言ってみれば,身もふたもないかも知れないけど,経営のコツって,「分からないもの」には投資せず,愚直に「分かっていること」で稼ぐことかも知れない.
なんとはなしに,こうあるべきだという技術や商品に投資しても,果たしてマーケットが本当に存在しているかは分からない.というより,投資している本人に具体的な市場(=ニーズ)が見えていないなら,多分市場は存在していないのだろう.机上の思い込みは,あまり当たらないってことだ.
具体的なニーズがビビッドに頭の中に描けて,目の前にそんなの欲しいなあという人が現れるまでは,愚直にいまさら面白くもない現事業で,こつこつと稼げってことだ.格好も良くないし,現事業なんて飽きが来るから,なんか「新しいことやりたい」という気持ちを抑えないといけない.
とは言っても,愚直に稼ぎ続けるだけなのも良くないのも確かだ.僕はいつも思うんだけど,稼ぐよりも使う方が難しい.愚直に現在の事業を磨いていって,ひたすら経費削減に努めれば,多少稼ぐことはできるかも知れない.ふと頭を上げて,稼いだものを使う(=投資する)ことが一番難しい.
つまり愚直に稼ぐのは経営のコツだけど,それを今度投資に転じていくのは大変難しく,でもそれをしないことには長期的な成長もできない.やはり,経営は難しい.コツコツも大変だし,ぱっと投資するのも大変,留まるのも進むのも才覚と努力が要るらしい.精進,精進.
やること、やらないこと。 Jan 6, 2011
新聞に冷や冷やしない May 4, 2010
両目で皿を見て食事できる贅沢 Apr 7, 2010 コメント(2)