・
2004年08月04日
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Kを送ったあと家に帰り電話をしようと思ったがとりあえずメールを送ってみた。「無事帰宅しました^^ どう? 寝れそう? ドキドキして寝れらんかったりして・・・笑」少し経ってからKから返信。「まじで寝れらんかも・・・汗 やばいわ。 あんなドキドキすると思わんかった。 つーか今日改めてかわいいと思てしもたわ。」「改めてってなんでやねん。 まぁあたしもかなりドキドキはしたけど・・・」「だっていままで本気で好きになったんSだけやからなぁ。 いつも会うときはドキドキしとってんで。」「えっ? もうあれから13年も経つのに? かなり嬉しいけどね♪」やはりあのキスで堤防は見事に崩壊したようだ。どう考えてもメールの内容が今までと違う。Kのあふれ出た感情がメールの中にいっぱい詰まっていた。それでもこの夜は核心には触れず二人とも明日仕事だった為寝ることにした。次の朝起きてKにメールをした。ちゃんと起きて仕事に向かっているか心配だったからだ。「おはよう^^ 寝坊せず仕事に向かいましたか?」「結局1時間くらいしか寝れらんかったわ。 だから逆に起きれたんやけどね。」Kが色んな気持ちと格闘しながら一晩を過ごしたのが想像できた。そういうあたしもKほどではないが少々寝不足。とりあえず昨日のことが頭から離れない。全然仕事が片づかないままお昼になってしまった。この日は近畿地方に台風が接近していた。段々と荒れてくる天気。 まるで自分の心の中を見ているようだった。こんな調子で午後も仕事が片付くわけもなく定時になり、かなり台風が近づいてきていたので帰ることにした。帰り道になぜか普段めったに飲まないお酒を無性に飲みたくなりリカーショップに寄りカクテルを2本ほど買い家に帰って来た。夕飯を食べた後自分の部屋で買ってきたお酒を飲みながら色んな事を考える。彼氏がいるのにほかに気になる人がいる。まぁそれだけならそう問題はない。他の人を好きになって付き合っている人と別れるなんてよくある話だ。だた今のあたしは違う。 かなりフライングしている。しかもこんな状況になったのは一度や二度ではない。今の彼氏との関係も前の彼氏と付き合っていた時に始まったのだ。彼氏のことを嫌いになったわけじゃない。 ただ付き合い始めた頃と同じ気持ちかと聞かれたら困る。彼は付き合い始めた時から変わらずいつも優しいし、いつもあたしのことを考えてくれている。あたしにはもったいないくらいのよく出来た彼氏。しかし時が経てば経つほど得られる安心感とは逆に、ドキドキやトキメキが失われていく。そう考えると一生結婚なんか出来ないんじゃないかと不安になる。そんな気持ちとはうらはらに今日台風でこんな天気でなければ、きっとKに会いに行ってしましそうな自分をお酒という薬の力を借りて無理矢理抑えていたのだろう。 お酒に弱いあたしはすでに1本目のカクテルを空けた時点で顔は真っ赤、ふわふわとしたいい気持ちになっていた。そんな時に携帯電話がなった。 電話ではなくメールだ。携帯から流れてくるメロディーの音は彼氏からメールが来る時の音じゃない。Kからのメールだった。「台風でえらい風やったけど、無事に家帰れたか?」「なんとか無事に帰ってきたよ^^ 今日はこんな天気やし珍しく家で飲んでるわ。 すでに酔っぱらいやわ。 まぁある意味こんな天気でよかったこともあるんやけどな。」「よかったこと? なんなん?」「多分台風でこんな天気じゃなかったら、Kに会いに行ってしもてるわ。」「俺も昨日から同じ事考えてたわ。 会いたいって。 今から会いにいってもええ?」そのメールを見て暴走寸前だったが、ふと会社からのからの帰り道を心配して仕事中にメールを送って来てくれた彼氏のことが頭に浮かんだ。「会いたいけど、さすがに今日のこの天気じゃ無理かな。 危なすぎやろ。 それに今あったらほんま暴走してしまう・・・」「そっか。 じゃあ今日は諦めます。 でも近いうちにまた遊ばんかな^^」「うん。 ごめんな。」こうしてKとのメールが終わったと思っていたのだがまたKからメール。 そこにはこんな事が書いてあった。「少しは俺のこと好きやんな?」きっとKが今のあたしに聞ける精一杯ことだったのだろう。Kの不安や切なさが痛いほど伝わってくる。「好きだよ。 好きじゃなきゃあんなことしないよ。 あたしずるいよね・・・ごめん」「いやずるくないよ。 惚れた弱みかなぁ。 あの事がなくても遅かれ早かれ俺が我慢できんようになってたと思うし。 彼氏が居ることも知ってたししゃないって。」Kがあたしのことを責めないこともわかっていた。 自分のずるさに呆れる。でも止まらない。 これから起こる問題よりも今。切なく甘い誘惑に理性が崩壊しそうになる。愛しさと切なさと罪悪感に満ちた台風の夜は更けていく・・・。
2004年08月03日
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カラオケの採点ゲームで勝負をすることになった二人。心なしかお互いいつもより歌う歌を真剣に選んでるようだ。単に勝負に負けるということが嫌だったのかもしれない。歌と歌の間で交わされる短い会話・・・。「こんな真剣に歌う歌考えたことないかもしらん。」「ええやん。 緊張感あるやろ? ところでちゃんと考えてる?何してもらうか?」罠を仕掛けたあたしはKよりも少し余裕があった。とはいっても勝負の結果はわからない。あたしの希望はKの勝利。Kがどういう行動に出るのかに興味があった。そもそもこんな事を考えたのには理由がある。Kと遊びに行くときには必ず彼氏に報告していた。だけど最近何故か言い出しにくいことに気がついた。そしてKに会いたいと思うことが増えていた。Kはあたしに好意を持っている。 ずっと前から知っていた。でも彼氏がいることを知っているので何も行動はおこさない。この関係が壊れることを恐れていたのだろう。なのにこんな勝負を持ちかけたあたしをKはどう思っているんだろう?時間は刻々と過ぎ、勝負の結果がわかる時が近づいてくる。勝負はほぼ互角で最後の最後までどちらが勝つかわからない。そして最後の歌で勝負はついた。 その差はたった6点。Kが勝った。 あたしの思惑通りにシナリオは進んで行く。車に戻ってあたしが口を開く。「かなりええ勝負だったのに負けてしもたわ。 さて何がお望みでしょうか?」そういってKの方をみるとかなり悩んでいる。Kはなんて言うのか? 色んな想像が頭の中を駆けめぐる。5分くらいの時間がもっと長く感じた。悩んでいたKがやっと考えがまとまったらしく口を開いた。「・・・。 ほっぺにチュウしてもらおっ!」「・・・。 ほんまにそれでええのん? まぁええんやったらええけど、えらい優しいなぁ。」これもまたほぼ思ってた通りの答えでちょっと笑いそうになった。とはいっても改めてやろうとするとかなり照れる。言ったK本人もかなり照れている。結局実行するまでに5分くらいかかった。いい大人がたかだかほっぺにチュっとするだけでこんな時間が掛かるなんて。しかも過去に一度ちゃんとキスしたことがあるのに。3年も前の話だが今でも覚えている。その時は雰囲気と勢いがあったからここまで照れなかったんだろう。帰り車を運転しながらまたたわいもない話が始まった。お互い普通に振る舞っているつもりだったが、明らかにここに来るときとは違う空気が車の中に流れていた。そしてKの家の近くまで帰ってきた。「あしたから仕事頑張ってな。 すぐやめたらあかんで。 あんたほんま仕事続かんからなぁ。」「つーかもうすでに嫌やなんけど・・・。」「はぁ? まだいってもないのに何ゆうとんの? 頑張って行きなさい!」「・・・憂鬱やなぁ。 このまま帰りたくないわ。」「この車降りたら仕事いかなあかんもんな。 気持ちは分かるけどな。 ずっとこのまま居るわけにいかんやろ?」そんなやりとりが何度か続くなか一向に車から降りる気配のないK。そんなKがあたしに突然言った。「おやすみのキスしてくれたら帰るわ。」「・・・はぁ? 何を言い出すかとおもたら・・・。」少し考えてあたしのとった行動はKにキスしていた。しかも2度も。 しかも抱きついて。自分が言い出したことなのにKはかなり動揺していた。「・・・これで明日仕事がんばれるんやんな? 初日に辞めたりしたらしばくで。」「が、頑張ってきます・・・。」ようやく重い腰をあげ、車から降りたKを見送り車を走らせ家に帰った。そして頑丈に出来ていると思っていた堤防は1つの罠によって簡単に壊れていくのだった。
2004年08月02日
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日曜日の夜8時前、家を出て一本の電話をかけた。呼び出し音がしばらく鳴った後、ガチャ。「留守番電話サービスに・・・」メッセージを残さず電話を切った。何故かほっとする気持ちの方が大きかった。家に帰ろうかと思ったけれど、せっかく出てきたので考え事をしながら1時間ほどゲームセンターで遊んでいるとズボンの後ろポケットに入れていた携帯が震えている。相手を確認すると・・・!!!ボタンを押して電話に出た。「・・・もしもし?」「もしもし? さっき電話してきた? どうしたん?」そう。 さっき電話をかけたけど出なかったKからだった。「あのな・・・今日時間空いてるから前にCD貸してって いってたの取りにいったらあかんかなぁって思って・・・。」「ああ、今やったら家におるから取りに来てもええけど?」「じゃあもうちょっとしたら家の方いくわ。」「わかった。 着いたら電話してな。」電話を切った。いつもとは何か違う気持ちでKの家の方へと車を走らせる。家の近くに着くと、意外にもすでにKが大量のCDを抱え待っていた。こっちに気がついたようで車の方に歩いてきた。車のドアを開け助手席に乗り込んできた。「また大量に持ってきたなぁ・・・。」「そんなんどれがええかわからんし、見て好きなん持って帰ってよ。」20枚くらいのCDの中から借りるCDを選んでいるとKが一言。「あっ! 俺明日から働くねん。」「えっ?! どしたん? えらい急な話やなぁ。」「ちょっと前から考えとったで。 まぁ派遣やけどな。 明日から7時起きやわ。 今日は早く寝らんとあかんわ。」Kはめちゃくちゃ寝付きが悪い。 ちなみに寝起きも悪い。「そんなん言うて寝付き悪いから結局遅くまで寝れらんのちゃうの?」「そうやなぁ寝れらんような気するわ。 ・・・どっか行く?」「えっ? 今はよ寝らなあかんっていうとったやん。」「そやねんけど・・・。」「・・・・・。 んじゃ就職祝いって事でちょっとどっか行こか?」時間は夜9時を回っている。 たまに二人でカラオケに行っているので今回もカラオケに行くことに。「思いっきり歌ったら疲れて寝れるちゃう?」「そうやとええねんけどなぁ・・・。」歌う歌を探しながらどうでもいい話がしばらく続く。何度か二人だけで来ているカラオケ。でも今日は何かが違った。「なぁ。 採点ゲームでカラオケ勝負せえへん?」そう言ったのはKでなくあたしだった。「えっ?」あたしの意外な提案に驚いているみたいだ。「おもしろそうやろ? たまには違う楽しみ方もええやん。」「いや別にそれはええねんけど、なに賭るん? ここの支払とか?」「そんなんおもんないわ。 う~ん。 何がええかなぁ・・・。」考えている振りをしてKがなんていうのかあたしは待っていた。ちなみにKは彼氏ではない。 友達以上恋人未満のような関係。あたしにはもうすぐ付き合って5年近くになる彼氏がいる。彼はKとも顔見知りで、あたしがたまにKと遊んでいるのも知っている。大勢でカラオケに行く時のメンツにKが必ず入っている。なぜなら彼よりもKとの方との方が付き合いが長い。Kと出会ったのはもう13年も前のことで、実は元彼だったりする。っといってもKはあたしより2つ年下で中学生だったため、一緒ににいったりする友達のような関係で何もなかった。まぁそれから月日が流れ現在のような関係に至る。しばらく考え込んでいたKが口を開いた。「負けた方が勝った方のいうことなんでも一つだけ聞くとかは?」「それでええよ。 っていうか負けへんし、何してもらおっかなぁ~。」彼は見事にあたしが思っていた言葉を口にしたのだ。落とし穴にはまるかのように・・・。続く。
2004年08月01日
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