ある商品・サービスを何故購買するのかと言えば,それはその商品・サービスが「必要」だからだ.当たり前のことなんだけど,なかなか実態は難しい.
「生活必需品」という言葉があるけど,人(もしくは企業)が商品を購買するときには,「必要じゃないけど買う」という様には決して思わない.それが他人から見て到底必要と思えないものでも,その人にとっては「とっても必要なモノ」だから買うのだ.
大きな買い物である住宅にしても,雨風を避けるという「必要」以上に,趣味や欲望を反映したものになる.寒冷地でもないのに,暖炉を買う場合もあるし,でも買う本人にしてみれば,それも必要不可欠の「生活必需品」なのである.そして,本当に欲しくて買う以上,「コストパフォーマンスとデザインに優れた商品」を吟味することになる.世間で言う「奢侈品」だから,「適当に」選ぶのではなくて,真剣に仕様などを検討することになる.当社の顧客である害虫駆除業界にしても,エンドユーザーである飲食店や食品工場が「虫がいない空間」を切実に望んでいてはじめて購買行動に至る.誰も「適当に」薬剤を散布して欲しいとは思っていない.白蟻駆除というサービスも,「絶対白蟻に家を食べられるのは嫌+サービスを安心して受けたい」というニーズに真剣に応えないといけない.また親しい会社が耐震補強金具を提供しているが,耐震補強を絶対に必要と感じさせられるか,絶対に必要だと感じている人の(多くの商品からの)選別の目をクリアーできるかが鍵になる.
つまり,どんなにニッチで,一見誰も真剣に考えていない様な商品・サービスであっても,それを購買する人にとっては,「絶対に必要」で吟味の対象になる真剣勝負である.供給する側が,自社製品・サービスを卑下して,「適当な商品を適当に売る」姿勢では,真剣に「生活必需品」を購買している消費者のニーズには応えられない.特に企業間取引においては,不必要なモノは絶対に買わないから,質実ともに優れたものしか市場に残らないし,商品だけではなく,それに付随する付加価値(情報やデリバリーのスムーズさ)が吟味される.
まあ供給側も購買側も,真剣勝負ってことだ.供給側が甘えを見せたら生き残れないってこと.新年から「プロ意識」を持って活動したいと思う.
やること、やらないこと。 Jan 6, 2011
新聞に冷や冷やしない May 4, 2010
両目で皿を見て食事できる贅沢 Apr 7, 2010 コメント(2)