ストックホルム通信-環境・野外活動・文化編

ストックホルム通信-環境・野外活動・文化編

森の憩いの場ブロートルプ


冬の休日のみに開かれる、以前土地を持たない小作農民が住んでいた小さな農家を利用したもの。

自然保養林の中に文化景観のひとつとして残されている建物を、この地区で活動しているオリエンテーリングのクラブが活動場に借りている。
そこを利用し、活動のできない冬にメンバーたちが活動費作りに土・日自分たちで手作りのお菓子を持ち寄り、この休養林に運動をしに訪れる人々用に簡易カフェを運営しているのだ。

長距離スケートをしていたときに、人の流れが森の中に吸い込まれていくのを辿っていって見つけた、地図や電話帳に載っていない知る人ぞ知る秘密のカフェ。
出されるお菓子は形が違ったり、簡単なものばかりで、小屋の中もそっけないが、そのそっけなさがスウェーデン的でとても気に入っている。

冬の晴れた休日には、散歩、スキー、スケート・・・いろいろな楽しみ方をする人がひっきりなしに訪れる。
小作農の住んでいた小屋の雰囲気のまま、トイレも水洗ではなく、小屋を切り回す人々も学校のバザーでお菓子を出すみたいな感じでとても素朴。
いつまでもこの飾らない雰囲気のままでいてほしい。

最も近い地下鉄の駅はスカープネックだが、そこからもかなり森の中を歩いていかねば辿り着かないのと、そこのことを紹介したホームページが見つからないので、行ってみたい人がいたらご連絡を。
それと、オリエンテーリング愛好会がオフシーズン中だけ営業しているので、3月一杯で休業になるので、夏は残念ながら訪れてもだれもいない。


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