2008/02/26
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木綿のハンカチーフ。
1975年～76年にかけて太田裕美が歌って大ヒットした
言わずと知れた昭和の名曲中の名曲。
都会に就職した男からの手紙を読んで
女がそれに答えるという内容の歌詞は
キャッチーで切ないメロディーに見事にハマって
ホロリとさせる。
が
東へと向かう列車で
はなやいだ街で 君への贈りもの
探す 探すつもりだ
いいえ あなた私は
欲しいものはないのよ
ただ都会の絵の具に
染まらないで帰って 染まらないで帰って
あぁ切ない。
このオンナはエライねぇ。
都会の絵の具に染まらないで帰ってくれたら
それ以上は何も望まない。
美しい。
美しいよキミたち。
ココで終わってればキレかったのになぁ。
恋人よ 半年が過ぎ
逢えないが 泣かないでくれ
何!? オトコ半年も音信不通やったん？
えげつなっ！
都会に新しいオンナできたんちゃーぅん？
んな携帯もパソコンもない時代に半年ぶりの手紙てアンタ。
「金あれへんから電話もひいてへんねやんかー」て
そらその方が都合ええわのう。
そっち行ったんて３月の終わりとかそんなんやろ？
半年いうたら９月やん。
盆ぐらい帰ったれよ。
「泣かないでくれ」て泣くよそれは。
都会で流行の指輪を贈るよ
君に 君に似合うはずだ
なにソレ（笑） 罪ほろぼし？
「都会で流行の」て、いきなり絵の具染まっとるやないか。
とりあえずプレゼントにて
いなかのオンナはいなかのオンナでキープみたいな。
「君に似合うはずだ」てええカッコ言うなよー（笑）
都会のお姉ちゃんにもそんなん言うて指輪配りまわってんねやろ？
やらしいで、ホンマにもう。
いいえ 星のダイヤも
海に眠る真珠も
おっ、オンナが反撃に出た！
指輪としか言うてへんのにダイヤじゃ真珠じゃて
ネチネチーと高価なモン催促する攻撃。
おぃおぃ向こうはそんな気ないぞ。
きっと あなたのキスほど
きらめくはずないもの きらめくはずないもの
またキレイにまとめるー。
んなコト言うからオトコが調子乗んねん。
あ、なるほど！
調子乗せてダイヤ＆真珠か。
ウマイなー！
恋人よ いまも素顔で
口紅もつけないままか
あ～あ、とうとういなかのオンナをバカにしだしたよ。
ほっといたれよー。
「口紅もつけないままか」て
そこにチューしたクセにー。
さっきオンナが言うてたぞ。
見間違うようなスーツ着た僕の
写真 写真を見てくれ
今度はご自慢ですか（笑）
「なぁ写真、写真見てくれ」て
二回言うな写真て！
なにあせっとんねん。
ホンマにどんだけ自分好きやねん。
いいえ 草に寝転ぶ
あなたが好きだったの
また軽い反撃にでましたネー。
そうなんです、このヒトは草に寝転んでたんですよ、都会の皆さん。
んでケツにひっつき虫つけたままバス乗って帰るヒトなんですよ。
バラしちゃったねー。
そして何よりも
好き「だった」、出ました過去形！
今は？ そう、キライでーす！
でも木枯らしのビル街
体に気をつけてね 体に気をつけてね
なんかキレイにまとめよるのー。
本音はちゃうんやろ？
ビル街の路地裏 私に気をつけてね
刺しに行きますか！
恋人よ 君を忘れて
変わってく 僕を許して
オトコすごいなぁ。
忘れて変わっていくけど許してくれて！
言い訳しない姿勢は立派やけど、そこまでハッキリ言うか？
リンリンランランソーセージ
走れ正直者！
毎日 愉快に過ごす街角
僕は 僕は帰れない
あ～あ、言い切ってもたよ。
都会のオンナがよっぽどヨかってんなぁ。
「毎日愉快に」て遠まわしにいなかのオンナは退屈やみたいに。
そら帰れんわのー。
フィーバーしまくりでんなぁ、え、ダンナ？
あなた 最後のわがまま
贈りものをねだるわ
オンナも「最後」て言うてもたわ。
男女の終わりはあっけないモンでございます。
別れるー言うてんのにモノくれーて
オンナなかなか負けてへんな。
そらせやわなぁ。
やれスッピンだ退屈だて言われて
忘れます、変わります、帰れません
でも許してくださいて
一歩も引けるかいやのう。
しかし･･･
ねぇ 涙拭く木綿のハンカチーフください
ハンカチーフください
ココだけは何回聴いても泣ける
今日はこのへんで。
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