企業は一体どれ位の利益率を確保しておけば良いのかという問題は,経営者にとってもちろん重要なことだ.
もちろん業種や規模によって,目標利益率の目安は違っている.メーカーだと優良であるためには10%,サービス業なら15%,小売業や商社なんかだと5%くらいが目処になるのかなあ.
当社は専門商社だから,数%で良いかというとそうではない.業界が特殊で市場規模も本当に小さい割りに,競争が激しく売るための努力にも比較的コストがかかる.当社ではセミナーなんかも積極的に開催して顧客サービスに努めているから,そのコストも結構かかっている.
例えば,粗利率25%で3%の営業利益を出しているとする.売上10億円なら3千万円の営業利益だ.中小企業としてはまあまあの数字に見える.しかし3千万円の利益は,例えば売上が1億2千万円,つまり12%,もしくは価格競争の結果,売値が3%下がっただけで吹き飛ぶ金額でしかない.これって十分ありえることで,当社の業界でもそうなってしまっている同業者はたくさん存在している.
逆に,売上が12%伸びたり,値付けを工夫して売値を3%上げるだけで,逆に3%の利益は6%と倍増することになる.
要するに,3%や数%の営業利益率なんて,「誤差の範囲」ってことだ.
多少の業績の変化にも耐えて営業利益を確保していくためには,やはり10%近い数字を確保しておかないといけない.当社は現状ではまだまだだけど,それを実現するためのステップは踏んできていると思う.
成長戦略,利益戦略,そして長期に生き残っていくための仕組みづくり,どれも端緒についたばかりだけど,地道に真面目に努力していくしかないですね.
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