環境機器株式会社の社長フィロソフィー日記
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会社で一番大事なのは,「ベクトルを合わせる」ってことじゃないかと思う.「ベクトルを合わせる」というのは,会社の目標を共有し,そこに至るための手段の意思統一を図るということである.考え方を合わせることで,もっと言えば,「仕事を通じた人生の目標を共有する」と言うことだ.そもそもの成立ちからして,会社と言う組織は複数の人が集まってある目的を達成するための機能的存在だ.そしてある目的を達成する大目的は,「仕事を通じて人生を充実させること」であったりする.だから同じ組織に,「魂を磨くためある種の修行として一生懸命働いている」という人と,「僕は生活のためにやむなく働いているんです」と言う人が混じっていては大変困ることになる.これは別にどちらが正しいという訳ではない.まさしく人の数ほど価値観はあるから,比較的価値観が似通った人たちが集まって組織するのが会社と言うものだ.だから僕はいつも不思議に思うだけど,「会社に隷属するな」とか「社畜」とか言う巷の言葉はとても気に入らない.会社に属しながらその会社を憎む,または蔑む言葉使いは,そもそも,ならどうして価値観を一緒に出来ない組織にしがみついているのか,そんな人がいることで他の人に迷惑になっていないのかと思ってしまう.会社に椅子がなく,ゆっくり歩いていると警報が鳴るキヤノン電子という会社に批判的なブログがあったけれど,それって筋が違うと思う.キヤノン電子はキヤノン電子なりの哲学と目標があり,民間企業としてそういう価値観の人が一丸となって目標を達成しようとしている.嫌なら辞めればいい話で他に会社は星の数ほどあるから,なにもわざわざ同社にとどまって批判したり,また外から揶揄したりする必要はない.確かに社会は民主的であるべきで,様々な価値観を保証するべきだと思う.社会を一つの考え方で縛るのは良くない.でもその一部の構成要素の様々な組織は,単一文化でやっていくべきだし,そうでないと生き残ってはいけない.価値観を一緒にして頑張るのも美徳だと思うし,「仕事を通じて人格を磨く」と言うのも,僕や当社にとっては重要なことだと思っています.
May 24, 2009
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