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Jan 3, 2004
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休日に入ってから作ったもの。
革のショルダーバッグ
踝まで隠れるやったら長いヘリンボーンのウールコート(襟はスタンドカラー)
など。

気合を入れればコートは2日でできる。
まだ、ボタンをつけていないけど。
買ってから、ハサミを入れるのをためらって数年間寝かしていた生地を、ついにお蔵出し。
型紙は昨年の夏、ヘルシンキの書店で買った洋裁雑誌”SUURI KASITYO"に載っていたもの。
こういう大物を縫うのはちょっと久しぶりで、根性続くかどうか自信なかった。しっかし、いやあ。できちゃうのよね。

革ものはやっぱり、体力と集中力がいる。
今回はちょっと怪我もしたし。ま、マキロン&絆創膏で何とかなる程度の傷。こういうのって、指に力を入れるときに少々不便。革もの、何かひとつ作り終えるとすっかり指先がじんじんしてお湯なんかしみるようになる。今回は、間髪入れずにコートを作り出したりして、かなりこき使われる両手。2日間ウールの生地をさわっていたら、いつの間にか指が治っている。丈夫な手だなあ。
ものを作っているときは、縫い目とかラインのことだけ考える。手と眼だけを働かせている、ああいう集中力はちょっと仕事にも似ているけれど、あとで愛用する楽しみが自分に帰ってくるところだけは違うのだった。
最近、日暮里で一枚革をずいぶん安く売っていたりするのでいいのがあると重いのもかまわず買ってしまう。
ショルダーバッグなんぞは、自分にあった長さに作れるのだから、やっぱりできるとうれしい。気に入らない既成のものをがまんして使うくらいなら、自分にあったものを作ればいいや。壊れても(壊れるほどムズカシイものでもないが)また直せるし。趣味と実用と自己満足と精神的充実。ま、こんなのがごっちゃになって、手を動かしている。
早い話が、何につけ手を動かしていたいだけなのかもしれず。楽器があればそれが音楽になるだけの話。

3mのダブル幅の布をじゃきじゃき切っていく、あるいは革を切る。あの「あともどりできない」スリルを伴う感覚はどこかでアドリブをやってるときの状態に近いと思う。こういうときのBGMはでかいヘッドフォンでTRIO TOYKEATの”ETUDE"なんかがいい。実際、ものすげー気持ちよかった。やりなおしのできないことをがんがん進める一瞬の決断。





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Last updated  Jan 3, 2004 11:22:01 PM


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satchumino@ Re[1]:ぴー&ぷー(11/01) 木枯らし1号カウントされてからのほーが…
satchumino@ Re[1]:交差点(11/03) うん、多分この場所っていつもこうなんだ…
ぺんじ@ Re:交差点 空の交差点、きれいだね。 長野の方は、ア…
ぺんじ@ Re:ぴー&ぷー きれいな色。 木枯らしふいてから、紅葉す…

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