親ばかちちのぶろぐ(スバルとミニカー編)

親ばかちちのぶろぐ(スバルとミニカー編)

3.夜明け直後:ダイヤペット-その1


3.夜明け直後

ダイヤペット-その1


”3桁製造番号”のモデル達:1965年~1973年

 趣味性の高さ故に消えていく宿命を背負っていたとも言える大盛屋ミクロペット/チェリカ・フェニックス。その金型を譲り受け、協力工場も引き継いでスタートを切ったミニチュアカー・ブランドが、現在も最古のミニチュアカーブランドとして君臨する”ダイヤペット”であった。以来、子供から大人のマニアまで広く愛され、既に1000種類以上のモデルを送りだしていた老舗も最初は期待と不安の入り混じる中でささやかに出発したのである。
(ミニチュアカー考古学/ネコ・パブリッシング刊より引用)

 ここでは、残念ながらちちは(若すぎて?)乗ることのできなかったスバル1000とそのマイナーチェンジ版のスバルff-1、そしてちちの最初の愛車スバルR-2の3車種を御紹介します。
 実車では1966年にスバル初の普通乗用車スバル1000が発売され、サンバーシリーズもモデルチェンジされています。1968年にはスバル360にヤングSSがされますが、1969年にはとうとうスバルR-2にバトンタッチされます。同年スバル1000は1100ccのff-1へ、1970年には1300Gへと排気量アップされますが、販売実績はもうひとつで1971年にはレオーネが誕生します。尾崎紀世彦が叫んでいたコマーシャルが思い出されます。


《No.148.スバル1000 1/40 1966年10月発売》
 軽自動車のトップメーカーである富士重工が初めて正式に登場させた小型車。それがスバル1000で、'66年5月に発売された。当時としては珍しい前輪駆動に加え4輪独立懸架サスペンションなど話題の多い注目車を早速商品化したもの。ダイヤペットとしては初のスバルで、実車がFF方式なのにミニチュアカーでは底板をFRモールドしてしまい、その後急遽FFに変更して売り出したため、底板にバリエーションがある。
 ボディ・カラーはライト・ブラウン、メタリック・ブルー、クリームの3色。後年No.191のスバルff-1にマイナーチェンジされている。
(ミニチュアカー考古学/ネコ・パブリッシング刊より引用)
100001.JPG
 メタリックブルーのボディ・カラーの筈なんですが、
実際はかなりグリーンぽい感じの色合いです。
100002.JPG
 これが上記で説明されている底板の、前期型の方です。
確かにしっかりとFRしています。



《No.191 スバルff-1 1/40 1969年10月発売》
 1969年3月に1100ccにスケール・アップして登場したスバルff-1だが、ミニチュアカーでも実車同様にNo.148のスバル1000をベースにマイナーチェンジしたのがこのモデル。変更されたのはラジエター・グリルのほかトランクにも手が加えられ、ボディ両サイドのモールがNo.148ではマスキングで活かされていたが、ff-1ではボディと一緒に塗装されている。
 ミニチュアカーがコレクターのものから子供の玩具としての需要が上となり、生産性の低いアンチモニー製は打ち切ることになった。そのためこのNo.191がダイヤペット最後のアンチモニー製ミニチュアカーとなった。モデルは室内やトランクスペースを広く取られているところまでうまく再現されている。ちょうど過渡期の製品だけに生産量の少ないミニチュアカーの1台となった。アクションはボンネット、トランクの開閉が可能。底板は前2箇所、後ろ1箇所のカシメ止めとなっている。
 ボディ・カラーはアイボリー、ライト・ブラウン、メタリック・グリーンの3色。
(ミニチュアカー考古学/ネコ・パブリッシング刊より引用)

ff101.JPG  このアイボリーのボディ・カラーは、非常に良くマッチ
しています。
ff102.JPG  こっちはff-1の底板ですので、当然後期型のちゃんとした
FFのモールドになっています。

ff100001.JPG  1000ちゃんとff-1ちゃんと仲良く並んで記念撮影です。

 う~ん、シブイです。アンチモニー製のミニカーは、
ディテールがどうのこうのなんてのを超越してるよう
に思います。
ff100002.JPG ff100003.JPG


《No.195.スバルR2 1/40 1970年7月発売》
 11年続いた”テントウ虫”ことスバル360の後継車として1969年8月に登場したのがスバルR2だった。そのスタイルはフィアット500と共通する独特なイメージがあり、可愛くまとまっていて人気もあった。また三角窓も無くなり、窓回りはスッキリとした。モデルは最近のダイヤペットではほとんど見られないドアのウィンドー部分まで再現されている。出来が良かったにもかかわらずNo.172のスズキ・フロンテ同様アクションがドア開閉のみであり、全長が7.5cmと小さいこともあって営業的にはいまひとつで、販売数量の少ないモデルとなっている。底板は前差し込み、後ろネジ止め式となっている。
 ボディ・カラーはレッド、イエロー、グリーンの3色。
(ミニチュアカー考古学/ネコ・パブリッシング刊より引用)

r201.JPG  スバルR2は非常に思い入れがある車です。
 後年京商から1/43で発売されていますので、
いづれ御紹介しますが、イメージはダイヤペットが
良く捉えています。   
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r204.JPG r205.JPG


まだまだちちのコレクションは始まったばかり。(笑)

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最終更新日 2003/02/22




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