波

2008.01.01
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カテゴリ: ひめ











出家をするために髪を切った。

クリスチャンになるべく。

でも、キリスト教の事なんて、何もしらなかったから、

とりあえず、頭を丸めようと思った。

あぁ、なんてバカで無知な私。





















5年前、17歳だった私は冬になるととても寒い、

とても田舎に住んでいた。

吐く息は白く、雪も白く、ついでに私の肌も血の気が引き、白く。



















その頃、私の髪はとても長く、

腰まで黒髪をたらしていた。田舎だからね。ウン。

こんな髪でも魅力になる。























将来の夢は、お嫁さん。

適当な短大出て、適当なとこ勤めて、さっさと結婚して、

世間の波に逆らうより、流れて流されて、楽に幸せになった方が、

お得ってもんでしょ。


















「美紀ー美紀ー。」





































「美紀、数学宿題やってきた?」

「んー、見せてもらおうかと。」

「アハハwもー絶対そうだと思ったー。」



















あぁ、日常。

毎日同じ日が来て、毎日同じ友達が、毎日同じふうに笑いかけてくる。

こんな日々もとっても幸せよ。




















たぶんね。




















でも、なぜか、学校の帰り道、私はいつもとは違う道を通りたくなった。

なんでだろう。普通に同じにしてたら特に何もなく、最短距離で帰れるのに。

友達とも一緒に帰れないし。

















「ねぇねぇ」


















振り返ると子供がいた。

傷だらけの男の子。

遊んで転んだのかしら。



















「ケーキ食べる?」



















ケーキ?

いらない。


















「ケーキいらないの?食べられないの?可愛そう。可愛そう。可愛そう。」



















なんとなくカチンときて


















ガッ


































なぜか、男の子が持ってたケーキ掴んでむさぼった。

















「・・・・。」


















ぉ。やばい。泣くか?泣くか?



















「良かったね。お姉ちゃん。それは、----」


















え?何?聞こえない。

















フッと、男の子が消えた。

私はビックリして周りを見渡した。

その後、空を見上げてみた。



































風がふいた。







→→→→ハナスカさんに続く。







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最終更新日  2008.01.01 20:06:20
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