とりあえず中へ入るとすでに人がかなり集まっている。今晩のフラメンコ見物、といすぱにや料理のために雪をまたいで集合した面々だ。GRANVIAのマスターにお会いするのは2度目。すでに巨大なパエリャ鍋に中身満載、これを皆でログハウスの現場にバケツリレー方式で運び込む。 しょっつるらーめん二玉の30%しか腹に入ってないのでいきおいこの皿リレーには理性を失いそうだ。しかし何のために30%に抑えたって、夜のためなんだから。雪の中で靴を脱いだりはいたりしながら運ぶ。特大のワイン瓶の群れ、1リットル入りのjugo de naranjaの山。うーむ期待しちゃうよ、いやがうえにも。
なんとなく落ち着き、さてと集まり食べ始める。皆ものすごい勢いだ。どんどん皿が空になり、前のテーブルに置かれたスープ鍋(ミネストローネ!sopa de tomate con verdurra)やらパエリャ鍋の前を空の皿と人が頻繁に往復する。いいぞ、この喰いっぷり!もちろんワインの大瓶もどんどん水位を下げている。なんだかいい感じの腹と気分になったころ、マスターのあいさつ。それからビンゴ! このときの賞品はなかなかシブくって「桐のまな板」「スペイン・バルで使用する楊枝」・・・など、など。桐のまな板には皆がどよめき「あれほしい!」・・・「あ、あともうふたつでアガリ♪」「わーん、なんでわたしに来ないの!?」あっちこっちで悩み狂う人続出。なかなか穴のあかない自分のカードを穴あくほどにらみつける。我々のメンバーは平和にまな板を入手。ビンゴやるのはヘルシンキ以来だけど。どこでやっても燃えるっす。