那覇マラソンを完走できた理由について,自己総括してみます.
1. ペース配分がうまくいったこと.
1キロ7分でずーっと行くと,4時間55分程度になるので,これを守る様に心がけた.実際には,最初の10キロを1時間9分(丁度7分ペース.人が多すぎて前に進めなかった),ハーフを2時間23分(7分ほど早い),ここで余裕があったので,ハーフから35キロくらいまでは結構ペースアップできました.結局,完走時間は4時間40分48秒(スタート地点からのネットタイム)だったので,6分40秒平均と言うことになる.
更に前後半の配分として,前半のハーフよりも後半のハーフが速くなれば理想的で,実際そのように出来た(前半2時間23分・キロ6分46秒,後半2時間17分・キロ6分30秒ペース). 途中で僕が追い越した若手社員なんか,前半2時間を切り,後半は3時間以上かかっていたから,これはペース配分がうまくいかなかった例ですね.
2.GPS時計でリアルタイムでペースが分かったこと.
これはかなり大きい要因だと思われる.常にキロ当たりの平均ラップペースが表示されるので, 「この1キロを何分で走っているペースか」がリアルに分かる.更に僕は心拍計も装着していたので,坂道などで心拍数が上がり過ぎないように(後でバテる),ペースを調整しながら走れた.
これも投資の差と言うか,若手社員はそういうの全然もっていなかったから,自分のペースが分からなかったと思う.やはり道具の差は大きいですね.
3.フォームを気をつけて走ったこと
ランニング本を読んで,理想のフォームを身につけるように練習していたことも技術的には大きかった.体力に任せて走ると,足の筋肉に頼ってしまって後半疲れが出てしまう.なるべく着地の衝撃を感じないようなフォーム,身体の体幹を十分に使う省エネ走法を意識し,レースの最後まで安定して完走できた.
4.栄養補給がうまくいったこと
何キロ地点で栄養補給を行うかを事前に決めておいて,クチコミサイトで評判の良かったエネルギージェルを定期的に摂取出来た.数時間かかるマラソンだと,こういうことをしていないと素人ランナーはエネルギーが足らなくなって走れなくなるらしい.更に一週間前からカーボンローディング,すなわち炭水化物を多めに摂っていたので,最後までお腹は空かなかった(というか,那覇から帰ってきたら体重が増えていた).まあ前日・前々日の飲み会は結構試練だったけれど,これも旅の楽しみだから仕方ないか.
5.痛み対策を十分行ったこと
僕は練習の時から,くるぶしとかかとが痛くなるに決まっていたから,痛み止めを最初から飲み,さらにテーピングを厳重におこなった.たぶん劇的に効果があったのはテーピングで,足首が安定したし普段は出る痛みが最後まで全然出なかった.
6.歩かなかったこと.
これはレース前から決心していて,「完走と言うからには,どんなに遅くても決して歩くまい」 と決めていた.実際,完走すら危ぶまれていた当社の女性社員も,キロ7分を忠実に全区間守って,みごと5時間切りを達成していました.
まあいずれにしても,これも最初にマラソンを誘ってくれた東京の経営者友達のおかげです.こういうきっかけがあって,その数ヵ月後に多くの社員とこれだけ楽しめたのだから,感謝しております.さて,次はどの大会を目指そうかなあ?あれ,すっかりハマってしまっている....