ささやかなお部屋《奮闘記♪》でしたf^_^;

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2012.07.13
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最近大津の事件をネットで見ていると、とてもいたたまれない気持ちになる。

以前ある生徒がいじめの内容を告げ口に来てくれた。それも複数。被害に遭っている子はまず日常では微塵にも感じさせない。
でも確かに表情はさえない。
保護者に「受けている本人は言わないが、周りからも聞くし、表情も怪しいので、家庭で聞いてほしい」と言って経過観察していた。気にはしているものの一向に状態がつかめない。告げ口情報でしかればいいではないかというご意見もありそうだが、指導の基本は『現行犯』でないと。しかも「…っぽい」ではダメ。

で、この時は半年くらいして、親が本人にしつこく問いただしてくれた結果、かなり悪質で深刻な形で明るみになった。

私は「やっぱり」と思ったし、これで解決していくと当初は思ったが、被害者の親は『悪質で深刻な内容』にあたりまえだが、驚き憤る。しかし加害者とされた子の保護者は、主犯はともかく、共犯の親の中には、「渦の中にいたら、うちの子に止めろなんて言えません」とのたまった人までいて、唖然としましたね。

つまり、それだけ日常の様々な事から指導に繋げ、解決に至るというのは意外と難しいのです。

さらにドラマじゃないので1つにじっくり時間を割けないし…。単発から長期に渡るものまで一日少なく見積もって3~4件は同時進行で関わるし、案件によってはタイミングや関わる人をうまくチョイスしなくてはならなくて、ミスすればこじれることもあって被害拡大したり。

保護者は自分の子供の頃、複数子がいればその数だけしか経験がない。丁度今の保護者と同世代の私としては『私たちの頃より職員は老齢化し、生徒は少子化、指導の身ぐるみは剥がされ(当たりの強い指導にうちの子は頑張っているのに認めて貰えないとか、傷ついたとか言われ)ているのにこのくらい昔ならやってくれたのに…』という多種多様な要望。




池田暁子の時間のやりくりの漫画にありますが、朝の家事だけでも思ったよりかかるって…わかります。

普段から追われているのに、事が一度起こるとオプションでザブザブ時間が費やされます。

ちなみに以前の↑の時は事が発覚(はっきり)してからは事情確認、保護者への説明、被害者加害者との引き合わせおよび謝罪、情報の整理などで毎日午前様でしたよ。もちろんその間授業以外の仕事は、緊急性が低いから後回しで。
妊婦だったから大変だったなぁ…。

でも関係が薄くて(狭義において見て見ぬふりの加害者?)知らないですんだ大多数の生徒にはよくわからなかったでしょうね。

よくわからない=何もしているように見えなかった

って図式。意外とみなさんわかってないと思う。生徒は仕方ないけど。生徒の言葉を鵜呑みにする人が多いのにも参るときがある。
教師があからさまにすると嫌うそういう発達段階の子達を預かっているしね。
それが裏目にでると本当辛いですわ。


まぁ学校が隠蔽をと…いやそうとは限らないぞ。決定打がないと、疑いだけでは報告できないんだよ。警察ではないから身柄拘束なんて権限ないし、しらを切るのに吐かせられないし。曖昧な情報で犯人扱いして、『冤罪』になるとそれこそまずいから言えないだけなんですよ。
憶測でものを言って垂れ流せるのはネットだけ。


私もあまり人の事についてはとやかく言えないけど、人間、経験以上の事は分からない。わかっていないということを理解しなくてはいけないのではないかと思う次第です。





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Last updated  2012.07.13 23:21:34
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