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May 31, 2007
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カテゴリ: 国語の手がかり
敬語シリーズの第二回です。

前回は「敬意の対象(けいいのたいしょう)」つまり、「誰に敬語を使うのか」ということについて書きました。

今回は、「敬意の発信者」つまり「誰が」敬語を使うのかということについて書きたいと思います。

これは簡単ですね。

もちろん敬意(けいい)つまり「尊敬の気持ち」をもっているのは
「自分」です。

ですから自分が「敬意の対象」となるような相手とかかわるときは
「敬語」を使うのです。

しかし、それだけの単純なものでもないのが、


日本では、グループを身内(みうち)と考えることが多く、
自分が所属しているグループ全体を、自分自身と同じように考えます。

たとえば、自分の家族以外のひとに、自分の家族のことを話すときには
「家族=自分」という立場で話さなければなりません。

学校の先生から、
「明日、お父さんはおうちにいらっしゃいますか?」
とたずねられたとしましょう。

ここでは学校の先生は、自分の生徒の親である「あなたのお父さん」に対して
敬意をあらわし、敬語を使っています。
(「いらっしゃる」=「いる」の尊敬語)

これに対して、あなたが

ということを先生に伝えたいとき、なんといいますか?

ここで「お父さん」は家族の中では自分よりも目上なのですが、
家族以外の存在である「先生」とお父さんについて話をするので、
ここは「お父さん」を自分と同じ立場で敬語をつかわなければいけません。

そこで、まず「お父さん」の「お~さん」というのも敬語の一つですから、

また「いない」というのも、自分がいないときと同じように「おりません」とし、
「父」が学校に「来る」のは「参る」または「うかがう」
「言う」は「申す」にしなければなりません。

つまり、「明日、父は家におりませんが、夕方に学校にうかがうと申していました。」
と答えなければいけないのです。

ここで使った「おる」「うかがう」「申す」はすべて、自分が目上のひとに対してとった行動につかうことばです。
敬語の種類については次回に説明しますが、ここでは「お父さん」の行動を「自分」と同じ立場として
敬語をつかわなければならないということだけわかってください。

さらに、会社などの組織(そしき)に所属することになると、
会社の中では敬語でつかっている目上の人(自分の上司)も
会社以外の人と話をするときには、自分と同じ立場として敬語を使い分けなければならないので
ややこしくなります。

とにかく、「敬意の発信者」は
「自分」と「身内」だということを意識してください。





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Last updated  May 31, 2007 02:54:27 PM
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