源にふれろ

源にふれろ

January 21, 2005
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
アマゾンで注文していた『夕凪の街 桜の国』(こうの史代)『世間のウソ』(日垣隆)届く。

『夕凪の街 桜の国』は評判通りのいい作品だった。本を閉じてしばらくしてから、身体の中に迸ってくるものがある。『夕凪の街』は読者に下駄を預けるともで言うのか、全てをバカ丁寧に説明するのではなく、話に余白を残した描き方で、最後にバトンを渡されて、あんたはどう思うのよ、と投げかけられ、茫漠となったところに『桜の国』が続くことで、救われる感じ。口コミで評判が広がったという話だけど、たしかに人に「読めよ」と言いたくなる。

『世間のウソ』。読ませる。が、半分は有料メルマガで読んだ文章だった。もう半分は解約後に書かれたと推測。東京犬さんも言うように、これならメルマガ読まなくてもいいかなあ。

『野ブタ。をプロデュース』。暮れに朝日新聞の読書特集で取り上げられていたので、図書館で借りてきた。芥川賞候補作。クラスの人気者の主人公が、冴えないいじめられっ子の転校生を人気者へとプロデュースしていく前半は『69』を彷彿させる楽しさ。が、友人が殴られている姿を見てみぬふりをしたことがきっかけとなって、プロデュースしていた自分自身がガラガラと壊れていく後半は一転して内省的で暗い。テーマが絞れていないのと、キャラがフラットなことで、何だか尻すぼみの印象。同じモチーフでも金城一紀なら、爽快な読後感になるだろうなあ。『フライ、ダディ、フライ』のように。でも、作者はまだ21歳。次作が楽しみ。

昨晩録画した『チャングム』見る。味覚が戻った。酔いどれ医者のおじさんが相変わらずいい味。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  January 22, 2005 04:05:59 AM
コメント(1) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


はじめまして  
デミアン さん

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: