仕事には,(1)他人から言われてする仕事と,(2)結果に責任を持ち,やりかたは自分で考える仕事の二種類があると思う.前者は主に時給で働く労働者,後者はマネージャークラスや専門職に該当すると思う.
経済が発達した先進国では,前者はどんどん国内外にアウトソースされるか,機械が代替するようになっている.労働者はいまや,知恵を使って富を生み出すことが期待されているから,「ただ単に働けば報酬がもらえる」っていう時代は終わってしまったのだと思う.
そして経済的豊かさの源泉は天から降ってくる訳がないから,やはり経済活動の結果を配分していくしかない(ない袖は振れない).そうすると,結果の如何に限らず,働いたから報酬をくれという考えは,経営者に限らず社員レベルでもだんだんと成り立たなくなってくる.
そこでホワイトカラー・エクゼンプションの話になるのだが,世の中では結構抵抗が大きいようだ.でも大体,残業代ゼロが嫌ということは,つまり結果でなく働く量で報酬を貰おうというのだから,その人はホワイトカラーでなく,やはりブルーカラーだってことだ.
そう考えると,経営側にも問題があるのかなあ.ホワイトカラーとおだてて残業代を払わずに,実際はブルーカラーの仕事をさせている.そういう会社は,不断に付加価値を上げていくプレッシャーを感じていないから,競争力も弱っていく.ホワイトカラー・エグゼンプションの導入うんぬんよりも,経営の根本的な考え方のほうが問題だと思うだけどなあ.
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